リチャード 読書好き好き!

ブロガーリチャードの読書記録です。

【読書メモ】みんな夫婦で病んでいる

みんな夫婦で病んでいる 本田りえ

みんな夫婦で病んでいる 本田りえ

 

3組に1組の夫婦が離婚しているという。

でもそれは数字のマジックで実際は違う。

離婚件数 / 婚姻件数 で算出しているから。

人口動態を考えたらそこまでの数字ではない。

 

ではないにしろ、結婚が普通で未婚が普通でないと言う価値は変化し、離婚と言う選択肢は珍しい手段ではなくなった。

 
書かれている内容は、モラ夫に対する対処の仕方、セックスレスに対処する方法、家事育児の分担、DV、精神障害、パーソナリティ障害等、対処法が具体的に書いてあるが、多くは机上の空論的な印象を受けた。
 
やはり相手あってのこと、2人が夫婦関係に問題があると認識していて、かつ改善したいと言う意思があれば、書かれているように事が進むと思うが、大抵の問題は俺には問題ないとか、悪いのはあいつって思っているものなので、そう簡単には進まない。
 
誰しもが、自分は間違ってないと思うものだし、特に親しい人から、あなたは間違ってると指摘されると反発したくもなるものだ。
 
故に夫婦は難しい。
 
夫婦問題について書かれた本は、大抵は男女平等、ポリティカルコレクトネスに配慮して書かれいる。
 
ところが、僕の周りを見ていると、意外と平等を目指そうとしている夫婦の方が問題を抱えて躓いているように見える。
 
仮説だけど、遺伝子レベルの話なのか、それとも社会文化の圧力なのかはわからないけど、男はこうあるべき、女はこうあるべきと言う価値に人は引っ張られる。
男らしくあったり、女らしくあったり振る舞ったり、振る舞われたりすることの方が快適を感じると場合が多いのではと最近考えてしまいます。
 
僕の持論の話になってしまいました。
 
本の感想に戻すと、婚姻関係と女性ホルモンとの付き合い方について触れた部分があるので、そこについての知識がない特に男性は読む価値があると思います。
 
モラ夫に悩まされているどうしたら良いのかわからない女性には、あまり実践的な話にはならなさそう。
 

読書は読むから聴く時代ですよ!

本書も、アレクサアプリを使って隙間時間にながらで読み切りました。

超おススメの読書方法を紹介したこちらの記事も是非ご覧下さい。

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【読書メモ】認知バイアス辞典

 

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認知バイアス辞典

 

 

人間が生きて、生き残り、生き抜く為に、発達してきた様々な特性。
それは、心理的プログラムとして現代人にも生きて機能している。
 
そういう、つい、そのように振舞ってしまう特性を、認知バイアスと呼ぶ。
それら認知バイアスを研究している研究者が、存在する様々な認知バイアスを紹介する。
 
これらバイアスは、商業活動や、政治行動、判断、決定時に、知識を持っている人が、対人操作として利用していることがよくある。
本書で、それら認知バイアスの存在を知り、学んでおくと、決定、判断を迫られたときに、これはあのバイアスだ!と気づく可能性が増え、より良い選択をする際の手助けになる可能性を秘めた本です。
 
バイアスの名前と説明、日常ではどんな場面で用いられているか、裏付ける実験結果が掲載されている。
 
個人的におもしろいと思ったのは、現状維持バイアス
コインの裏表を充てるゲーム。
勝ったら、1500円もらえ、負けたら1000円払う。
確率1/2で買った時の方が得が多いので、期待値は -1000円 x 1/2 + 1500円 x 1/2 = 250円
ゲームとしては参加したほうが有利なゲームなのに、ほとんどの人はゲームに参加しない。
 
実験上、人は負けの2.5倍以上のリターンが見込めないとゲームに参加してこない事がわかっている。
それほどに、人間は得する喜びよりも、損することを嫌うという事を証明した実験。
 
このことから、期待値が0越えの勝負は参加すればそこそこ勝算が高いという事。
なぜなら参加者が少ないから。
 
この期待値っていう考え方を取り入れて生活してゆくと、役に立ちそうな気がする。
気持ちに左右されないデーターに基づいた判断。
 
文章は少々読みにくいところもあるけど、存在する様々な認知バイアスが紹介されいているので、頭の隅に置いておくと冷静な判断ができるかも。

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【読書メモ】顔ニモマケズ 水野敬也

様々な理由で、外見に定形外な個性を持ってしまった人達のインタビュー。
 
人の価値は見た目では決まらないのだが、人は見た目で受け入れたり、受け入れなかったりという現実がある。
 
生存バイアスで、このインタビューに応えている人々は、このテーマでなにか伝えたい意志のある人々なので、問題を持っている人がみんな折り合いつけて前向きに生きているわけではないでしょう。
 
インタビューを通じて共通しているのは、自分のちからでどうにもならない事は受け入れるしかないし、それよりも出来る事を使って人生を楽しんでゆくしかないという事。
同じ時間を使うなら楽しく過ごした方が良い。
そんなメッセージを感じました。
 
テクノロジーが発達して、皮膚感覚とかそういうものが電気信号で伝達できるようになると、人は見た目問題というのから解放されるようになるだろうか。
 
アバターでなりたい見た目になれるようになったら、、、
それとも、アバターは美形だけど中身はどうなのとう事が問われやっぱりその価値がなくならない世界観が続くのか。
 
勿論僕の中にもある、見た目差別の感情について深く考えさせられました。

 

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【読書メモ】ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー ブレディみかこ

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ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー ブレディみかこ

 

アイルランド人の配偶者を持つブレイディーみかこさん。
 
子育て体験を通してイギリスにおける格差社会問題、人種差別問題、変わりゆくイギリス様子を色鮮やかに描写する。
 
移民を受け入れ、多民族国家となっていくイギリス、大英帝国時代からの緩やかなに衰退をしながら、成熟国家になっていくイギリスの様子は、将来の日本国家もやがて辿る道に思えとても参考になる。
 
イギリスも急速にリベラル的な考えが入ってきて、保守的な考えと摩擦しながらもリベラル的に変化を進めているようだ。
 
アジア人は世界中に住んでいるが、イギリスではこんなにもアジア人差別があるのかとうのが赤裸々に描かれている。
差別的なクラスメイト、差別感情を持っている大人たち。
ただ、学校教育の現場ではそういうのを改善しようという動きが書かれている。
中華系の生徒会長が存在していたり、人種差別する少年を厳しく指導したりする様は、国の方針みたいなものが無いとこうならないと思って読んでいた。
 
僕もロンドンを旅行したときに現地の子供たちに囲まれてチャンチャン、チュンチュンとはやし立てられた。
釣り目のジェスチャーをしてからかわれたり!
ただの観光客にそこまでできるっていうのは家庭内で相当な差別をしてないとはならないと思った。
 
そんな差別感情の多い社会の中でオノヨーコと結婚したジョン レノンは当時恐らく相当な変わり者だったでしょう。
ポール・マッカートニーにはジョンとヨーコの結婚には苛立っていたという話もある。
 
イギリスもまだまだ人種差別と言うのは根強くあるが、社会全体としてはそういうものをなくしていこうと言うエネルギーを感じさせるような話も多かった。
 
古いイギリスを継承しつつ、移民とともに新しいイギリスを作っていくのでしょう。
人口減少が起こってくる日本でも、それはおそらく将来同じことを受け入れていくことになるのではないか。
 
息子くんが人種的なアイデンティティーに葛藤しながら、いつの間にかいろいろなことを受け入れたり消化して大人になっていく成長期の部分も読んでいて楽しい。
 
話題になった図書でとても読みやすい文章です。
人の立場になって考える、考えを合わす事はできなくともお互い尊重し合う事、大事なことが学べる一札です。

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【読書メモ】されど私の可愛い檸檬 舞城王太郎

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されど私の可愛い檸檬 舞城王太郎

 

たまには小説を読んでみました
トロフィーワイフ、ドナドナ不要論、されど私の可愛い檸檬の三話収録
一話目のトロフィーワイフは正しい生き様が周囲の人に暴力になっている姉を描いた作品。
正しさの前には、みんな居心地が悪くなり、そして正しさの暴力によって心を縛られる。
そんな様を上手に描写している。
 
僕も友達にものすごく正しい人がいる。
憧れたり、真似したいなという思い成長の刺激にもなるが、その正しさと眩しさに心が沈む時が正直ある。
 
ドナドナ不要論はSF小説を読でいるような読み応え。
夢の世界と現実の世界が行ったり来たり。
取り扱いのテーマは夫婦であったり、親子であったり、家族であったり。
 
家族が病気などで精神を病んでしま以前の人格ではなくなってしまった時その相手とどうのように対峙していくのかということを考えさせられる
 
三話目 されど私の可愛い檸檬
少年から青年へ成長していく様を恋愛と仕事いうフィルターを通して描いている。
恋愛のことならフットワーク動けても仕事のこととなると、そんな軽くは動けない。
言い訳したり流されたりしている間に、人生は終わってしまうのかなというようなことを考えさせられた。
 
されど私の可愛い檸檬も不思議な読了感の小説。
 
リズムもよく言葉も難しくないので、ハマる人にはハマるかもしれない。
 
Kindle Unlimitedで是非どうぞ!

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【読書メモ】「運がいい人」になるための小さな習慣 サチン・チョードリー

「運がいい人」になるための小さな習慣 サチン・チョードリー

「運がいい人」になるための小さな習慣 サチン・チョードリー

 

在日インド人のサチン・チョードリーさんの著書。
 
目新しい意見というのは、あまりないけれども語り手を変えて読んでみると、改めて心に刺さったりする。
こういう本は定期に読むのは良い。
それこそが運を呼ぶ習慣だと思う。
 
厳密には運気を上げる確実な方法というのはないと思うけど、運気を上げる確率を高める方法というのは存在すると思う。
本書の内容はまさに確率をあげる方法だ。
 
僕もこの本を読んで一つ新たな習慣として取り入れたことがある。
 
それは井上陽水奥田民生のありがとうという歌を毎日聞くということ。
これは宗教でいうところのお経に当たるものと自分の中で位置付けてる。
 
9月はなんとなくついてないことが多かった月であったが、この本をきっかけに10月から運勢を上げていきたい。
 
まずは付いていないとか運が悪いとかっていう言葉から控えていこう。
 
現に9月に起こった問題は損を出しながらもう一つ一つは解決して、クロードしている。
 
ブログネタを買ったと思ってアンラッキーも楽しんでいきたい。
 
何だかんだ僕は運がいいのだから!
 

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【読書メモ】やれたかも委員会 吉田 貴司

 

やれたかも委員会 吉田 貴司

やれたかも委員会 吉田 貴司

 

いつの間にか大好きな漫画、やれたかも委員会の5巻が発売されていた。
 
Kindle Unlimitedでも読めるのだが、このシリーズは大好きなのでデータとして残したいのと、作者により多くのお金が入るのではないかと思い単品購入した。
 
またいつものやれたかもストーリー。
個人的に刺さった話は、おっパブ嬢とのやれたかもと、8年間片思いしてくれた男との、やれたかもの話。
 
おっパブ嬢の話はこのシリーズの典型的パターンで、あと1歩の勇気が足りなくてやれなかったのではというよくある話。
 
8年間の片思いしてくれた男の子とヤリそこねた女の話は、男の恋心や深い愛情に気づきながらも、目の前の欲望に流されて、他の男と付き合ったり、かと思えば片思いのその男の優しさを利用したりと、女の子あるあるの利己的描写がリアリティ溢れててとても良かった。
 
そして、男の方も8年間思ってたくせに最後までいい人というキャラで振り向かせようとしている童貞性がたまらない。
 
とてもすれ違ってて良い。
 
やれたかも委員会作者が言うには、次回を最終巻とするらしいです。
 
大好きなシリーズなので、続いて欲しかったですけど、終わっちゃうんですね寂しい。

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【読書メモ】「非モテ」からはじめる男性学 西井 開

「非モテ」からはじめる男性学 西井 開

非モテ」からはじめる男性学 西井 開
人間科学研究の著者が主催する非モテ研究会、通称、非モテ研。
非モテ男性が集まり互いの非モテ体験を共有し、参加者の自分との類似体験から非モテの自分を取り巻く男性社会の構造を浮かび上がらせたり、ストーカー加害や女性の同意のない身体接触を犯してしまったことを反省もしつつも、問題行動を起こしてしまった時の心理や、それを向かわせた環境要因を考察するに至ったり。
 
こういう話合い活動を通し、男性社会のに存在する構造的問題、男性の立場から見たジェンダー問題を考え、まとめた本です。
 
読んでいて非モテと言う現象は自己責任にとどまらない構造的な問題が絡んでいるなと感じた。
性犯罪の研究分野では発達障害や依存症など個人特有の問題として解析や改善方法の開発が進められているが、本書を読むと、個人の特性だけではない社会構造があるように思う。
 
また生きづらさを感じる非モテ男性達が、この活動を通して自分の不遇を消化できたり、癒されたりする様が描かれており、当事者で集まって話をするという事は問題に対してとてもポジティブな営みなんだなと感じた。
 
読んでいて反省したのは、この本で言及されている男性社会にあるコミュニケーションの問題。
具体的にはカラカイや弄りによる親密さを深める行動。
僕はこれまでたびたびこのことで人を傷つけるようなことがあったと思う。
そのことで失ってしまった友情もあったし、中には被害の方の人生に大きな影響を与えてしまった可能性もある。
そして、この問題は加害者は常に加害者ではなく、被害者は常に被害者ではない点も注意だ。
あるコミュニティーでは被害者だった男性も、強くいられる場では加害者になる事もあるのだ。
相当意識しないとつい犯してしまうコミュニケーション。
その事にもっと自覚的になるべきと思った。
 
もっと気持ちの良い人を傷つけないコミュニケーションが取れるようになりたい。
 
現状、男性の生きづらさについて、女性と権力を持った男性から無視されている。
モテないのはモテない人が悪いでしょうと言う恋愛自由主義が社会の中では当たり前に許容されている。
今の空気のなかでは強くなることですか幸せになる道は無い。
でも、生きづらい人を作り出して放置すればインセルによる無差別殺人みたいな悲劇を引き起こしたりするし、極端な偏りになれば戦争も引き起こしかねない可能性はあると思う。
 
こういう話がもっともっと世間に認知されるようになり、多くの人が生きやすくなるような仕組みができたら良いと思った。
 
本書はそういう男性の生きづらさ問題を取り上げた、今は珍しい営みの一つを記録した本だと思う。

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【読書メモ】無理ゲー社会 橘 玲

橘 玲さんの最新刊の新書。
 
他の著書とも重複点も多いが末章は面白かった。
 
資本主義社会と言うのは恵まれている人がどんどん恵まれて行く。
 
それは福利の計算で説明されている。
お金を持っている人はお金を使ってお金を増やすことができる。
持っていない人はそれができない。
そして経済格差は時に幸福度格差も生み出す。
 
人間関係を説明するのに用いた3つの空間。
愛情空間、友情空間、貨幣空間。
現代社会と言うのは通信や移動手段がテクノロジーが発達したため、かつて150人がマックスだった友情空間が理論上75億まで広がった。
友情空間の広大な広がりにより相対的な価値が下がり、愛情空間に価値が置かれるようになってきた。
 
この愛情空間の充実が幸福度を左右している。
男性において、家族や恋人を持つ事と経済力は関係があるので、経済弱者になると愛情空間に身を置くことが難しくなりがちになる。
 
そして、かつては身分や生まれのせいで不幸な人生を送っているという説明が成り立ったが、今の自由主義的考えでは、表向きにはそれは自己責任、努力不足で起こっている事と説明されるのでその苦しさがある。
(実際は、格差によるスタートラインの違いなど努力では表向きの教義と異なる実態が横たわる)
 
人類史を見ても平和な時期が続けばこの傾向は必ず出現する。
それを平準化してきたのは戦争や疫病と言うイベント。
 
問題もあるがそれでも資本主義と言うのは人間の欲望を叶え、技術を発展させるのにとても効率よく働いたシステムであった。
貧富の格差を生み出してしまうが全体的には人類の発展に貢献してきた。
このことから資本主義を廃止することは難しい。
 
橘 玲さんのベーシックインカム否定論はとても納得がいく。
外国人を連れてきて日本人と結婚して子供を見たらその分お金がもらえる事が可能になると必ず問題になる。
その問題の回避には、誰を受給対象の日本人とするかという事に議論が向かうだろう。
その結果苛烈な人種差別が発生してしまうので、絶対にうまく行かない。
 
ここまでは他の著書でも書いている。
 
この本でしか語られていない部分は末章の部分。
ベーシックインカムはAIや個人をデーターベースで接続する技術以前に考案された仕組みで既に古い。
今ならもっと効率的な社会主義に近いシステムがあるというのが末章。
 
例えば、所有物に年率7%とかの課税をする仕組みが面白い。
富を所有することに課税し、体験したりシェアしたりすることが経済活動の中心となっていく仕組み。
 
今は、能力は努力でもって獲得されるという建前が存在するが、事実は半分くらいが遺伝的要素が強い。
 
こういう事実を世間が公式に認めるようになると、技術によりこの遺伝的劣勢を何とかしようという発想が生まれる可能性がある。
脳に電極を埋める事でニューロンを活性化し、誰でも天才にできる技術を紹介していた。
人類を全員天才にして遺伝的格差をなくす考え。
 
毎度の事だけど、持っていきたい意見の為に資料を当てはめるってところがある書き方だけど、ベルカーブの膨らみの部分で語るなら間違ってはいないのかも知れない。
 
ベーシックインカム否定論と末章のポスト資本主義のシステムの紹介は読みごたえあります。

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【読書メモ】冒険歌手 峠 恵子

歌手の峠 恵子さんによる冒険記。
 
冒険自体は20年前の出来事。
日記をもとに体験記を書籍化したもの。
 
歌手として成功をしていた峠 恵子さんが、本屋の立ち読みで出会った探検隊員募集の広告。
人生を変える冒険にするぞと藤原隊長が仕切るニューギニア探検隊に参加することが決まる。
 
タイトルから世界各地を歌いながら旅する話なのかと思っていたらそうではなく、ガチの川口ひろし探検隊みたいなことを、全くの冒険素人の峠さんが挑戦する話だった。
 
序盤は読んでいるだけで船酔いしそうな過酷なヨット航海描写。
この序盤でまず最初の脱落者、元自衛隊員という屈強な男コーちゃんは、この船酔いで完全に心が折れてそうそうに探検を離脱する。
揺れる海では冒険のエキスパートである藤原隊長ですら船酔いで体調を崩す有様。
 
到着した先のニューギニア探険では、現地住民をガイドに雇うも、騙されたり、協力してもらえなかったり踏んだり蹴ったり。
 
でもそんなトラブルも、隊長のリーダー力で統率してまとめていく描写は痺れるものがある。
言葉が通じなくても、異文化の人間とうまくやり合うのは最後はリーダー力だ。
 
全くの冒険素人の峠さんも、藤原隊長に叱咤激励されながら、心折れそうになる場面も何度も何度もあるのに、最後の最後までリタイアせず冒険をやり遂げた。
 
命がかかってるような場面も何度もあった。
冒険というプリミティブな活動は確実に人間を成長させるものだなと読んでて感じた。
 
巻末の解説ページを書いているのが、同じく、冒険家の高野秀行さんであった。
 
高野さんも若い時から過酷な冒険をくぐっている。
 
その高野さんが、峠さんの冒険の健闘を称えていたので、よりこの冒険の過酷さとすごさが僕には伝わった。
 
高野さんの大学生の時の冒険旅行を記した、幻獣ムベンベを追え。

凄く面白い本なので、ぜひ読んでください。

しかし、読んでて思ったけども、これだけの極限状態の中、男と女が冒険して恋愛関係は何もなかったのだろうかと思った。
途中からはユースケも離脱して2人きりだし。
 
命がけの苦難も乗り越えた2人、ここには書かれないような感情もあったかもしれないと思いながら読むと、また面白い。
 
ここまでは本編を読んでの感想でした。
ここまで書いた後に、エピローグを読みました。
 
そこには峠さんの冒険のその後が記してありました。
 
はっきりは書いてはいないけど、冒険の中で隊長と恋仲になったんじゃないかな。
 
冒険から帰った後2人は一緒に住んでたようです。
隊長はヒモ状態で!
これは邪推なんですけども、峠さんを冒険にアサインしたのも冒険中のセックスを期待する部分があったのかもしれない。
全くの素人で体力的にも非力な女性を隊員にアサインする理由てそういうところだったり、、、真相はわかりませんけど。
 
僕はいつも過酷な冒険の間、性処理ってどうしてるんだろうなんて事を考えるんですよね。
アポロの隊員とか、国際宇宙ステーションに滞在する野口聡一さんとか。
現実問題オナニーはしているわけでしょ?!
オナニーしなかったらホルモンバランス崩れて鬱になっちゃったりするので、性処理ってバカにできない話だと思うんです。
 
登山家の野口健さんもヒマラヤで少女買春?!みたいな事した話も漏れ聞こえてくるし。
 
エピローグの部分にユースケとの対談が載っていた。
当時学生だったユースケは後にノンフィクション作家で冒険家になる角幡唯介
そこには隊長への尊敬の部分と2人で詐欺師呼ばわりしてダメ出しする二面性が見てとれて、本編を読んだあと種明かしを見るようで面白かった。
 
ここまで書いて峠さんのこんなインタビュー記事を見つけた。

www.fsight.jp

 

「私が隊長に耐えられなくなっても我慢していたのは、最後にチャウ丸を売って、そのお金を借金返済に当てなくちゃいけなかったからです。旅の終わりで、隊長から優しい言葉をもらって感動はしましたが、恋愛関係で一緒に暮らしていたわけではないですよ。どこにも行く当てがなかった彼を引き取って、住まわせてあげたという感じ。

 

そうなんだ、、、恋愛関係は否定されてますね。

モラハラによる上下関係ってそういう恋愛感情生まれやすい土壌だったりするのでやっぱりそういうのはあったんじゃないかと邪推しました。

真相は本人たちのみが知るですね。

 

冒険後の峠さんの人生も一冊書けそうなぐらい濃い人生でした。

是非エピローグまでじっくり読んでみて下さい。

 

 

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