前半、愚痴っぽく、根暗で、めんどくさい性格の主婦。
こう言うのは悪い真面目だよね!
そんな印象抱き、読んでて怠いと思いました。
ページ真ん中あたりから、どんなモラハラ夫と暮らしているのか、どんな両親に育てられたのか、そして多分世代的には僕と近い世代で、育った時代の子育て空気とか。
そんなのを知るにつれ、だんだん共感を感じだした。
根っこの部分で僕と似たところある。
人との近すぎる距離が苦手だったり、争い事が嫌いだったり、楽しみの集まり事も当日迎えると怠いな、ドタキャンしたいなと思いつつ、勝手に気持ちを汲んでしまいそれができなかったり、親近感が湧く。
終いには解るよ、解る、そうか大変だな、頑張って欲しいって応援していた。
登場する旦那さん。ザ・亭主関白とダイソーにコーナー設けていいぐらいのそれで、一緒に暮らしてたら地獄だなと思う。
現に、反芻さんも地獄だなと感じているんだけど、凄いなというかなんだろう、ナイス!いいぞ!がんばれ!と言ってあげるべきか。
例えるなら、ヨットスクールに入校し、遠浅の海だからと騙されて荒海に投げ込まれ、サーフボード一枚の機材で、遠くなった陸地を目指すでもなく、押し寄せる波にのまれないように必死に覚えたサーフィンで結果見事に波に乗れちゃっているのを見ているような感じというか。
多分、夫婦ってこういうもんでしょう?ていう達観や悟りがあるわけでもない。
諦めきってもいない。逃げる選択肢は一番最後に置いて、その時々の最適化を更新している状態。
離婚して逃げるっていうのも勿論強さだなと思うけど、逃げずに波に乗るって生き方もまた強さだなと思う。
単純思考の外野は絶対そんな旦那は別れた方がいいという言葉を投げるだろうけど、反芻さんの文章を読んでいると夫婦ってやっぱり外野には理解できんよなとあらためて。
杏ちゃんと東出君も離婚すべきとはやっぱり思えないよね。
それは二人が決める事。
外野からノイズになる意見投げるのは無粋だと思いますね。
この文章は、共働きも、専業主婦も、妻業に従事する人なら共感して癒される。
タイトルは編集サイドが勝手に考えてますね絶対w
エロの部分は1mmもないので期待している人は先に言っときます。
エロい、笑えるが欲しいなら深爪さんをおススメします!