リチャード 読書好き好き!

ブロガーリチャードの読書記録です。

脳のバグらせ方 脳がわかれば恋は作れる 世良サトシ

脳のバグらせ方 世良サトシ

脳のバグらせ方 世良サトシ

 

 この本はクラハで出会いました。

クラハで世良サトシさんが脳の認知機能について語られてました。

これをうまく利用すると欲しい人間関係が手に入り、なりたい自分に近づけるって話。

凄く魅力的でした。

心理学に近い内容なのかな。

恋愛をうまくやるためのHow to として書かれているけど応用はビジネス、友人関係、交渉事など範囲は広い。

恋愛に留まらず人たらしを目指す本。

相手の潜在意識を意識してそこをジャブのように打ち続けると膝からがっくり落ちてくれる。

脳の認知機能はあいまいで、感情で簡単に判断が変わってくる。

人に応用してもいいし、自分の脳をだまして結果を得るでもいいと思う。

その昔、20年前はHot Dog プレスや POPYE みたいな恋愛の教科書しかなく、スマートに食事の会計して、イスは引いてあげて、やさしさをアピールして、最初のデートはなにもせずに紳士に帰って、あれ?と意外性を持たせ3度目のデートで夜景みながら告白するとかそんなクソ情報しかなかった。

 

21世紀はより情報の時代になり、本当に有効っぽい情報がこうやって出回り始めている。

今の若い男も女も見た目がどんどん美しくなってその上こんなテクニックまで身に着けたらもう鬼に金棒じゃないだろうか。

勿論情報はもっているだけでは何の価値もなく、試して行動してさらに自分の情報として更新してやっと価値がでる。

この行動するが一番の難問で難しい。

 

モテたいって思っている人や、人と繋がりたい、自分をもっと成長させたいって人にオススメの一冊です。

 

 

読書は読むから聴く時代ですよ!

本書も、アレクサアプリを使って隙間時間にながらで読み切りました。

超おススメの読書方法を紹介したこちらの記事も是非ご覧下さい。

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この方法もいいですし、Audioブックもプロ俳優さんの読み上げでなかなかいいですよ。

 

そして、サブスクで本が読める読書好きなら絶対お得なKindle Unlimitedも是非利用してみて下さい。

 Kindle Unlimitedはいいサービスですよ。

 

 

【読書メモ】すべてがfになる THE PERFECT INSIDER 森博嗣

すべてがfになる 森博嗣

すべてがfになる 森博嗣

 SFであり推理小説である。

アニメにもなったしドラマにもなった作品なんですね。

1996年に書かれた作品でありながらヴァーチャルリアリティーの描写などは良くこんな美しく描けたなと思う。

コンピューターの知識があった方が楽しめる小説。

 

タイトルの すべてがf になるの言葉の仕掛けや、哲学的な話も面白かった。

日本では人と人とのつながりは混ぜるみたいに液体的だけど、西洋では人と人はジョインするという。

つまり繋がるという意味。

個体としてそれぞれが独立しつつJOINで繋がる世界観。

 

時代を予見したような近未来描写が凄いし、冒頭のフラグを回収する見事な推理小説としての仕掛けも良いのだけど、長くてテンポも良くないし、描写がマニアック過ぎて読みづらいので娯楽作品としては面白いと言えるのか難しいところ。

 

武井咲綾野剛主演のドラマで観たらもっと観やすいかもしれない。

 

個人的には同作者の 彼女は一人で歩くのか? の方が好きでした。

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【読書メモ】再婚日記 山本文雄

 

再婚日記 山本文雄

再婚日記 山本文雄
再婚生活 私のうつ闘病日記 (角川文庫)

再婚生活 私のうつ闘病日記 (角川文庫)

 

 小説家、山本文雄さんの日記エッセイ。

執筆中鬱病を患っており、鬱病闘病記のつくりになっている。

山本さんのベースの性格なのか病気のせいなのかは分からないけど、自分本位でわがままな振る舞い。

でも、これが鬱病による症状なんだとしたら本当に恐ろしい。

幸い、山本さんは支えてくれる彼君的な旦那さんがいて、旦那さんの多大な努力による助けがあって鬱病から回復することができた。

こんな献身的な人ばかりじゃないと思う。

普通は人間関係壊れちゃう。

死ね死ね団が毎日来て自殺念慮に囚われちゃうところなんかは本当に怖い。

自殺者の多くは鬱状態と言われ、この病気が原因で年間数万人の死者が出ている。

病気に対して深い知識と理解がある家族に囲まれないと回復難しいんだろうな。

 

食事、睡眠、ストレス管理。

これらをちゃんと意識して予防しないとね。

 

KindleUnlimitedで読めます。

再婚生活 私のうつ闘病日記 (角川文庫)

再婚生活 私のうつ闘病日記 (角川文庫)

 

 

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【読書メモ】南米でオーパーツ探している場合かよ!!さくら剛

 

南米でオーパーツ探してる場合かよ!さくら剛

南米でオーパーツ探してる場合かよ!さくら剛
南米でオーパーツ探してる場合かよ!!

南米でオーパーツ探してる場合かよ!!

  • 作者:さくら剛
  • 発売日: 2010/08/04
  • メディア: 地図
 

今回も爆笑でしたね。

アカンバロ恐竜土偶

古代人が恐竜と共存していた証拠とされていたが真相は本当にそうなの????

というオチ。

ネタばれになるからやめときますけど。

ガラパコスへ向かう客船ギャビー号の件はめちゃくちゃ面白い。

よくも丁度よくそんなトラブルに見舞われますね。

そんな引きの良さも物書きとしての才能かもしれませんね。

 

未来人が21世紀の遺跡を発掘したときに、21世紀人は猫型のロボットと一緒にくらしていた、現代と遜色ない科学技術を有していたようだ。

書物にしっかり書いてある、と驚くことでしょう。

現代人からみたオーパーツの解釈も似たようなところがあるんじゃないですかねという例え。

ふざけてるが案外芯を捉えた話かも。

 

南米でオーパーツ探してる場合かよ!!

南米でオーパーツ探してる場合かよ!!

  • 作者:さくら剛
  • 発売日: 2010/08/04
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【読書】武田双雲の「なんか困っとると?」武田双雲

 

武田双雲の「なんか困っとると?」

武田双雲の「なんか困っとると?」

 武田双雲さんのお悩み解決本。

進路、家庭、仕事、病気、など。

 

双雲先生のアドバイス、シンプル過ぎる。

そのアドバイスで相談者の腑に落ちる?と思うのですが、後日談でみんな問題が改善されて前向きになってゆく。

あまりに出来過ぎでやらせでないのであれば凄いですね。

 

基本、わくわくしながら楽しく過ごすこと、相手とぶつからずにまず相手のいう事を拾う事。

相手は変えられない、自分が変わること。

そういうアドバイスが多かったです。

 

クラブハウスで、双雲先生の話を聴いたり、他の本を読んだりした後なら入ってくる内容だけど、この本だけだと微妙、、、

 

 双雲先生のポジティブトークは、摂取しすぎるとお腹いっぱいになっちゃうのですけど、適度に、時々聞くと凄くポジティブな気分になれますね。

 

考え方のベースが仏教的なので仏教への造詣も深いのかも知れません。

 

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僕が悩み相談もので好きなのはリリーフランキーさんのですね。

役に立つかは知らないですけど(笑)

 

リリー・フランキーの人生相談

リリー・フランキーの人生相談

 

 

 

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【読書メモ】最終便に間に合えば 林真理子

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最終便に間に合えば 林真理子

 

最終便に間に合えば (文春文庫)

最終便に間に合えば (文春文庫)

 

 林真理子直木賞受賞作らしい。

KindleUnlimitedで読めるので読んでみました。

世はバブル。そんな時代の空気を反映してて面白かった。

男も女も虚勢張って生きてたんだなと。

短編オムニバス。

 

最終便に間に合えば。

男が女に奢ることが当然の時代に、女が男にいじらしくご馳走し続けるカップルの話。

そんな女の愛も男には全く伝わらない。

積み重なったストレスは些細なことがトリガーである日突然崩壊する男女あるある。

そんなチンケな男も他の女にさらわれるという終わり方をすると棘になってずっと残る。

ラスト、君と分かれたあとの彼女も君とおんなじだったよと語る彼。

そして、描かれてはいないが、昔の女にちょっかい出すあたり、恐らく結婚生活もうまく行っていなんでしょうね。

男は、え?俺に未練あったのと期待するけど、女はモヤモヤを抱えながら最後の最後に、やっぱりあの男はクソだわと確認がしたかったのだと気が付く。

 

男の身勝手さは、愛がなんだに出てくるナチュラルボーンクソ男と少し似てる。

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 エンジェルのペンは林真理子や周辺の作家の体験記ぽい話。

プライベートの切り売りは時にリアルな人間関係にも影響することがあるのかなと想像させられた。

 

てるてる坊主はハゲを気にして髪に執着する男を笑う話。

その執着がみっともない事に気づいてみたいな。

それは確かにそうなんですけど、女の人のその言説も自分はハゲ無いと思っている立場から語っているようで少しイラっとくる。

女の人もハゲたら悩むと思いますよ。

 

ワイン。話もコミカルで面白いけど、出てくるファッションの描写や一流、二流みたいなこだわりがOKバブリーな空気が漂ってて面白かった。

 

京都まで。これが一番OKバブリー感が漂ってて面白かった。

男の悪口言いまくって、パス!てセリフとか。

おニャン子クラブ、女子大生ブーム、アッシー、メッシー。

20代の女の子が圧倒的価値を持って、男たちは、~ちゃーんて言いながらご機嫌伺っていた時代。

主人公の女性も負の性欲を振りまく。

年下なんて絶対ありえないてセリフもある。

物語中盤、恋に落ちて、高校生のように~ちゃんと言い合って恋愛して逆上せている彼女に友達は、あんたバカ?!と呆れ果てる。

多分、価値ある女が男に溺れるというのはめちゃくちゃダサいとされていた時代なんでしょうね。

見つけた真実の愛がやっぱり虚構だったというオチはなんとも物悲しい。

この時代の30歳で失恋というのは今以上の重みだったんでしょうね。

 

世の中全部が虚勢はって、大人とは男は、女はみたいな~であるべきにみんなが縛られていた空気が伝わる小説でした。

 

林真理子さんもそんな時代の空気に染められつつも、染まりきらない普通の女の子みたいなのを大事にされている方なのかなと感じました。

 

最終便に間に合えば (文春文庫)

最終便に間に合えば (文春文庫)

 

 

読書は読むから聴く時代ですよ!

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【読書メモ】ブッダが教える愉快な生き方 藤田一照

 

ブッダが教える愉快な生き方

ブッダが教える愉快な生き方

 ブッダがどのような過程で悟りの境地にいきついたかという仏典の説明的な部分を前半で語り、後半は、それでは我々はどのように生きるのが正解か、禅の修行の考え方の本質はどういうところにあるのかという内容でした。

 

実はこの本を読んでいただけではなんかいい事は書いてあるけど心に入ってこない感じを持っていた。

所が、この本を読んでいるタイミングで、クラブハウスで武田双雲先生のお話を聞いた。

双雲先生の話と、この本の内容、お互いにお互いの説明になるという体験をしてしまい凄く心に入ってきた。

 

本では、苦行を耐え忍ぶことが修行ではなく、日々訪れるいい事も、悪いことも受け入れてそれを楽しんで毎日生きる事が修行ですみたいな話が書いてあった。

 

クラブハウスでの双雲先生の話も同じで、みんな、先の事を考えて不安になり、不安に備えるためにあれをしたりこれをするみたいな事をするからいけない、毎日、目の前の事を楽しんで、目標や目的なんかは執着せずにゆるく希望しているぐらいで丁度よいと。

そうすると、希望や夢がヘリコプターで誰かが自動で運んでくれる。

みんなもっとこの自動操縦の力を信じたほうが良いという話をされていた。

僕も、素直な男なのでこの話はビビっときました。

本当、不安を行動原理にすると良いサイクルにはいれない。

思い当たることが沢山あった。

双雲先生みたいに、ドライヤーで髪乾かす時も、聖なる風よいでよって思いながら一つ一つ楽しいな嬉しいなと思いながら日々機嫌よく過ごすことが幸せ掴むコツなんだと気づかされました。

 

この本と双雲先生の話がこのタイミングで結びついたのも、僕にとっては運命的な引き寄せですね、これも。 

 

よく言われるのが、モテたかったらまずモテろ、お金持ちになりたかったらまずお金持ちになれ!

世の中、プラスにもマイナスにも舵切った方向にしか進まないんだなと。

だから幸せになりたかったらまず幸せになれなんですよね。

 

勉強になりました。

なんか、この本と双雲先生のお陰でここ数日毎日楽しい気持ちで過ごしてます。

 

 

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【読書メモ】世界のニュースなんてテレビだけでわかるかボケ!さくら剛

世界のニュースなんてテレビだけでわかるかボケ!さくら剛

世界のニュースなんてテレビだけでわかるかボケ!さくら剛

 

 今回も比喩芸で笑わせてくれます。

それでいて為になる。

2015年の本なので、取り上げている内容はやや古いですが、あのニュースやあの技術って例えるならそういう内容だったのかと改めて勉強になる。

リーマンショックに繋がったサブプライムローンの問題。

詳しい内容までは把握していなかったけど、好みのイケメンをイケメン牧場で買ってきて家で育てる例えはお腹抱えて笑ってしまった。

お金持ってないOLが10年経つと、年期の入った渋いイケメン、イケオジになると見込んで借金して買ったのに、わずか数年で腹がでてハゲ散らかして2束3文の価値になり借金が返せなくなった。

ギリシャ危機は婚活パーティーに紛れ込んだ偽ハイスぺ男などなど、秀逸なたとえ話で時事問題をわかりやすく解説している。

時事ニュース他、IPS細胞、ヒッグス粒子ビットコインなどのテクノロジー、サイエンスにもふれている。

さくらさんのコミカルな文章は本当真似したい。

こんな楽しい文章書けたら人気ブロガーになれるの間違いなし。

 

さくらさんの本は旅行記や、哲学の本など結構KindleUlimitedになっているのでKUのサービスに加入している人は是非読んでみて下さい!

 

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読書は読むから聴く時代ですよ!

本書も、アレクサアプリを使って隙間時間にながらで読み切りました。

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【読書メモ】相対化する知性

相対化する知性

相対化する知性

 

めちゃくちゃ難しかった。

読んでて理解できないところばかりでした。

人工知能を開発している人は、人間というものを勉強しているんでしょうね。

人文、哲学、統計、歴史、様々な事に造形が深いです。

 わかった部分で面白かったところ。

  • 神の時代から人間の時代に、その未来は人間を超える存在の何かの時代。
  • ディープラーニングはそれを開発している人もどうやって動いているのかは分からず、最適な解を得るチューニングは職人的勘で調整している。
  • 以前は人間の脳の構造をヒントに人工知能を作り上げていたが、今はその構造はあまり意識せず人工知能をデザインしている。
  • 民主主義国家は価値が多様化するなか、経済成長というものがみんなの合意を得やすい政治的大義だったけれども、人工知能の登場によって経済成長を目指さなくてもよくなる可能性がある。
  • 人工知能の登場により、人間の認知構造が大きく変わる可能性がある。

以前読んだ、松尾豊さんの 人工知能は人間を超えるか の続編のような内容。

前著を深堀アップデートな内容。

人工知能は人間を超えるか (角川EPUB選書)
 

 

ちょっと前に、クラブハウスで、人工知能は人間を淘汰してゆくかという議論の中で、恐らく人工知能は人間を淘汰せずに生かすのではないかという話になった。

だんだん、人間は人工知能にとってのペットのような存在になってゆき、人間の方もまた人工知能にかわいがってもらうように進化してゆくのではないだろうかという未来予想。

人間とイエネコのような関係。

イエネコは人間にとってなんの生産性もないが、人間に可愛いと思ってもらう方向で進化を続けて淘汰されずに繁栄している。

 

本書にもその話の理解を補完するのようなお話 が出てきた。

 

これからどんな世界になってゆくでしょうか。

めちゃくちゃ面白い時代に生まれてきましたね。

本当に楽しみです。

 

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【読書メモ】絶望の国の幸福な若者たち 古市憲寿

 

絶望の国の幸福な若者たち 古市憲寿

絶望の国の幸福な若者たち 古市憲寿
絶望の国の幸福な若者たち (講談社+α文庫)
 

 

古市君による若者論。
クラブハウスでの語りで古市君が大好きになった。
そして、この本は本業社会学者として流石本職だねと思わせる内容。
 
まず、言われてはっとした指摘、若者って誰?て話。
高卒の若者なのか、大卒の若者なのか、高収入世帯の若者なのか、貧困層の若者なのか、海外在住経験のある若者なのか、ウェイな若者なのか、オタク界隈の若者なのか。
様々な属性の若者が存在する現代社会では、若者という言葉は解像度が粗すぎる。
 
昔、村落レベルのコミュニティーで、みんなが同じ背景を持つ集団においては、最近の若者はという言説は成立したかもしれない。
敗戦後、多くの若者が貧乏で均一的だった時代も、最近の若者論が成立し得たかもしれない。
 
社会成熟が進み、色んな背景を持った若年層が増えると、最近の若者とグルーピングするのは本来無理がある。
ところが、最近の若者論は、それを振りかざす人の思惑で道具として使われている。
例えば若者の車離れ。若年世代の新車販売台数落ち込みは若年世代人口の減少が主原因だけど、広告会社や営業担当者が顧客や上司へ説明する際、若者の趣向が変わっているからで、若者に興味を持ってもらうにはこう言うプランをといった具合に若者論を持ち出す事がある。
若者人口が減っているから仕方ないねでは済まないから。
また、最近の若者はと言う事で、時代感覚と自分の意識がずれが出てしまった中年がプライドを損ねず現象を受け止めるのに便利。
若者に悪者になってもらう事で自分が時代に置いて行かれている事実から目を背けれる。
人口動態から若年層は今後、経済的に割食う環境に置かれてゆくことは間違いないのだけど、若者が不幸になるかは別の話。
今の若者は日本史上物質的には1番恵まれている。
あらゆるものが昔よりも遥かに安価に買える。
そして、お金なくても仲間と一緒にキャンプ行ったりレジャーできていれば、つまり承認欲求が満たされる環境さえあれば幸せを感じられる。
正規、非正規雇用の話もバブル期のサラリーマンが肯定的に描かれていたのか、正規雇用すれば幸せになるて話が懐疑的。
懐古するときは、バブルの頃の若者は良かったよって語られがちだけど、当時のマスコミの記事を読むとそんな雰囲気ではない。
今でいうところの社畜に幸せはあるのかみたいな言説が多い。
 
若者と高齢者が対立軸の様に語られがちだけど、日本は企業福祉ともう一つ、家庭内福祉が充実している傾向があるという。
成人しても親と同居していたり、結婚後もなにかと親から補助してもらったりなど。
これからの人口動態をみれば、年金受給を減らして働けるところまで働くという改革が必須なのだけど、年金受給を減らすと困るのは高齢者だけとは限らない。
親の年金をあてに暮らしている人もたちまち困るので、そういう政策にシフトする力は一枚岩では生まれにくい。
 
 
勿論経済は大事なんでしょうけど、稼ぐ力があることと、幸せなことは違うという事がこれからもっともっと強くみんなが認識してゆく時代になるのかなと。
豊かさというのが自分のつくった家族がいてその中で幸せだったり、友達がいる、恋人がいる、仲間がいるとか、そういう事と幸福度は相関関係がありそう。
経済性では恵まれていないけど繋がりを感じている人は幸せと感じやすいが、友達もいない恋人もいないみたいな人には結構きつい社会なのかも知れない。
だから、政策的には非正規労働を是正して正社員にしようとか、若者の税負担を減らすため対策しようというのは必要ではあるんだろうけど、それで人は幸せにはならない。
そういう、疎外感を得て社会から分断された人が結集するとオウム真理教事件全共闘のような事が起こったりするのだろうなと本を読んで感じました。
 
なので、若者のセーフティーネットをどうするのかという政策を検討するときは、仕事やお金をどうするかだけでなく、承認欲求をどう満たせるかに着目するとより良い答えにたどり着けそう。

 

絶望の国の幸福な若者たち (講談社+α文庫)
 

 

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