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【読書メモ】それ勝手な決めつけかもよ 阿部広太郎

それ勝手な決めつけかもよ 阿部広太郎



コピーライターの阿部広太郎さんによる執筆。

コピーライターの仕事を通して、物事に肯定的な言葉をラベリングしてゆく大切さ説いてゆきます。

 

まず、ニーチェの言葉「事実があるのではない、解釈があるだけだ」という哲学的な考え方が印象的でした。この考え方は、人生の出来事や体験は客観的な事実として存在するのではなく、個々人の解釈によって個性的なものになるということを教えてくれます。日常のありふれた出来事でも、自分なりの解釈や感じ方によって、新たな意味や価値が生まれるということを感じました。

 

また、人生においては、受け身でいることも大切だという考え方があります。時代が変わることで環境が変わり、自分自身も変わる。その変化を常にポジティブに受け止め、受け身でいることで、素敵に変身できるという点には感銘を受けました。自ら積極的に変わろうとせずとも、環境の変化と自分の解釈次第で、成長や良い方向への変化が起こると言っています。

この考え方は一番しびれました。

無理に変わろうとしなくていい、変わらなくていいけど、絶えず変わる時代の方にアンテナを向けて、良い解釈をしてゆき、自分がやりたいという衝動に駆られるのをワクワクしながら待つ姿勢。

 

本書では、チャールズ・チャップリンの言葉にも触れていますね。「人生はクローズアップでは悲劇だが、ロングショットで観れば喜劇」という言葉により、過去の苦しい経験や出来事を振り返った時には悲劇的に感じるかもしれないが、長いスパンで見ればそれらの経験も成長の過程であり、喜ばしいことでもあるという視点が示されています。

俯瞰して眺める事の大事さを説いています。

 

そして、本書には自分との向き合い方も示されています。自分を大切にし、自分自身を唯一無二の親友として受け入れることで、自己成長や自己受容が進むというアドバイスがあります。自分を理解し、本音を大切にすることで、より豊かな人生を送ることができるでしょう。

 

感情や出来事を言語化することの重要性も指摘されています。感情を言語化することで、ネガティブな感情をオーバードライブさせることを防ぎ、冷静な視点を持つことができると感じました。これは、認知行動療法という手法でも用いられるアプローチであり、心の健康にとって重要なテクニックです。

 

『それ勝手な決めつけかもよ』は、自己成長やポジティブな心の持ち方について考えさせられる内容でした。人生の出来事や感情を積極的に受け入れ、自己成長を促す考え方は、より充実した生活を送るために参考になるでしょう。本書を読むことで、読者自身も新たな気づきや解釈を得ることができるかもしれません。

読書は読むから聴く時代ですよ!

本書も、アレクサアプリを使って隙間時間にながらで読み切りました。

超おススメの読書方法を紹介したこちらの記事も是非ご覧下さい。

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