スタンダード。
筒井康隆作品は読んだことなかった。
小松左京、星新一、筒井康隆 SF御三家と呼ばれる作家のひとり。
本書は筒井康隆初心者におススメの短編集とレビューに書いてあった。
話しに共通しているのは、言葉紡ぎで遊んでいるという印象。
小松左京みたいに綿密重厚な文章を積み重ねるて訳でもないし、星新一みたいに、風刺を凝って読者をにやりとさせてやろうというあからさまな意図も感じもない。
それで引き出しが多い。
風刺、ホラー、パロティー、SFとか俺は何でも書けるんだぜて言うのが伝わってくる。
ライトに気軽に読めちゃうのが、筒井康隆作品の魅力なのかも知れない。
その軽さなのか、読んでいると凄く眠くなる(笑)
つまらないという意味ではない。
引き込まれるような重厚なストーリーて訳でもない。
難しい表現がちりばめられている訳でもない。
なんと言ったらいいか、、、軽い。その軽さが心地よい。
心地良いから、眠れない時にこの2冊を読むと自然と寝落ちしているという事がよくあったので睡眠薬代わりに読んでいた。
例えると、活動を邪魔しないクラッシック音楽とかそんな感じ。
この軽さが筒井作品の魅力なのかも。
読み手を疲れさせない。
Kindle Unlimitedでは、他にも筒井康隆作品が沢山読めます。
今、これまたスタンダードな、時をかける少女を読んでます。