
アルテイシアさんは言葉選びが面白い。
ぶっこんでくるギャグがアラフォーのオジサン向けw
本書で気に入ったセリフ「ぶっコロ助」w
これいい。使おう。
本書は、いつもの恋愛コラムとはまた違う。
毒親育ちの体験記、自己愛が強すぎてホラーな死に方をされたお母様の話、自殺されたお父様の話、子宮全摘手術の体験記、夫との結婚生活を通して得られた結婚観、家族観の話が本の柱。
毒親、婦人病、親の自殺、結婚生活。
自身に同様の悩みがある場合は役立つ実用エッセイになっていると思う。
本書の中で一番印象的だった話。
夫にもう離婚するって言ってしまったエピソード。
知人のセクハラ話を聞きながら深酒してしまい、何でお前ら男はそうなのだと当たり散らして離婚する!とやってしまった。
夫は、「離婚なんかしない、俺はいつでも君の味方だろう」と背中を撫でた。
これは、アルさんの方が夫に対してモラハラだし酷すぎる話。
冷静になってそれは自覚している。でも、自分や、大好きな友人が体験するクソみたいなセクハラ話の数々が冷静さを失い憑き物につかれたように反応してしまったという反省。
アルさんのオンラインエッセイをたまに読む。
将来は尼寺を作って、大人の女子高を作って男なんていなくてもいいサロンみたいなのを作りたいって話を聞くたびに、クソと一緒に男達全員燃えて灰になれ!お前らは要らないと言われているようで、僕は悔しさみたいなものを感じる事もあった。
でも、下記のような読書体験を通して、アルさんの話を聞いた時に、男からのセクシャルな加害で嫌な体験をしている女性は沢山いて、時々怒りとしてそれを燃焼しないと自分が保てないようなトラウマを抱えている人も要るのだという事に気が付かされました。
極端なフェミ主張に反応して、ロジカルに徹底抗戦してしまいがちだけど、そういう辛さの部分を想像するという事がもう少しあってもいいんだろうなと思った。
この人無茶苦茶な事言ってるけど、なんか嫌な事あったのかな?
理解はしてあげれないけれど、辛いんだね、悔しかったねと想像してあげる気持ち。
勿論中には身勝手な女もいて、男は利用するけど利用できない男は要らない!燃えて無くなれ!とただただサイコパスに思っている人もいるので話は難しいけれど。
それとやっぱりセクシャルな問題で生きづらい男も少なくないので、女性もそういう男の気持ちへの想像力を持って、お互い、男と女が思いやれたら世の中良くなるのになと思う。
綺麗すぎる理想かもだけどそうなるといい。
軽い読み物としてもおススメだし、深堀すると深くなる本書です。
是非読んでみて下さい。
こちらはKindleUnlimitedではないです。
Kindle Unlimitedで史上最高に読書が手軽になっている時代だと思います。
そして、読書は読むから聴く時代ですよ!
こちらの記事も是非ご覧下さい。
この方法もいいですし、Audioブックもプロ俳優さんの読み上げでなかなかいいですよ。
Kindle Unlimitedまたセールやってますね。