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【読書メモ】丁寧道 武田双雲

丁寧道 武田双雲

丁寧道 武田双雲



クラブハウスで書道家 武田双雲先生のことを知ってから先生のファンです。

本書は武田双雲先生の最新刊。


日々を丁寧に過ごすことにより悩みやストレスから解放され楽に人生を生きられるようになると言う内容です。

 

マインドフルネスの世界を簡単に、実戦的にに噛み砕いた本です。

 

簡単に言うと、過去や未来を思考しないで、今この瞬間を味わい楽しみ尽くす生き方。

 

人間の悩みや不安はなぜ生まれるか。

それは、時間と言う概念を持っているから。

将来自分はどうなってしまうんだろう、こうありたい未来の自分に対して、それに遠く至ってない現在の自分に失望してしまう。

 

または過去の後悔。
過去にあのような選択をしたので、現在は理想から遠い自分があると思わされてしまう。

 

すべて未来や過去の時間軸によって引き起こされるのが不安やストレス。

 

これを解消するには、今現在のことに全集中して瞬間を味わったり楽しんだりする。

過去の事や未来の事は頭から追い出して、現在を味わうように楽しむ。

 

ご飯を口に運ぶ時も、材料を作ってくれた農家の方や、調理してくれた人に感謝をしながら口の中で味わって食べていると、ごはんも美味しいし、その間は悩みは忘れることができる。

 

これを日々の中で、一時取り入れるというのは誰にでもできることでしょう。

ですが、常にどの瞬間にも集中して楽しんだり味わったりするのは、なかなか難しいことではないでしょうか。

直ぐに、頭のなかで他事を考えながら歯磨きしたり、テレビにに気をとられながら、頭で他事も考えながらごはんを口に運んだりしてしまいますよね。

 

10メートルを全力疾走することはできても、フルマラソンを全力疾走するのは難しい事とよく似ています。

 

毎日このメソッドを取り入れることによって、少しずつ味わったり楽しんだりする瞬間の時間を長くするトレーニングを積んでいく。

幸せになるのも筋トレと同じなんです。

幸せになる力が必要。

 

そんな時間を長く出来るようになればなるほど、人生が幸福に満ちたものになっていく。
理論上はそういうことです。


そうすると、幸せに満ち溢れた人にはやはり類友で幸せな人が集まりやすくなり、アウトプットにも必ず良い変化が訪れると言うのがマインドフルネスの凄いところなんだと思います。

 

ですが、それは副次的な効果に過ぎずその効果に過剰な期待を込めてこのメソッドに取り組むと続かないとは思うので、副次の結果は忘れて取り組めばとにかく幸せになる力はついてゆくはずです。

 

うわべで理解したつもりでいましたけども丁寧道を実践することによりより理解が深まりました。

 

世界中のあらゆる宗教の教義がほとんどこれと同じことを言っているらしいので、昔の人の直感力はすごいなと感じました。

 

日本で言うと禅の世界観や、利休の茶道も丁寧道と同じことを目指しています。

 

文化的土壌として、まさしくマインドフルネスの源流と言えるものを先人の日本人が作ってきた国に生まれたのは、日本人としての大きなアドバンテージですね。

幸福になれる素養があると言えると思います。

 

この本一冊では、細かいニュアンスがなかなか伝わりにくい書き方になっていると感じました。

もうちょっと長く書けると思いますけど、エッセンシャル版のようにあっさり書いてあります。

直ぐに読み終えちゃうので内容的には薄いです。


僕もクラブハウスで双雲先生の話を繰り返し繰り返し聞くことによってやっと理解できるようになりました。

 

クラブハウスの話があったから書いてあることがわかりますが、この本一冊では難しいかも知れないです。

 

マインドフルネス入門書として本書はお勧めできます。

悩み事が多い人はぜひ本書を手に取って実践してみて下さい!

読書は読むから聴く時代ですよ!

本書も、アレクサアプリを使って隙間時間にながらで読み切りました。

超おススメの読書方法を紹介したこちらの記事も是非ご覧下さい。

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この方法もいいですし、Audioブックもプロ俳優さんの読み上げでなかなかいいですよ。

 

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