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【読書メモ】ユーチューバーが消滅する未来 岡田斗司夫

ユーチューバーが消滅する未来 岡田斗司夫

ユーチューバーが消滅する未来 岡田斗司夫



岡田斗司夫さんによる未来予測。
話題の中心はデジタルが人間の営みをこの10年でどのように変えるか。
 
僕のこの本への感想は、10年でそこまで行かんだろ!でした。
 
自動翻訳が発達してYouTubeもグローバルな競争にさらされる未来。
これについては、そういう部分もあるだろうしローカルなものはそれはそれで残っていくんじゃないのかなあと僕は思います。
日本人だからこそわかる冗談や文脈っていうのはなくならないのではないだろうか。
 
ただテレビや映画に関してはおっしゃる通りのことがかなり起きてますね。
ここ1 、2年でNetflixも日本でもかなり浸透したし、面白いなって思って観ていたドラマが原作が韓国でつくられたもののリメイクということがかなり増えました。
日本で制作されたドラマよりも、海外ドラマを観る習慣は確実に以前より増えているような気がします。
 
シェアが縮小していくと言う点においては当たっている意見かもしれません。
 
ただ、その理由が自動翻訳という点はどうかなという気がします。
現状の言語ではディープラーニングでネイティブレベルのスムーズな翻訳は無理じゃないかなという気がします。
人間による映画の翻訳も、日本人にわかる概念でかなりアレンジして意訳してますし、同じ芸当が現状技術の延長でできると思えないです。
 
可能性があるなら、新しい日本語が発明される事です。
機械翻訳と親和性の高い、外国人も、日本語ネイティブにも取得しやすい新しい日本語が発明されると良いなと思いました。
落合さんの本に書いてありました。

それであっても、コミュニケーションて、誰が言うかていうのが大事だから、同じ内容であっても、日本人がやった方が日本人に受けるみたいな事は残ってゆくのではないでしょうか。

現状のYouTuberがやっているのも海外でバズった内容を日本でアレンジしてだしている作業だったりするので、そういう仕事はそんなに言うほどなくならないかなと思います。

翻訳だけがその鍵ではない気がします。

 
アマゾンは不動産に進出するのは未来予測と言うよりは、あったらいいなを感じました。
不動産が簡単にネット上で売り買いできるようになると、マイホームを建てるとか不動産を所有すると言うことの意味が今よりももっと変わってくるかもしれません。
マイホームに今以上のリセールバリューがつくようになる。
なんなら、売る際のスペック比較になるような建築基準規格みたいなものを新たに作ってほしいです。
 
マイホームを建てる時に業者間の内容が、パラメーターが多すぎて1つ1つが割安なのか高いのかがさっぱりわからないのです。
 
今だと不動産は業者に売るとか、中間業者が入るのが一般的で、そのせいで、土地にだけ価格がついて建物については評価ゼロ状態ですけど、これが個人間取引がもっと簡単になれば建物にも値段がつくようになってくると思います。
 
同じようにヤフオクやメルカリは車やオートバイの個人間売買をもっと簡単にしてくれたらいいのになと思います。
いまそのあたりが難しいのは主に法律や制度絡みの部分ですよね。
 
そんなことも、マイナンバー制度が整備されたらもっと簡単になるのでしょうか。
 
バーチャルリアリティーのクオリティーがどんどん上がっていくとリアルの恋愛は淘汰されると言う予測はどれぐらいの未来かわからないですけけれど、ある程度は当たってくると思います。
 
ただ、現状、LINEのAI女子高生りんなちゃんだったり、Amazon Alexaが何年たっても、たった3分ですら楽しいおしゃべりが難しい現状をみると、AI技術が人コミュニケーションを代替してゆくというのは、あと10年では難しいと思います。
 
ただ、本当に機械が30分でも楽しいお喋りをできるようになのであれば、岡田さんが仰るような世界はあり得るでしょうね。
 
恋愛は全員がハッピーなゲームではなく、上位何割かが総取りするような構造はなかなか変わりそうにないです。
 
そんな、しんどい無理ゲーと向き合うよりは、バーチャルの世界でもっと心地よいコミュニケーションが楽しめるならみんなそっちに行くよねと思います。
 
そうなると家族の在り方も変わりそうです。
親子愛もなくなりそう。
 
これは消滅世界と言う小説で描かれています。
AIで政治決定がされていく世の中におそらくなっていくでしょう。
ただ、人間は最後に決断する時は必ず感情をベースにします。
コンピューターが最適と判断した政治決定を上手に民衆に伝える政治家の役割が重要になってくるでしょう。
そうなると政治家はこれからはキャラで選ばれると言う指摘は当たってるんじゃないか思いながら読んでいました。
 
近年、ポピュリズム政治家が選ばれてきているのを観るとそう思います。
 
末章はやっぱり岡田さんのサロンへの勧誘でしたね(笑)
これは毎度のお約束。
 
これは批判ではないですけど、サロンてもはや現在の宗教ですよね。
それでQOL上がっている人もいるのだから悪い事ではないですね。
 

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