読書というほど濃い内容ではないですけど、ロボットアニメの歴史が知れて面白かったです。
サロンでの語りの内容を書籍化したもの。
鉄腕アトム → マジンガーZ → ゲッターロボ → ガンダムの流れを紹介してます。
平行で、ポピーというおもちゃ会社の奮闘記があり、後に、おもちゃを売るためのアニメ企画みたいなものが造られていった経緯が語られてます。
このポピーという会社が亜鉛ダイキャストを「超合金」とネーミングしたマジンガーZを造って大当たり。
それまでどこのおもちゃ会社もテレビキャラのアニメは博打性が高く及び腰だった。
流行っては廃れのサイクルが早く型代を回収できるかどうかわからないからだ。
マジンガーZであてたポピーはその後、ゲッターロボという3体もおもちゃが売れるアニメ企画を立ち上げる(諸説ある)
これらがあたりそのビジネスモデルが確立されてくる。
そして、おもちゃの単価を上げるために、購買ターゲットを小学生から中学生、中学生から高校生と狙いを変える事で、アニメのストーリーも単純明快なものから複雑で濃厚なストーリーへと変化していったのがガンダムに至るまでのストーリー。
凄く面白い裏ストーリーでした。
以前読んだこちらの本。
優れた科学技術の発展には、優れたSF作品の存在が発想の源泉になっているという話しがありました。
科学者同士で、意思疎通するさいにも、あの作品のあのメカのようなという引用でもって概念を伝え合う事は多いようです。
よって、優れたロボットアニメの放送環境があった日本は、ロボット開発においてその分有利な文化圏という事が語られていました。
鉄腕アトム、マジンガーZ、ガンダムの流れは、今後の産業発展の大きな文化財になり得るかもしれませんね。
読書は読むから聴く時代ですよ!
本書も、アレクサアプリを使って隙間時間にながらで読み切りました。
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