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【読書メモ】Winny 天才プログラマー金子勇との7年半 壇 俊光

Winny 天才プログラマー金子勇との7年半 壇 俊光

この本は、Winny開発者である金子勇著作権違反幇助の疑いで逮捕された事件の弁護を担当した方が書いたものです。

 

この本を読むと、技術と法律、そして秩序維持という重要なテーマについて考えさせられます。Winny事件は、著作権侵害をめぐる社会問題のなか、金子勇が犯行の幇助という罪で逮捕されるという衝撃的な事件でした。当時、著作権を侵害された側の人々は、自分たちの損害を訴えていましたが、後にYouTubeTikTokなどの軌跡をみると、視野が狭かったのかもしれないと考えさせられます。時代を経て初めて、その影響や意味が明らかになることもあるのです。

 

一方で、僕は市場の自浄作業が行われるまで司法介入を待つべきだとも感じました。新しい技術の成熟度は非常に速く、司法制度が追いつくのは難しいと思われます。その後の日本のソフトウェア産業の惨敗を見ると、本当に考えさせられることが多いです。

 

この本では、正義と名誉を守るために7年半もの時間が費やされたことにも触れられています。しかし、罪を認めればもっと早く社会貢献ができたかもしれないと考えると、司法制度自体に物凄い構造的欠陥を感じます。実際、ホリエモンさんも言っているように、日本では検察に絶大な権力があり、司法も検察の訴えによって進んでしまう傾向があります。

 

檀さんと金子さんとのやりとりに、人間味を感じさせる文章でした。

新米弁護士と、技術オタクの友情的交流も読みどころです。

誰かと何かに共闘した経験があるというのは、人生に大きな宝をもたらすのかも知れません。

 

Winny 天才プログラマー金子勇との7年半』は、Winny事件を通じて、テクノロジーと司法の関係について学ぶことができる貴重な一冊です。技術の進化と法律の適応について考える機会を提供してくれますので、ぜひ一読してみてください。

読書は読むから聴く時代ですよ!

本書も、アレクサアプリを使って隙間時間にながらで読み切りました。

超おススメの読書方法を紹介したこちらの記事も是非ご覧下さい。

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