ここ最近はまっていた森村誠一短編小説シリーズ、今巻で最終巻です。
今巻の中で一番面白かったのは「盗めなかった“切り札”」です。
独り身の老婆。
お金を貯蓄することが、趣味で、ためたお金で10日で1割の金貸し業を密かに営んでいた。
お金に関しては執念深く、踏み倒そうものなら執念深く海外までも追いかけて取り立てるほど。
何者も信用できない老婆、銀行も信用できない、さりとてせっかく貯めた金も現金で自宅に保管していると泥棒に狙われる。
熟考の末、ここなら盗めないという現金の隠し場所を考え付く。
屈指の腕利きの泥棒が集う日本泥棒協会の間でも、その老婆は有名であった。
確かに現金を隠し持っているはずなのに、何人が空き巣に入っても現金のありかが分らなかった。
泥棒日本一を決めるべく、泥棒協会はコンペを行う運びになった。
ルールは、この老婆の家に入り現金のありかを見つける事。
腕自慢の泥棒三勇士はコンペに勝つために、順にアタックをかけるもとうとう見つけ出すことができなかった。
これは、泥棒協会の名折れかと全員があきらめかけたとき、協会会長がある意外な隠し場所を思い当たる!
果たして泥棒達は老婆の現金を見つけ出せるか。
この話も2重にトリックが組んであるオチでいかにも森村誠一らしい。
森村誠一はエンターテイメント小説の達人だと思います。
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最初に同著者にはまった1冊
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