SFであり推理小説である。
アニメにもなったしドラマにもなった作品なんですね。
1996年に書かれた作品でありながらヴァーチャルリアリティーの描写などは良くこんな美しく描けたなと思う。
コンピューターの知識があった方が楽しめる小説。
タイトルの すべてがf になるの言葉の仕掛けや、哲学的な話も面白かった。
日本では人と人とのつながりは混ぜるみたいに液体的だけど、西洋では人と人はジョインするという。
つまり繋がるという意味。
個体としてそれぞれが独立しつつJOINで繋がる世界観。
時代を予見したような近未来描写が凄いし、冒頭のフラグを回収する見事な推理小説としての仕掛けも良いのだけど、長くてテンポも良くないし、描写がマニアック過ぎて読みづらいので娯楽作品としては面白いと言えるのか難しいところ。
武井咲、綾野剛主演のドラマで観たらもっと観やすいかもしれない。
個人的には同作者の 彼女は一人で歩くのか? の方が好きでした。
読書は読むから聴く時代ですよ!
本書も、アレクサアプリを使って隙間時間にながらで読み切りました。
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