面白かった。なかなか読ませる文章でした。
早速影響受けちゃっている。
5Gは危険だからISDNに戻そうって意味ではありませんw
序章 平成という時代を、変わらなきゃいけなかったのに、昭和という成功体験を捨てれず縛られた失敗プロジェクトだったという見つめ直し。
第一章 人類に反映をもたらした民主主義が、今人類発展の壁になる場面が増えている。
ポピュリズムがどういう構造で生まれていて、それがどんな弊害を興しているのか。
第二章 ポケモンGOというゲームの持っている思想。拡張現実と現実をコネクションするゲーム。
次の章に繋がる、自己幻想の説明に繋がる。
第三章 本のタイトルに繋がってゆく前段階。本の思想の源流は吉本隆明の思想。自己幻想、対幻想、共同幻想の説明。共同幻想は世界大戦を産み出してしまったので、精神的な自立を成し遂げるには共同幻想からの脱却が必要。
かつて消費は、必要とか、豊かになるための消費だったのが、80年代あたりから自分のストーリーを紡ぐための消費と変貌してゆく。
自分をどう見せたいかの自己表現。
第四章 遅いインターネットのすすめ。SNSやインターネットの高速性、即応性、相互性によって、タイムラインなどの潮目をみながら意見する事が増えている。
潮目をみながら、いいねやフォロワーを集める快感に耽溺したり、潮目をみていいたい意見を言うのをやめたり。また、潮目をみて逆張りの意見を投げて目立ってみたり。
インターネットの登場により、多様な意見が良い世界をつくる世界観を人々は期待していたが、現状をみるとポピュリズムを産み出し、人の意見をRTすることで自分の意見を述べているような錯覚に陥ったり。
それはタイムラインという共同幻想に耽溺している状態。立憲やロジックで統制されるよりも、空気でものが動いて行く。
この共同幻想への耽溺は戦争を産んだり、感情的な間違った選択をしたりすので、いま求められるのは遅いインターネットだという提案。
視聴率や、PV数、FavoやRTを追求するあまり高速性に走りがちだけど、それよりも、しっかり検証して考えられた文章やコンテンツを発信してゆく活動が広まっていった方が良いのではないかという。
それが進むことで、自立した人たちが増えてゆく世の中になるのではないかという著者のプロジェクト。
これを読んで早速自分のメディア発信を見直しました。
つい、インスタントにやりたくなるけど。
既にクソリプ飛ばしたくてモゾモゾしちゃうw
でも、気になったTweetやニュースは一旦メモ帳にリンクを貼って保存しておいて、感情が落ち着いた後、どうしてもその情報を伝えたい想いが消えないのであれば、ブログ記事にして発信するという流れで試しています。
ひとつ良かったのhが、Twitterに使う時間が減りました。
ブログという自分のメディアをもっていて良かったです。
しばらく実践してみます。