良くこんな短く日本史をまとめたものだ。
ザーッと、日本の歴史を流れで説明している。
そして、最新研究も一部反映されていて、学校時代で習った歴史と今は異なる見解みたいなのが載っていて勉強になった。
日本と中国、日本と朝鮮、豪族と皇族、武士と皇族、民衆と為政者。近代になると中国と日本、ロシアと日本、アメリカと日本のような今の流れにつながるような歴史もストーリーでつながるように書かれている。
おもしろいなと思ったのが、戦国時代には日本は恐らく世界一の陸軍力を持っていた。
だから、秀吉が朝鮮出兵(正確には明王朝征服の為の前哨戦)に乗り出したんですね。
他にもペリーは開国か戦争かを迫っていたど、絶対に戦争の選択はとらせるなと大統領令を受けていた。
実際、補給線の関係からアメリカが戦争しかけても消耗戦にもつれ込み互角の勝負になった可能性が高かったとか。
他の本とつなげて読むと面白いですね。
垂直の流れと、水平の流れで眺めると歴史は面白いですよね。