リチャード 読書好き好き!

ブロガーリチャードの読書記録です。

【読書メモ】肉食の思想 鯖田豊之

肉食の思想 鯖田豊之

肉食の思想 鯖田豊

 

肉食の思想―ヨーロッパ精神の再発見 (中公新書 (92))
 

 ヨーロッパ文化、ヨーロッパ文化を継ぐアメリカ文化を、肉食という視点から考察してゆく試み。

勿論、考察に過ぎないし、その説が正しい事の証明は無理だと思うけど。

この本に指摘されるまで気がつかなかったけど日本人は米を主食としている。
対してヨーロッパ人はパンや芋を主食とするイメージがあったけど、実際には主食、副食と言う区別はない。
ヨーロッパの人たちは、日本人よりもずっと肉でカロリーを補っている。
それは戦争時の食料調達の資料等を調べてみるとわかる。
貴族に限らず平民においても肉食と言うタンパク源で持ってカロリーを補っている。
 
どうやらそれはヨーロッパの土地環境によるところが大きい。
効率だけで言えば、穀物を餌として育てた家畜をたべるよりも、穀物を直接食べたほうがエネルギーロスは少ない。
それでも、その非効率が優先されるのは土地条件。
牧草が自生しやすい土地では、家畜を放し飼いしておけば勝手に育つ。
対して日本は牧草になる植物は生育しない限りは沢山育たない。
そして、日本は稲作可能な降水量であったが、ヨーロッパではそうでなかった。
降水量の事情でヨーロッパの穀物と言えば麦になるのだけど、麦は昔の技術では連作、量産が難しく、肉よりも麦の方が贅沢品だったという背景がある。

こうして、ヨーロッパでは肉が主食となっていった。

 

日本でお米が神からの恵みものという考えになったのと同様、食肉となる家畜は神から恵まれたものという考えが人の意識の中に芽生える。

家畜は殺して食べて当然、食べられるために神に作られたのが家畜なのだからという考えは人間中心的な思想に繋がってゆく。

人間は神の子で、動物は人間の為に働いたり、食べられたりするために神が与えてくれたもの。

キリスト教社会でセックスが後ろめたいものとして戒律かしていった背景には、動物と人間との差別化があるのではないだろうかという。

家畜放牧社会だと、動物が本能のままに交尾する様を日常的に観る。

人間はそんな家畜とは違うというのが思想の根底にあると考察している。

 

そんな肉食の影響で宗教や思想が「人間中心」という世界観で作られてきた。

そして人間は誰かという問題が発生する。

それは立場で異なってくる。

人間=王なのかも知れないし、人間=貴族、人間=商人だったり、あるいは人間=キリスト教徒。

根幹には、自分達コミュニティーに属さない人々を人間とは思わないメンタリティーが生まれ、強い階層社会が発生する。

これが行き過ぎて限界が来た時起こったのが革命だった。

 

革命が起こってから、民主主義思想、マルクス思想などが誕生したけど人々の根っこの意識はそう変わらなかった。

建前として平等は掲げられたけど、実際には根強い階級意識が人々の中に存在し続け意識として縛られ続けた。

それを、日本が近代化の為に思想を輸入した際、それを建前とは思わず優れたヨーロッパの考え方だと愚直に取り入れたので、平民にも公教育を与え、身分にとらわれない実力主義の人事が行われ、それが日本の急成長の原動力になったという物語は面白かった。

 

全てのヨーロッパ思想の土壌は、肉食という食文化がもたらしたものであるという論旨。

この切り口は聴いたことなかったので凄くおもしろく読ませてもらった。

 

勿論、結びつけているだけでそれが正しいとは言えないけれど、ストーリーとしては読み応えある。

 

肉食の思想―ヨーロッパ精神の再発見 (中公新書 (92))
 

 

読書は読むから聴く時代ですよ!

本書も、アレクサアプリを使って隙間時間にながらで読み切りました。

超おススメの読書方法を紹介したこちらの記事も是非ご覧下さい。

books.richardh.work

この方法もいいですし、Audioブックもプロ俳優さんの読み上げでなかなかいいですよ。

 

そして、サブスクで本が読める読書好きなら絶対お得なKindle Unlimitedも是非利用してみて下さい。

 Kindle Unlimitedはいいサービスですよ。

 

 

 

 

【読書メモ】勝間式ネオ・ライフハック100 勝間和代

勝間式ネオ・ライフハック100

勝間式ネオ・ライフハック100

 

 ここ数年、リチャードは勝間和代さんの大ファンです。

勝間さんの本めっちゃいいです。

しかも今回の本はKindleUnlimitedで読めちゃいます。

本書は、勝間式ロジカル家事を2020年環境にブラッシュアップしたような内容。

勝間さんご自身も日々進化してて、前の本ではこう書いたけど今はこう考えてますとより良いものを常に探されている。

books.richardh.work

 

読了後早速影響受けまくっちゃってます。

 

この本で良かったところ。

  • 人の意志はたかが知れてる。継続できる環境づくりの方が大事。
  • 問題の解像度を持つ。
  • 達成できそうなことしか目標にしない。
  • iPhoneを捨て Androidに変えよう。
  • 常に交渉するとお得。交渉できない相手は自分の立場が弱い時。逃げる事も視野に。
  • 幸せに達成に時間割引率という考えを用いる。
  • 睡眠の量、質を確保して幸福度を上げる。
  • 3分以内にできることは後伸ばしにせずすぐやる。
  • 新しいものを否定し既存の物に安心するのは本能と知る。
  • 本は聴ける。
  • 文字入力は音声入力を活用する。
  • 収入の1割~2割は貯金する。
  • 全ての買い物は1日いくら、1回あたりいくらになるか計算して検討する。
  • 自炊すると人生が変わる。
  • 調理家電を活用する。
  • 洋服のサブスクを利用しよう。
  • 美容院のサブスクを利用しよう。
  • 運の良さは人との接触機会の数。
  • 感謝日記をつける。
  • 酒、たばこ、砂糖、カフェイン、白米をやめる。
  • 選択肢を増やす。
  • 仕事より家事に力を入れる。
  • 使わないものは捨てる。
  • 1日1万歩以上歩く。
  • スマートウォッチを使う。

僕は勝間さん好きなので既に実践済みの事も多かった。

今回読んで新たに影響受けたのは、3分で終わるメンドクサイ事はさっさとやるということと、カフェインをやめる。

砂糖、白米はやめてみたいけど家族がいると難しいかな。

あと、1日1万歩は習慣づけたいなー。通勤の自転車辞めたらいけそうだけど踏ん切りつかない。

 

お酒とタバコは止めました。

当たり前だけど、お酒もタバコも老化スピードが早まるらしい。

酒なんて絶対やめられないと思ってたけどやめれたので皆さんにもお勧めしたい。

酒やめるとめちゃくちゃいいですよ。

あんなのなくても人生楽しいです。

 

ファッションのサブスクの章はなるほどなと感じました。

ファッションセンスには自信はない、でも、モテたいとか、営業職とか人に見られる仕事の人は検討に値すると思う。

月数千円からあるサービスで、それで確実オシャレになるのだからコスパいいかも。

 

調理家電の章は、ロジカル家事の時よりもより詳しく書かれてます。

僕は家電めぐって奥さんと喧嘩になったので買わないですけど、調理の自動化は絶対取り入れたほうがいいですよ。

ヘルシオとホットクックは手に入れたい。

 

 

本の中でも書いてましたけど、本書の内容の殆どは勝間さんのYouTubeで発信されていることなので、本を買うか迷う人はYouTubeから見てもいいのかも。

そして、YouTubeの更新頻度はかなり高いので書籍の内容からさらに進化していそう。


www.youtube

 

勝間さんのブログ。

katsumakazuyo.hatenablog.com

 

KindleUnlimitedで読めるのでサービス利用者は気楽に読んでみて下さい。

めちゃくちゃ良い内容。

 

読書は読むから聴く時代ですよ!

本書も、アレクサアプリを使って隙間時間にながらで読み切りました。

超おススメの読書方法を紹介したこちらの記事も是非ご覧下さい。

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【読書メモ】怒羅権と私 汪楠

怒羅権と私

怒羅権と私

 

 

これは存在そのものに陰陽ある本だと思う。
陰の部分は自らの犯罪経験を書籍にして販売している点。
犯罪被害者にとってはこの事実だけで心が傷つけられることでしょう。
では出すべきものではなかったかというとそうとも言えない。
この人にしか書けない内容でかつ、世には有益とも思えるような内容だからだ。
 
被害者感情にフォーカスすると、犯罪体験を本にして収益を上げると言う事は問題がある。
この人に人生をめちゃくちゃにされた人や、深刻な犯罪被害に巻き込まれた人にとっては胸がつぶされるような思いでしょう。
 
ところが加害者の視点、思考を書籍と言う形で世に発信すると言う事は次の犯罪抑止のために有益な側面があると思う。
商業的に成功すれば重版が決まり情報が広まる機会が増える。
出版社も儲かれば新しい切り口でこの人を取り上げる新しい企画が持ち上がるかもしれない。
マイケルサンデルの白熱教室に出てくる究極の選択のようなジレンマを抱えた本だ。
 
物言う投資家、村上世彰さんの本を読んだときに、当時この人はマスコミにめちゃくちゃ叩かれていたが、実は彼なりの正義を持って行動していたと言うのを本で知り、マスコミによってその人格までもが大きく歪められていたのかと、著書を通して感じた。
ところがホリエモンが後に、村上さんかっこいいこと言っているけれどもあの人はほんとに最低なところがあって友達も自殺に追い込まれそうになったみたいなエピソードを明かしていて驚いたとともに、実は本当の僕はこういう人間なんだみたいな語り口と言うのは距離をとって感じないと危ないのかもしれないと思った体験がある。
生涯投資家 (文春文庫)

生涯投資家 (文春文庫)

 
 
本書前半もエリート家庭に生まれ善良市民だった汪さんがどうして暴力の世界に染まり、札付きの犯罪者になってしまったのかが描かれている。
文だけ読んでいると同情的になり、彼自身ではなく彼を変えてしまった環境に憎しみが湧いてきてしまう。
ですが、言い分の1つであり、あくまで彼の視点であると言うことを取り込まれ過ぎず距離をとって読むのが大事でしょう。
 
以前Eテレでみた、Switchインタビュー 伊勢崎賢治×菅原小春 の回。
伊勢崎賢治さんは民族紛争を停戦させるネゴシエーターの仕事をしている。
少年兵達を沢山観てきた。
暴力というのが物凄く魅力で誘惑的なものというのを目の当たりにしてきたと語っていた。
欲しいものがなんでも手に入り、力をつけ残虐になればなるほど周囲からは承認され、大人をも跪かせることができる。
 
汪さんも恐らくそういう暴力の魅力に魅せられてしまったのではないだろうか。
30年前、僕が中学生だった頃は校内暴力はピークを過ぎていたが、まだまだ不良がカウンターカルチャーとしてカッコいいものとして生きていた。
部活では先輩に理不尽に殴られ、面白半分にタバコを押し当てられ、お金は巻き上げられる日常。
少年漫画は不良の抗争漫画で溢れて、ポップシンガーはバイクを盗んで校舎のガラスを割って周る歌を歌っていたし、そんなやつらは女の子にモテた。
怒羅権が暗躍した時代はまさに同じ時代。
 
汪さんの家庭環境もあるが、当時の日本の時代背景の影響も大きいと思う。
暴力はいけないと言いつつ、親や先生はしつけや教育という名目で子供たちに暴力をふるいまくっていた。
これは子供たちには暴力はダメだけど、正しい暴力は良いというメッセージになったと思う。
発足当時の怒羅権達も正義の暴力を行使している感覚だったことを本の中で書いている。
30年前に比べ、犯罪発生件数が大幅に下がったのは、家庭や学校での暴力行使を控えるようになったのは大きいのではないかと思う。
暴力でコントロールするという事は、子供たちに暴力の魅力を教えているようなものだから。
 
少年院、刑務所のシステム批判もとても良かった。
現在のシステムでは犯罪を犯してしまった人が更生することなど殆ど難しく、再犯を犯し刑務所に出戻ってしまいやすい。
ここの件は、より良いシステムを作った方がいいんじゃないという社会への投げかけになっている。
 
僕は以前は死刑は必要だと思っていた。
けれど、読書を積み重ねたりしているうちに、死刑廃止論者の言い分の方が合理的なんだと考えるようになった。
被害者の感情処理という問題は課題だけど、その犯罪を犯してしまった経緯というのは必ずあって、犯罪予備軍になっている人達抑止のヒントになる情報を犯罪を犯した人は持っているから。
 
以前読んだケーキの切れない少年の話も思い出した。
ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)
 

 

犯罪を犯してしまう少年の多くは認知能力などに障害ギリギリの物を抱えていたりする。
反省できる能力がそもそも備わっていない。
それを矯正する方法というのもどんどん研究されている。
 
この本は、自分をよく見せようといしている点が多少あるかもしれないことを差し引いたとしても、社会はそこから学んだ方が良いという情報が書かれている。
いじめを行えば、反動でとんでもないモンスターを生み出すことがあることや、刑務所システムの欠陥、警察と暴力勢力の癒着など考えさせられる箇所が多い。

 

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本書も、アレクサアプリを使って隙間時間にながらで読み切りました。

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【読書メモ】平成くん、さようなら 古市 憲寿

平成くんさようなら 古市 憲寿

平成くんさようなら 古市 憲寿

 

平成くんさようなら

平成くん、さようなら

 

 クラブハウスで、古市君が絡むトークルームは大体面白くなる。

トークルーム内で、平成くんさようならは凄く良いと絶賛されていた(宣伝の為かもしれないけど)。

ある日のトークは、平成くんさようならの文庫化に際して文庫版の執筆作業中にリスナーのみんなに意見を聴くみたいな内容でした。

 

トークを聴いていたら読みたくなってきて早速ぽちりました。

 

平成から令和に替わる現代を舞台にしているのだけど、近未来SFになっていて、安楽死が世界に先駆けて合法化された日本。

世界からも安楽死を求めて安楽死ツーリズムで人がやってくるような世の中。

安楽死をエンターテイメントにしたレジャー施設などが設置されていて、それが、そんなのあっても不思議じゃないなという具合にうまく描写されている。

 

Googleのようなプラットフォーマーによる個人データーベースによる記録の蓄積で、外部に記憶を記録できるようになった世界では、人の死への受け止め方がどのように変化するのかみたいな事を扱っている。

 

今は人の死は悲しい事だけど、将来テクノロジーによってその概念が変わってくるのかもしれないと予感させるラスト。

 

 平成くんのキャラクターは古市君を投影させているのが伺える。

平成くんの考えたり感じたりしていることは、古市君が実際に感じているような話なのかなと想像すると面白い。

 

また、クラブハウスの中で古市くんと仲良く絡んでいた、 澤田拓郎(ハイラム)君とか、千秋ちゃんが小説内でも登場するのでクスっとしてしまう。

 

恐らくクラブハウスの中だけでなく、本当に仲が良いのですね。

 

そのまま読んでも面白いですし、2月の古市君と千秋ちゃんのクラブハウスのトークルームを聴いていた人はより楽しめる小説になっていると思います。

 

描写技巧が凄いな、テクニックがあるなという文章ではないですけど、扱うテーマだったり、布石を重ねて導くラストや哲学的なテーマは読ませます。

 

もうすぐ文庫がでてくるそうなので、そうなればお安くなるでしょうからそれを待っても良いかも知れないですね。

 

平成くん、さようなら

平成くん、さようなら

 

 

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【読書メモ】おしゃれかるた 野宮真貴

おしゃれかるた 野宮真貴

おしゃれかるた 野宮真貴
おしゃれかるた (幻冬舎plus+)

おしゃれかるた (幻冬舎plus+)

 

 リチャードは高校生から大学生の頃、Pizzicato five が大好きでした。

当然野宮さんも好き。

そんな野宮さんのオシャレエッセイ。

 

読んでいて、時代は進んでしまったなという感想。

良くも悪くも20世紀的な価値を反映した本だなと思いました。

「大人の女は」みたいな話が多い。

Pizzicato five の世界観て確かにそんな感じですよね。

黄金期のアメリカやヨーロッパ文化のJ-POPアレンジみたいな。

新しい世代は、物や消費で個性を表現することからもっと、SNSとかYouTubeみたいな自分メディアを使って体験を発信してゆくようなイメージがあります。

彼ら、彼女らがもっと年を重ねたときに、「大人は」みたいな語りをするのかな。

世の大人像も輪郭に大分ブラーがかかってきている感じはありますよね。

歳重ねても大人っぽくないおじさん、おばさんは多いし(良い意味で)成熟した大人像みたいなのが昔よりも大分曖昧でふにゃふにゃしている気がします。

 

野宮さんの本読んだあとに、プロ奢さんの本読んでこのブログを書いているから余計そう感じるのかも。

 

books.richardh.work 

 プロ奢さんの文は21世紀感を感じますね。

 

本書は、さくっと気軽に読めますので、特に渋谷系カルチャーが好きだったおじさんおばさんは楽しめると思います!

おしゃれかるた (幻冬舎plus+)

おしゃれかるた (幻冬舎plus+)

 

 

読書は読むから聴く時代ですよ!

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【読書メモ】嫌な事全部やめても生きられる プロ奢らレイヤー

嫌な事全部やめても生きられる プロ奢らレイヤー

嫌な事全部やめても生きられる プロ奢らレイヤー

 

嫌なこと、全部やめても生きられる

嫌なこと、全部やめても生きられる

 

 Twitterを追いかけてたら本を読むほどでもないかなとおもったが、結構いい事書いてあった。

ピンと来たのは以下

 

  • 本当に欲しいものはコスパなんて発想しない。
  • 月収15万円でも幸せな場合がある。
  • ストレス解消には物凄いコストがかかるからストレスはコスト。
  • 1手先は得でも、5手先で損する選択をする人は多い。
  • 依存先が複数あるのが自立。
  • 見栄やプライドが一番金かかる。
  • やりたいこと、会いたい人を探す時は、+検索ではなく、-検索。
  • 目標は、欲望が具体化したもの。なきゃなくてもいい。
  • 自信のないことにわざわざ手を出さない。
  • 好きな事より得意なことにリソースを割いた方がいい。
  • 損切大事。
  • 好きなものを仕事にしようは、ビンゴであたるようなもの。
  • 自分のゲームと他人のゲームは違う。

まだ、色々あったと思う。

そして、最後のオチが笑った(笑)

内容としては、タイトル通り、嫌な事全部やめてもいきられるに帰結します。

 

そんなに長くないのでサクッと読みます。

普段プロ奢さんのTwitter見てる人も楽しめる内容になってます。

 

嫌なこと、全部やめても生きられる

嫌なこと、全部やめても生きられる

 

 

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【読書メモ】カミの人類学 岩田 慶治

カミの人類学 岩田 慶治

カミの人類学 岩田 慶治

 

人類学のフィールドワークを通して、カミを考える本。

タイやラオス少数民族の家に住み込んだりして、そこの地で信仰されているカミを学ぶ。

それらを通して、我々日本文化と対比させながら、我々のカミという概念についても見つめなおし。

面白いなとおもったところは、現代の科学が真ん中に来てしまった世の中のリアルと、カミが中心であったころのリアルは全く違うという事。

神の怒りに触れたら自然災害は発生する。

祖先の霊を怒らすと病気になる。

火で肉を清めないと死がやってくる。

単純に現代人が進化したというよりも、全く違う常識で生きているというのが読んでて感じられた。

 

このあたりの本の話と通じるかも知れない。

books.richardh.work

 

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また、国は違っても同じ稲作を行っていると、日本と共通する信仰の考え方、水を聖なるものと扱ったり文化的なものが似てくる。

 

全体的に文章的には平易ではないので、なかなか入ってこないけど、面白かったです。

しかし、clubhouse 始めてから全然読書が出来ていない、、、

時間は有限だ。

 

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【読書メモ】パラレル 長嶋 有

パラレル 長嶋有

パラレル 長嶋有
パラレル (文春文庫)

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 男も女も、突き詰めると、お互いのエゴを押し付け合って生きているよな。

そんな感想が漏れてしまう。

離婚しても、頻繁に連絡をしてくる元妻。

妻の不倫が原因で破局に至った、それなのになぜ?

そっけなくしても、気のない返事をしてもやはり元気?ちゃんと食べている?というなんでもない電話がかかってくる。

 

学生時代からの友達でプレイボーイで仕事に野心的な津田。

自分にはないものを備えているが、津田は津田で主人公、七郎の事を自分にない幸せを持っていて羨ましいよと一目置いている。

 

キャラクターが全然異なる七郎と津田。

七郎はオタク的で、津田はウェイなナンパガイ。

お互い見下し合いそうなものだけど、小説の中では互いにリスペクトがあり、最後はお互いがお互いの生き方に寄ってゆく。

津田は結婚しようと考えていたと七郎に告白する(おそらく、七郎の生き方への憧れもあって)。

七郎も過去やこだわりを捨てて、目の前の女性の手を取る(あーだこーだ考えずに行動する津田のように)。

 

離婚届けを提出するシーンは人間味のある描写で凄く良かった。

自分の不貞で至った離婚なのに、妻は役所で泣き崩れる。

妻には別れた後も、その涙を拭いてくれる相手がいるのに、泣きたいのはこっちだよという描写。

リアルです。

人間てそういうものだよね、、、それは七郎に対して済まないという涙じゃないんですよきっと。

なんでこうなっちゃったんだろうねという自分の身に対して流している涙。

その後の彼女の連絡も、ちらっと見える元旦那と繋がっていたいその理由も、極めてエゴイスティックだけど、そういう女の厭らしさがノンコーティングで描いてある。

 

でも、七郎はそんなことにはしっかり気が付いているのに、自分が恋愛で満たされていないときは、わかっているのに元妻の思わせに乗っかって、時には自分にも妻にやり直したい気持ちがあったんじゃないかと錯覚して動揺してみたり。

でも、新しい恋を見つけると正気に戻ってあっさりそれを捨ててしまうところが、男は男でエゴイスティック。

 

男も女も、相手を思うアクションをとりながらも、結局見つめているのは自分なんだというのがリアルな描写でした。

 

津田の女に対する考え方も、津田が通うキャバクラのキャバ嬢達の考えも、どっちもどっち。

結局、男と女、狐と狸の化かし合いなのかもしれない。

それが全てでないにしろ、そういう面があるという認識がないと、化かされて相手にせっせとお肉を貢ぎ、自分は葉っぱをムシャムシャ食べさせられて搾取されちゃう。

一番幸せなのはお互いに上手に化かし合って、最後まで魔法に気が付かず気持ちよく葉っぱをお腹いっぱい食べて死んでゆく事なのではないだろうか。

 

物語の殆どは七郎と津田のやり取りで、過去と現在がいったりきたりゆるふわに進むストーリーなのに、男女の内面で考えている事のチラ見せが生々しくて引き込まれます。

 

パラレル (文春文庫)

パラレル (文春文庫)

 
 

 

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【読書メモ】夜の虹 森村誠一

夜の虹 森村誠一

夜の虹 森村誠一

 

夜の虹 (講談社文庫)

夜の虹 (講談社文庫)

 

 森村誠一はもうやめよう思っていたが、長編であるこちらがKindleUnlimitedだったので読んでみた。

 

結論から言うと自分は短編の方が好きですね。

 

長編は粗があるというか、そこの描写は結局なんだったの?偶然で片付けちゃうの?とか、そんな動かぬ証拠をそんなところに犯人が捨てるんかいwww

ほか、あの人とあの人が恋人関係になって、あんなことに付き合わされた動機とか、、、

ラストの方で、主人公 重金が、お前人生のそんなインパクトある事件を今のいままで忘れとったんかいwww

などなど、粗さがあります。

 

散り散りに発生した事件が次第に真ん中に集まってくる人間交差点的な仕掛けのうまさは森村さんの得意技ですね。

そういうところは魅せます。

 

今回は、森村さん得意の2重オチみたいなのはなしで終わりますね。

 

まさに、火曜サスペンスみたいな昭和のドラマ風ですね。

恐らくテレビドラマ化されてるのではないでしょうか。

 

Kindle Unlimited で読めます。

夜の虹 (講談社文庫)

夜の虹 (講談社文庫)

 

 

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【読書メモ】論理的思考と交渉のスキル 高杉 尚考

論理的思考と交渉のスキル 高杉 尚考

論理的思考と交渉のスキル 高杉 尚考

 

論理的思考と交渉のスキル (光文社新書)

論理的思考と交渉のスキル (光文社新書)

 

 

ロジカルシンキング本。

やはり、コンサル会社出身の方が書かれた本です。

こういう合理的な考え方が身につくと本当にいいですね。

憧れます。

 

良かったなと思う点。

  • ディベート、交渉、プレゼンテーションの違いを認識せよ。
  • 分かりやすい表現に気を付ける。
  • 日本語の曖昧特性を排除し、論理的に話す癖を身に着ける。
  • どんな形勢の時も平常心を保ち、常に勝てる材料を探す。
  • 悪徳交渉戦術を学び、パターンに遭遇した場合はそれは戦術だと認識して冷静に対処する。
  • 譲歩は負けではない。譲歩した部分は次の攻撃材料になり得るので交渉はパッケージで考える。
  • マズローの欲求ピラミッドを思いうかべ、相手の欲しているものが、お金なのか、名誉なのか、承認なのかやり取りの中で探る。
  • 論理ピラミッドの考え方は文章作成の参考になる。

 

日本語の曖昧表現を直すの章は面白かったので、ここにメモ的に残します。

主語と述語を明確にする。

日本語は主語が省かれがちなので、主語がなにかを意識する。

小学校教育では、漢字を覚える授業で度々主語が省かれている。

  • (私は)家を建てる。
  • (私は)本を読む。
  • (私は)学校へ行く。

「この企画は積極的に推進すべきだ!」

これも、は が使われているから この企画 が主語に感じるけど、本当の主語は隠れている。

我々は とか 我が社は が主語です。

 

論理接続詞を使う。

曖昧接接続詞  ~あり、~おり、~が、~き、~し、~て の使用をやめる。

論理接続詞を使う ~の結果、~にも関わらず、~して以来、~に加え、など。

本商品の市場は成熟期にあり、価格は安定している。

このありは、繋がりを明確にしていない。

成熟期にある故、成熟期のうえ、成熟期にあるのみならず など、前後の文章で意味が変わってくる。

 

抽象表現をやめる。

推進する、促進する、強化する、見直す、構築する、増大する、合理化する。

 

これらの言葉はあいまいになるので避ける。

でも、日本社会ではこの曖昧表現で煙に巻いて乗り切る事案も多いですよね。

 

特性を意識するのは大事かもしれない。

 

あと、マインドに言及したところは参考になりました。

仕事の価格交渉や、はたまた家庭内、就職面接や恋愛の交渉などの場面で、負けたときのショックを軽減するために負けるかもしれないと思って挑む勝負は勝率が下がるんですね。

 

どんなに不利な形成でも常に勝つことを意識してないと勝率を上げれない。

その時のマインドとしては。

 

こうなるのが理想である、でも現実はそう思い通りにならない事もあるというマインドが大切という話。

 

 大石さんのこちらの本を補完するような内容で為になりました。

交渉事が多い人は、参考にすると役立つことがあるかも知れません。

books.richardh.work

 

論理的思考と交渉のスキル (光文社新書)

論理的思考と交渉のスキル (光文社新書)

 

 

 

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