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【読書メモ】誰にも言えない夫婦の悩み相談室 小野 美世

誰にも言えない夫婦の悩み相談室  小野 美世

誰にも言えない夫婦の悩み相談室 小野 美世

 

 

夫婦に横たわるよくある悩みをどういう姿勢で望んだら良いかと言う作者の提言。
 
主に妻側の視点!
同著者よる負けるが花と言う別タイトルの本を補完する内容。

 

軸になる考え方として、相手をコントロールしない、相手の気持ちや反応は相手のもの。
自分の意に沿わせようとする事はコントロールであると言う事。
 
まずコントロールすると言うことを手放すことから始める。
それは相手に合わせる、服従する、我慢すると言うことではない。
 
自分の気持ちは惜しげなく相手に伝える。
どうしたら正しく伝わるのかはしっかり考えて話をする。
それでもどうしても伝わらないし、相手が変わってくれないことはある。
 
そうした場合に、自分の大切にしたい特性は何なのかと言うことを考える。
 
例えば少なくないカップルが落ちるセックスレス問題。
自分の希望を相手に伝え、セックスしたいと思っている方が誘うべきではあるが、相手の気持ちが反応は相手のもの。
自分の期待する反応とは違うものが返ってくるかもしれないがそれで相手を責めてはならない。
 
それでも自分の大切にしたい特性や欲望、セックスを大事にしたい、そんな思いがあるなら、いちどきりの人生なので婚外恋愛も検討に入れることを否定しない。
変わらない相手へ希望をぶつけ続けるというのもあまり生産的ではない。
 
そういうことを肯定的に描くようになったのは令和らしい本だなと感じました。
 
家族観も時代とともにどんどん変わっていっているので、既存の常識に縛られずアドバイスを送っている点については踏み込んでいるし実用的だと思う。
 
読んだ人が救われるような内容でなければ読む価値がないですもんね。
 
後は読者が読了後それぞれ自分の人生を考えていけば良いのだと思います。
 
そして夫婦に限らずあらゆる人間関係が流動的です。
特に環境要因が人間関係に及ぼす影響と言うのはとても大きなものです。
 
うまくいってた夫婦も職場関係や出産育児等のイベントで、関係が変質してしまうのもよくある話です。
 
またうまくいってない夫婦も、夫の転職などを機に良好な関係に変わっていくことだってあり得ます。
 
先日読んだreiさんの本の言葉を借りるなら、人生は今よりましな選択を選んでいく事の繰り返し。
 
問題に行きづまったら環境や行動を変えたりする事は有効な方法だと思います。
 
悩んでいるだけでは何も変わらないし解決しないので、本書のような本を参考にしたりしながら、よりマシな夫婦関係を選んでゆけたら良いのではないでしょうか。

 

 

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