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【読書メモ】愛なんて大嫌い 冨永愛

 

愛なんて大嫌い 冨永愛

 

『愛なんて大嫌い』は、スーパーモデルの富永愛さんの自伝であり、彼女の波乱に満ちた人生に深く感動させられる一冊でした。

 

本書は、前半と後半に分かれており、前半では富永さんの少女時代が、後半ではモデルとしての成功や引退後の家族との関係について描かれています。少女時代のパートでは、富永さんが母子家庭で育ち、裕福ではなかったこと、父親違いの姉妹として生きる苦悩が綴られています。学校生活では、背が高いことをからかわれたり、いじめに遭ったりと、人間関係に苦しんだ過去も描かれています。彼女が父親に会いたいという願望を抱えていたことも、彼女の心の葛藤を感じさせます。

 

後半では、モデルとしての成功とその裏にあった苦悩と戦いが描かれます。モデルとしてスカウトされ、ニューヨークでの活躍を果たすまでのストーリーは、その努力と情熱に溢れています。彼女がファッション業界の闇や人種差別と戦いながら、アジア人モデルとして地位向上に貢献した姿勢には、彼女の強さと決意を感じました。その成功を手にした背後には、過酷な競争や孤独な日々があったことも理解できます。

モデル業界の恥部や闇も赤裸々に描かれています。

 

また、モデルを引退した後の彼女の家族との関係も重要なテーマとして描かれています。多忙な日々と子育ての両立に苦しむ姿は、富永さんの人間的な側面を垣間見ることができます。彼女が母親と上手な関係を築けなかった過去が、息子との関係にも影響を及ぼしている様子は、親子の絆と成長の過程に思いを馳せさせられます。そして、生き別れた父親との再会の描写は、感動的なエピソードとして心に残りました。

 

この本はテンポが良く、一気に読み進めたくなるような魅力があります。富永さんの率直な心の声が綴られており、その姿勢に共感することが多かったです。彼女の過去の苦悩や葛藤を知りながら、成功を手にするまでの闘いに心を打たれました。また、時代背景として90年代の相模原市橋本が舞台になっています。

橋本に従兄弟が済んでいる僕は、当時の橋本のの雰囲気を思い出し、臨場感を感じることができ楽しめました。

 

総じて、『愛なんて大嫌い』は、スーパーモデル富永愛さんの波乱に満ちた人生を深く知ることができる感動的な自伝です。彼女の強さ、葛藤、そして家族との絆に触れることで、自らの人生に対する見方や価値観を再考するきっかけとなりました。富永さんの人生に感じた感動を、周囲の人々と共有し、心に残る一冊でした。

 

過去の苦難はその先の栄光に繋がっているて、栄光の後はまた苦悩があるみたいな人生訓になるようなエピソードになっています。

 

読書は読むから聴く時代ですよ!

本書も、アレクサアプリを使って隙間時間にながらで読み切りました。

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