西洋絵画から、西洋の男性ファッションの特徴を紹介する本。
おもしろいなと思った章はスイスの傭兵
「名画に見る男のファッション」中野京子 KADOKAWA 2014刊 内容は30篇 コドピース関連は、
— 暇人イマジン自由人 (@_himajinimagine) 2017年8月28日
『傭兵』派手なスイス傭兵―伝ヨハネス・ルドルフ・マヌエル
『皇帝カール五世と猟犬』悪趣味のきわみ―ティツィアーノ・ヴェチェリオ
200年続く超悪趣味!#中野京子 #コドピース pic.twitter.com/RtQVTid0WX
こんなめちゃくちゃ派手な格好で戦ってたんだ!
銃で戦闘する前の時代だからでしょうね。
この記事書くのにググったら、バチカンを守る傭兵はいまだこの出で立ちなんですってね。
面白い。
スイスは戦争の雇われ傭兵が輸出産業だった歴史があるんですってね。
長い槍が得意戦術でめっぽう強かったらしい。
戦争になると、王様はお金を積んでスイスから傭兵を雇い入れたんだとか。
映画バリーリンドン観た時、銃による戦争になってもみんな結構派手な軍服着てるんですよね。
昔は特徴的な服を着ることによって、ビジュアル的に敵軍を圧倒する効果があったのかなと想像。
例えば、先のスイス傭兵の情け容赦なく残虐なうわさが轟いていたとして、戦場でこの服を着た集団を目にしたら恐れをなして逃げたんじゃないですかね。
あとはセーラー服の歴史が面白かった。
英国王室の子供服から始まって、次第に少女を中心とした女性の間で流行する。
そして後に、海軍用の制服として採用されてゆく。
出発が女子供が着るものだったというのが面白い。
逆だと思ってた。
セーラー服の人気を決定づけたのはウィーン少年合唱団。
戦争で、オーストリア=ハンガリー帝国が瓦解すると、合唱団が解散危機となった。
セーラー服を合唱団の制服として再起して、合唱団もセーラー服も大人気になったエピソード。
そして、このセーラー服の文化が最も遠心力かかって普及したのが日本なんですね。
本書は時系列のファッション史にはなっていない。
絵画を例に西洋の面白い男性ファッションを説明している。
ファッション史としての視点はこちらの本の方が良かったかな。
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こちらの記事も是非ご覧下さい。
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