めちゃくちゃ難しかった。
読んでて理解できないところばかりでした。
人工知能を開発している人は、人間というものを勉強しているんでしょうね。
人文、哲学、統計、歴史、様々な事に造形が深いです。
わかった部分で面白かったところ。
- 神の時代から人間の時代に、その未来は人間を超える存在の何かの時代。
- ディープラーニングはそれを開発している人もどうやって動いているのかは分からず、最適な解を得るチューニングは職人的勘で調整している。
- 以前は人間の脳の構造をヒントに人工知能を作り上げていたが、今はその構造はあまり意識せず人工知能をデザインしている。
- 民主主義国家は価値が多様化するなか、経済成長というものがみんなの合意を得やすい政治的大義だったけれども、人工知能の登場によって経済成長を目指さなくてもよくなる可能性がある。
- 人工知能の登場により、人間の認知構造が大きく変わる可能性がある。
以前読んだ、松尾豊さんの 人工知能は人間を超えるか の続編のような内容。
前著を深堀アップデートな内容。
ちょっと前に、クラブハウスで、人工知能は人間を淘汰してゆくかという議論の中で、恐らく人工知能は人間を淘汰せずに生かすのではないかという話になった。
だんだん、人間は人工知能にとってのペットのような存在になってゆき、人間の方もまた人工知能にかわいがってもらうように進化してゆくのではないだろうかという未来予想。
人間とイエネコのような関係。
イエネコは人間にとってなんの生産性もないが、人間に可愛いと思ってもらう方向で進化を続けて淘汰されずに繁栄している。
本書にもその話の理解を補完するのようなお話 が出てきた。
これからどんな世界になってゆくでしょうか。
めちゃくちゃ面白い時代に生まれてきましたね。
本当に楽しみです。
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