ちょっと屈折したヤサ男とビッチ、ビッチの話などを6話収めた短編小説。
切ない感じと、コミカルな感じをうまくミックスしていてとてもいい文章。
面白かった。
1話のワンルーム・ミラージュと、ラストのXデー~破滅に向かってが印象的で良かった。
ワンルーム・ミラージュはかつて家庭教師をしていた教え子との同棲の話。
清純な少女性に家庭教師時代から密かに想いを寄せていた。
8年して街で見かけた時に、茶髪になり荒れ果てた彼女を街で目にする。
久しぶり元気?覚えてるのメールを送るとまさかの返信が、、、先生私を買ってくれますか。
不器用な二人のラブストーリー。
Xデー~破滅に向かっては、地球最後の日という設定。
ひょんなことから兼ねてより憧れていた女の子と部屋で地球最後の日を迎えることに。
この子で童貞を捨てて一緒に死ねると期待に胸膨らますが、彼女はX-Japanのライブ映像に没入してしまうという話し。
設定もおもしろいし、セリフ回しが面白いんですね。
読み応えありました。