大好きなシリーズです。
今回は、「童貞からの長い手紙」という長編作品でまるっと1冊です。
今までとは少し毛色が違います。
自分の事、友人の事、色々思い出されて、心の琴線ビンビンアルペジオでした。
面白かったか、なんというか、今回は重苦しくなりますね、、、
女性に丁寧に大事に接すれば接するほど心離れてゆく。
なぜだろう、、、純朴なDTにはそれが解らない。
でもそんな、想っても想っても手に入れれない女性をスナックつまむみたいにパクっと頂きますしちゃう奴を目の当たりにした時のやるせなさ、、、
俺だったら、俺だったら、もっと大事にするのに、、、と大粒の涙がこぼれそう。
後半、主人公が、俺は日野先輩が好きなのではなく、俺の中にある日野先輩'(ダッシュ)の事が好きなだけなのではないだろうかという気づき。
そして、次第に抱いて欲しかったならそうだっていうサインちゃんと出せよ!思わせぶりな態度とりやがってという愛情が怒りに変ってゆく逆恨みの感情。
まさに、気づきの通り自らの中にある日野先輩像に振り回されている状態。
世の中の女性にお願いしたいのは、真面目で紳士でポリコレ的な俺たちにインセンティブくれよって事!
残念ながらくれないんだよなー。
バグだと思いますよね本当。
「損切できない奴は何やってもダメ!」こんな言葉があります。
今回の主人公に贈る言葉もこれですね。僕の自戒も込めて。
損切できないばっかりに貴重な青春の時間を年単位で費やして、手にできたのは日野先輩の匂いの思い出だけ。
悲しすぎです、、、その時間で他の恋愛できたかも知れないのに。
探すのをやめた時、見つかる事もよくある話で
引用:井上陽水 夢の中へ
そんな歌詞にもあるように、恋愛って、損切すると戻ってくるって言う事が案外あるもんなんですよね、不思議ですけど。
今回はそんな重たい話でした。
巻末に、作者の重たい話も載ってました。
やれたかも委員会4巻にして、失敗プロジェクトとしてランディングしてしまったようです、、、
プロジェクトの軌跡と、プロジェクトチーム解散に対しての作者の反省が語られてました。
大変ですね。1本ホームラン打ったら終わりじゃないんですねエンターテイメントの世界は。
失敗をばねにまた再起して欲しいです。
僕が買ったときは、KindleUnlimitedになってませんでしたので、通常購入で買いました。
現在、こちらもKindle Unlimitedで読めます。←これから読む人はラッキー!
追記
作者のHP見たら、4巻の冒頭が無料お試しになってました。
Kindle Unlimitedで史上最高に読書が手軽になっている時代だと思います。
そして、読書は読むから聴く時代ですよ!
こちらの記事も是非ご覧下さい。
この方法もいいですし、Audioブックもプロ俳優さんの読み上げでなかなかいいですよ。
Kindle Unlimitedまたセールやってますね。