リチャード 読書好き好き!

ブロガーリチャードの読書記録です。

【読書メモ】「超」独学法 野口紀雄

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独学はいいぞ!

物事は人について習えという固定観念へのアンチテーゼ。

 

  • ここ20年で独学環境が劇的に良くなった!
  • 教える人と習う人のレベルの差がわずかになってきた。
  • 世界言語である英語は絶対身に着けよう。
  • 英語は英会話学校では身に着けられない。
  • 英語リスニングができれば自動的にスピーキングもできるようになる。
  • シグナリングとしての学歴よりも、 実力が重視される時代が本格化する。
  • 独学の最大の問題はセルフコントロール。いかに自分を管理するかはテクニックがある。
  • 人に教える、ブログやYouTube等で発表するのは独学の理解度アップの加速装置。
  • 独学はたのしい!

 

今までは、独学しようと思ったら書籍から学ぶしかなかった。

コストかけずにそれを行いたいのであれば図書館に通うぐらいしか方法がなかった。

そして、こつがわかっていないとそれを調べるのも一苦労でした。

それを変えたのはやはりインターネットで、無料、もしくはとても安価に教材が手に入る時代になった。

あらゆることのノウハウがネット上に落ちているような時代。

もちろん、主従したり学校に行ったほうが効率的なケースもあってすべての点で独学が勝っているわけではないけれど、世の中スピードアップしているので、先生の持っている技術や知識が生徒と10年離れていたのが、今は1週間とか数日しか先行していないという事も少なくなくなってきている。

 

独学では学べない、やはりちゃんとした基本はちゃんとしたスクールで身につけなければと思い込んでいる人には良い刺激になるんじゃないでしょうか。

 

学校は、人と人を結び付けたり、独習の一番の障害、セルフコントロールの部分をある程度管理してくれるので無駄ではないし否定もしていない。

それはそれとしても、独習の可能性を是非検討してみてほしいという内容でした。

 

読んでみて改めて凄い時代来たなと思いますね。

いつの時代も、よりよい情報を持っている人間がより沢山の富を獲得します。

そこはずっと変わることはないんでしょうけど、苦労して得た情報もすぐにキャッチアップされて陳腐化するという事でもあるんですよね。

だからアンテナ張り続けて常に人より新しい情報を獲得し続けないといけなくなったのだから、幸せな環境でもあり過酷な環境でもあることを意味しますね。

 

そして情報のソースも世界言語である英語を習得するとより有利に新しい情報にアクセスしやすくなるのかも。

 

ここに書かれた英語勉強法をコツコツ実践してゆきたいと思います。

 

 

 

 

読書は読むから聴く時代ですよ!

本書も、アレクサアプリを使って隙間時間にながらで読み切りました。

超おススメの読書方法を紹介したこちらの記事も是非ご覧下さい。

books.richardh.work

この方法もいいですし、Audioブックもプロ俳優さんの読み上げでなかなかいいですよ。

 

そして、サブスクで本が読める読書好きなら絶対お得なKindle Unlimitedも是非利用してみて下さい。

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【読書メモ】新人コンサル一年目が学ぶこと 大石哲之

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コンサル一年目が学ぶこと

コンサル一年目が学ぶこと

 

 大石さんのことはビットコインで知って、企業コンサルタントということをこの本で知ったというか、認識したかも知れません。

 

大石さんのビットコインの本がすごくわかりやすく勉強になりました。

非常にシンプルで要点を抑えて論理的な文章を書く人だなという印象を抱いてました。

 

さて、本書はまずタイトルが目を引きますね。

社会人1年目が学ぶことってでかい主語でタイトルつけちゃうと、いやいやお前が社会人を語るなよ、俺の業界はうんちゃらかんちゃらという批判も飛んできそうなものですが、このタイトルにすることで説得力、信頼感、他の業界の人からの関心を得たり、いろんな点で秀逸ですね。

 

コンサル一年目というタイトルになっていますが、内容的には社会人一年目と読み替えて差し支えない汎用性を持っています。

とても為になるし、この本の書き方も内容に違わない書き方でとても勉強になりました。

新社会人へのプレゼント、社内の新入社員研修用の課題図書にしてもいいかもしれません。

 

読めばなるほど納得な話です。

よく言われるような話が多いですけど、大石さんのシンプルな文章でより説得力をもって明日から実践しようという気になります。

 

この本に書かれているような考え方や仕事の進め方を日本に普及してゆくことが、本当の意味でのグローバル化なのかも知れないと思いました。

 

仕事の進め方のフォーマットを共通化してゆくということは、業界の垣根を越えて仕事する、国や文化圏を跨いで仕事するというときに生産性の向上につながる話になるんだと思います。

 

逆にこれがバラバラなのが日本の現状なのかもしれません。

 

特にモノづくりなんかは、どんどん機能が複雑化、ブラックボックス化しています。

より優れたものを作ろうとすると、広い世界から資源になる技術を集めてこなければ勝ち辛くなってきてます。

 

その時にこういう共通フォーマットを持っているとスムーズに進めれるのでしょうが、持っていないと、仕事の進め方から手探りせねばならずコストもかかり、結局内製や古くからの付き合いの企業に委託するみたいな形になりがちなのではないでしょうか。

 

かつての日本はメカもエレキも世界一のものが日本国内にあったから強かったのでしょうが、今はそれに加えてソフトウェアの要素が入ってきているのでなかなか世界で勝てなくなってきています。

 

本のなかでも印象的だったのは

  • 結論から話す。
  • 顧客と駆け引きしない。
  • 数字はもっとも強力な世界共通言語。
  • どんな職種の仕事も常に相手の期待値を上回る仕事をするのが次の仕事を呼び込むコツ。
  • ロジックツリーを使いこなせ。
  • 結果から逆算して計画を立てる。
  • 仕事はクイックアンドダーティーが基本。
  • 自分の意見をもつ。

このあたりですね。

話が専門的になって長くなるような話は、参考図書だけ示して説明が省いてあります。

本の作りそのものが本の内容を反映したものになっているのが流石です。

 

かぶれやすい僕は、この本読んでから旅行計画を次のように立てました。

やりたいことを決める → 目的にあったプランを検索する。

 

富士山がきれいに見えるスポット2か所、おいしい海鮮丼を食べる、さわやかハンバーグを食べる、雨の日でも観光を楽しむ。

 

この希望をかなえられる施設やプランを調べて、それが時間的にうまくつながるように並べるという感じです。

 

いつもなら、旅行雑誌や、目的地にどんな観光施設があるのかピックアップしてからやりたいことを決めてゆくでしたけど、確かに逆算していったほうが良いプランが建てられた気がします。

 

外資コンサルタントというのはこういう思考を徹底的に叩き込まれるのだなということをあらためて知れました。

 

大石さんは最近は サトウヒロシ というアカウントで新コロナ感染症に対して情報発信を繰り返します。

こちらも本当に的確な意見で、僕も早々に意見を変えさせられ説得されました。

いろんな意見の立場の人も一度読んでみてほしいです。

twitter.com

 

コンサル一年目が学ぶこと

コンサル一年目が学ぶこと

 

 

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【読書メモ】M愛すべき人がいて 小松成美

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M 愛すべき人がいて

M 愛すべき人がいて

  • 作者:小松 成美
  • 発売日: 2019/08/01
  • メディア: 単行本
 

 なかなか良いラブストーリーでした。

時代を彩ったアーティスト 浜崎あゆみさんが今だから明かせるエイベックスの元専務 でプロデューサーであるマックス松浦さんとの恋の物語。

 

実話をベースにしたフィクション。

浜崎あゆみさんによる口述を小松成美さんが小説に書き起こしています。

 

街を歩けば騒ぎになるようなスーパーポップスターも、恋する心は普通の人と変わらないのだなと。

そしてこんなに強く愛し合う二人でも、そのエネルギーが強すぎると悲劇的な別れを引き起こしてしまうのだなと読んでて胸が苦しくなりました。

 

一応フィクションということでした。

松浦さんが浜崎さんに告白して交際がスタートする件はフィクションぽいなと思いましたw

いい大人がそんな熱い告白するか?ってww

いやいや、野暮ですねそんな突込み、、、

 

交際中の松浦さんの「俺を信じろ」という男気はすごくかっこいいですね。

俺が引っ張ってゆくんだっていう心と自信をもっていないとなかなか言えないですよ。

その言葉を信じて、厳しいレッスンも、厳しいスケジュールも頑張りきる浜崎さんのピュアさに感動してしまいました。

この浜崎あゆみプロジェクトが落ち着いたら、松浦さんと結婚して松浦さんと子供だけのために歌いたいという想いを綴った個所や、松浦さんの為に静かな日常を楽しもうと料理を勉強して振舞ったり、そういうスーパースターの普通の可愛い女性の部分の描写がとても良い。

 

浜崎あゆみさんは僕の1個上でちょうどドンピシャ世代なんですけど、若いころはそういうメインカルチャーに反発したい想いが僕自身にあって、浜崎さんの楽曲をあまり頭に入れてませんでした。

小説の中に歌詞が頻繁に出てくるんですけど、曲を知っていたほうがその詩の内容に感動できたかもしれません。

 

90年代、2000年代を席巻したavexサウンドは、マスコミや広告会社と結託して作り出したオリコンチャートで、お金儲けの為の音楽産業みたいなイメージを若いときはもっていました。

音もペラペラの電子サウンドという印象。

 

ところが後に、Webで出会ったオーディオマニアの方の浜崎あゆみサウンド論を読んだり、オーディオマニアでクラブDJでもある知り合いの講釈を聞いているうちにその印象は誤解だと知りました。

 

浜崎あゆみサウンドはコンピューターサウンドが急速に発展した頃に産み出された全く新しい音だったんです。

フィルムカメラからデジタルカメラぐらいのテクノロジー変化が、当時音楽界でも起きていました。

そして、avex小室哲哉さんのプロジェクトなどでもっとも商業的成功を収めていた集団だったので、そこに投入されるマネー、機材やテクノロジー、エンジニア、スタッフは世界トップレベルのものだったでしょう。

 

こちらのオーディオマニアのページでは、そんな浜崎あゆみサウンドを賛美する内容が書かれています。

この方はガチオーディオマニアで、浜崎あゆみのJ-POPアイドルとしてのビジュアルに惚れたとかそいう導入でファンになったわけではないのです。

ピュアに、素晴らしい音源としての浜崎あゆみサウンドに惚れてしまってファンになった方です。

 

↓僕が浜崎あゆみサウンドに興味をもつきっかけになったオーディオマニアの方の記事です。

www.calvadoshof.com

www.calvadoshof.com

 

とにかく、コンピューターサウンドの台頭により、生楽器では不可能であった低音をつくりだすことが技術的に可能になりました。

それは、それなりの再生機器を用いないと細かい味付けを感じ取れないとマニアの方はいいます。

それを感じれるような機器で浜崎あゆみサウンドを再生したときに、そのサウンドの凄さ驚くといいます。

別のオーディオマニアの友達は宇多田ヒカルの音も凄い!と言ってました。

 

音楽にうるさい先輩にも、AKB48が全盛期の頃、お前らAKBのサウンドってどう思う?

歌はうまくないし薄っぺらいとおもっていないか?

全然違うからな、AKBのサウンドこそが今日本で一番先鋭的なサウンドだ。

そこらのアーティスト気取りのやつらの音質が全く違う!みたいな事を言われました。

 

オーディオマニアは着目する点が全く違いますね。

彼らが着目するのは楽曲にとどまらず、そのサウンドなんですね。

傾向的には時代のトップセールスのアーティストのサウンドはその時代で最も高品質ということが言えそうです。

 

マニアの友達の家で、マイケル・ジャクソンBONJOVIを聴き比べしたことありますが、マイケルのサウンドは圧倒的でした。

マイケルの音の前には、BONJOVIサウンドがチープに感じられ凄く納得した体験があります。

 

そんなわけで、この本を読んで、マニアの友達の家で、浜崎あゆみを爆音でいつか聴いてみたいなと思いました。

 

その時はこの本のストーリーを想って涙がこぼれるかも知れません。

 

追記

これ書いたあとに、浜崎さんのYouTube観ました。

サウンドはともかく、このMusicVideoはびっくりしました!

MTVのパロディーみたいなこんな映像が当時はかっこよかったのか?

なんだろう、外国人のエキストラの中にあゆが混じって歌ってるのがなんか滑稽でコントみたいなんですよねw

AYUMI HAMASAKI て書いてあるホワイトボードみながら外国人がごちゃごちゃ言ってミーティングしてるシーンで吹き出してしまったwww

 

ただ、ごついだけという理由で出演が決まってそうな日本人のボディーガードの方とかにも。

当時は普通のかっこいい映像だったのかも知れないですけど、令和にこれを見ると結構ファニーです。

www.youtube.com

 

あと、この本って最近ドラマ化してたらしいですね。

全然知りませんでした。

どんな評判だったんでしょうか。

 

濃い内容ではないですけど、スーパースターの普通の人の部分が感じられてそこが面白いです。

 

M 愛すべき人がいて

M 愛すべき人がいて

  • 作者:小松 成美
  • 発売日: 2019/08/01
  • メディア: 単行本
 

 

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【読書メモ】上級国民/下級国民 橘玲

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上級国民/下級国民(小学館新書)

上級国民/下級国民(小学館新書)

  • 作者:橘玲
  • 発売日: 2019/08/01
  • メディア: Kindle
 

刺激的な内容!

なんというか可燃性が高いというか、タイトルからして煽っている。

態と刺激的に書いている部分には賛同しかねるけど、いつものようにデーターをもとにロジカルに説明する書き方は読ませるし説得力ある。

 

ちなみに、池袋の事故の老人の話はほぼ出てこない。

主には、格差社会というのが先進国を中心に全世界的に発生しているのはなぜなのかという論旨。

竹中、小泉改革が悪いわけでもなく、それを操るニューワールドオーダーによる権力者共同謀議のせいでもなく、近代文明の本質を突き詰めると格差社会に向かってゆくことをうまく説明できていると思う。

 

産業革命以降と以前では人類は全く違う世界線を生きている。

弥生人が戦国時代にタイムトラベルしてもちょっとはびっくりするでしょうけど、現代にタイムトラベルしたら違う惑星と言っていいほどのインパクト。

 

面白かったのが、ベーシックインカムが、かつてのマルクス社会主義のような絵空事理想論であることを意外な視点から指摘している。

ネタバレになるから詳しくは書きませんけど、いままで聞いたベーシックインカム否定論の中で一番説得力あるなと思いました。

おそらくグローバル地球政府みたいなものでもできない限りベーシックインカムは無理筋ですね。

 

僕はベーシックインカムはそれを実現するのは政府ではなくて、プラットフォーマーが何らかの形で実現するのかなと予感してます。

プラットフォーマーがより多くの利益を得るために得た富を再分配する仕組みが生まれてくるような気がしてます。

そうなったときに、政府という概念は壊れ、人々はプラットフォームを選択する時代が来るのかもしれません。

 

経済と並んで、もう一つの本の論旨は性愛の格差社会です。

これは前書の延長の話になりますね。

books.richardh.work

藤沢数希氏の 損する結婚、儲かる離婚でも描かれていましたが、経済力を持った男性が女性を独占するために、無モテ男性を作り出しているという世界。

男女比はざっくり1:1ですけど、お金や魅力ある男が2人も3人もパートナーを抱えるためにどうしてもマッチングに偏りができてしまう。

損する結婚 儲かる離婚(新潮新書)

損する結婚 儲かる離婚(新潮新書)

 

 

 なるほど、統計データーだけを見ると確かに 経済力とモテ力は比例していて、金のない男=魅力のない男、故に富(経済)も性愛(セックス)も手に入れられないという相関関係は言えると思いますけど、僕は実感として相関はあるけど因果ではないと感じてます。

 

あと、お金持ち、もしくはイケメンが女性を総取りするから、性愛の分配を非モテ男性が得られないという説明も対立を煽っているし、正しい姿をとらえていないと感じます。

これは恋愛というのが 1:1 or 1:n で成り立っていると前提としているからです。

確かに社会通念は 1:1 時には 男性による 1:n 恋愛として認知されていますけど、実際は1:n恋愛の女性も少なくないのです。

男も女も 1:n 恋愛をおこなっているのであれば、それは n:n 恋愛といえます。

n:n 恋愛においては、数値上は魅力的な女性を独占して非モテ男性が余るということは起こりません。

(現在の実態としては魅力男性が女性を独占しているように見える現象はあるかも知れないですけど、それは魅力男性の独占が原因ではないと思います。)

 

このあたりの書き方が本を盛り上げるために煽っているなと感じました。

プロレス的な演出です。

 

経済については、人種差別をなくそうよという話は人の関心をひくけれど、差別する側として強者の枠に入れられている貧困白人の問題は世間から無視されている。

性愛については、女性差別は許すべきではないと同情をあつめるが、差別する側の強者の男性枠に入れらてしまっているが、本当は女性からも男性からも差別されている非モテ男性は世間から無視されている。

 

このあたりの指摘はなかなか良いと思いました。

女性、LGBT、マイノリティー人種、解りやすい差別はメディアも取り上げやすいですけど、今は無視されている被差別者をケアする方向に向かわないと、今後大きな社会問題になる。

トランプのようなポピュリズムの台頭や、イギリスのEU離脱、性愛で言えば、インセルによる無差別テロは、そういう人々の声を代弁したものだから。

 

非モテ男性については、Twitterでは すもも さんが女性は男性にもっと寛大になろうと頻繁に呼び掛けていますけど、女性からは袋叩き状態だし、男性からも批判的な意見が投げられていますので、彼らに優しい手が差し伸べられる日はまだまだ遠そうだなと感じます。

twitter.com

女性は男性を選ぶ立場でいますけど、選んだあと息子が産まれれば、その息子はやはり選ばれる立場になるわけですから、気持ち悪い男は滅びてほしいみたいな呪詛は息子へのブーメランになりえるので、やはり優しい世界を作っていったほうがいいと思っています。

 

 まとめますと、この本はより良い未来を考える一助になると思います。

ベーシックインカムは今の格差問題を解決する唯一の方法と期待されてましたが、もっと違う形を模索しなければ行けないのかもしれません。

 

上級国民/下級国民(小学館新書)

上級国民/下級国民(小学館新書)

  • 作者:橘玲
  • 発売日: 2019/08/01
  • メディア: Kindle
 

 

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【読書メモ】1ミリの後悔もない、はずがない 一木けい

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1ミリの後悔もない、はずがない (新潮文庫)

1ミリの後悔もない、はずがない (新潮文庫)

  • 作者:一木 けい
  • 発売日: 2020/05/28
  • メディア: 文庫
 

 夫のちんぽが入らない、死にたい夜にかぎってを購入した時に何度もAmazonからお勧めされてて気になっていた。

レビュー見ると見事な高評価。

 

読みました。

学校という狭い世界、あいつとこいつが付き合ってとか、かつて自分も通ったような世界の空気感が伝わる前半。

思春期の濃い(恋)感情が綿密に書かれている。

 

前半を伏線として、中半後半は前半の脇役からの視点であったり、かつての中学生達が大人になって絡み合ってゆく話。

 

登場人物のマルチアングルという仕掛け。

 

言葉の紡ぎ方や、思春期の空気描写がうまい。

そして女性視点からの性描写というのも、男の僕が読むとドキドキする。

女性は行為の最中そんなことを考えているのかと、、、

 

最後は、前半の伏線を回収して綺麗に終わる。

 

全体的に良かったなと思います。

ただ、男の僕が読むと、出てくる男性が美し過ぎるなというところが少し気になります。

僕以外の男性はそんな崇高な内面をもっているのだろうか?と不安になります。

もちろんピュアな部分もあるんですけど、男性はもう少しいろいろ入り混じっている気がします。

もちろんお話だし、これぐらい美しいほうが、感情を投影できて小説としてはそれが正解でしょうけど。

女性が読んだほうが心に刺さるかも知れません。

 

 先日読んだ 愛がなんだ に出てくる男のほうが、リアルっぽい感じはしました。

books.richardh.work

 

学生時代の好きだった人、今どうしているんだろう?とSNSで探してしまうような人には心に響く小説だと思います。

 

1ミリの後悔もない、はずがない (新潮文庫)

1ミリの後悔もない、はずがない (新潮文庫)

  • 作者:一木 けい
  • 発売日: 2020/05/28
  • メディア: 文庫
 

 

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【読書メモ】大人になってからの人間関係 キーラ・アサトリアン

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 人に囲まれているのに孤独を感じるという悩みは少なくないらしい。

アメリカのアンケートだと、悩みなどを相談する相手が一人もいないという人は25%にも上る。

SNSで繋がりやすくなって新しいタイプの孤独が発生している。

 

3年前くらい僕も、酷い孤独感に襲われた。

結局環境の方が変化してくれて孤独は解消されたけど、表面的にはつながりやすかったり、自分以外の人たちが楽しく繋がれているのを可視化しやすい世の中だから、著者の言うような新しい孤独が生まれているというのは実感がある。

 

印象的だったのは以下。

  • SNS、リモートワーク、テクノロジーが孤独感を生んでいる。
  • アドバイスは人間関係を壊す。していいアドバイスはプロフェッショナルや識者として相手から意見を求められたときだけ。
  • 職場の人間とは親密になった方が人生豊かになる。
  • シンプルに人を理解することと親身になる事を実践すればいい。
  • 先ずは自分と親しくならなければならない。自分ぐらいは自分を肯定してあげて仲良くしてあげよう。それができないと人とも仲良くできない。
  • 質問力を磨く。良い質問は相手を想像する力と親密になりたいという気持ち。
  • 質問するときに Why は使わない。Whichを使う。

本の骨子は冒頭に書いてあって

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自分に刺さるのはアドバイスをしないと質問にWhyを使わない。

これで結構人間関係壊したなという想いがある。

特にクソバイスは麻薬性があって、やめたいけれどなかなか辞めれない。

気が付けば人にクソバイス送っていたりする。

アドバイスというのは縦の関係を意識させるコミュニケーションですよね。

 

女性は共感を意識した会話をし、男性は自分がより優れている事をアピールする会話をすると一般的に言われています。

 

でも、水平コミュニケーションの達人の女性も、本当はそこも水平コミュニケーションとらなきゃいけない場面で垂直コミュニケーションしてしまう事がある。

 

そう、子育て!

 

僕は普段から、奥様に聞いて欲しいだけなのに、、、あんたのアドバイスなんて要らんわ!全然わかってないと、めちゃ怒られている。

 

先日、子供がボソッと悩みをうかがわせるような事を呟いた。

そしたら、あなたはこういう所があるから、そうなるの、直しなさい、そんなことよりこうしたらどうなの?と矢継ぎ早にクソバイス送って子供が涙目になって部屋

に引きこもってしまった。

 

女の人も、水平性を意識できないと、全然聞いてあげられないという現場を目にした。

 

それを観たら、ついクソバイス送ってしまう自分も少し肯定できましたw

難しい事なんですよねそれって。

俺は役に立っている、有能だって気持ちよくなれるし。

 

本当、気を付けたい。

もしも僕がまたクソバイスしていたら、お前また始まってるよと諫めて欲しい。

 

親しくなれる良い質問というのも意識できるようになりたいですね。

友達は居なくても生きては行けますけど、いた方がやっぱり幸福度はあがります。

 

 

読書は読むから聴く時代ですよ!

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【読書メモ】陰謀論とは何か 副島隆彦

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陰謀論とは何か (幻冬舎新書)

陰謀論とは何か (幻冬舎新書)

  • 作者:副島 隆彦
  • 発売日: 2012/09/28
  • メディア: 新書
 

フリーメーソンイルミナティ―、ロックフェラー、ロスチャイルドビルダーバーグ会議

実は、これらが世界を操っている!みたいな話は一度は聞いたことありますね。

 

それらがなんなのかを詳しく紹介してある本。

良く書けているところは書けている。

特に、フリーメイソンイルミナティ―の成り立ちは、宗教と近代科学思想、自由経済思想と交えてうまく説明できている。

 

ただ、本書全体通して 俺の、俺の、俺の話を聞け~ という調子が鼻につく。

こういうやつらにインチキだと言われた、私がいつデタラメを言ったんだ、言ったという所を論理的に説明してもらおう。説明できないならお前のいう事こそデタラメだ!謝れ。

そんな調子が結構続く。

 

俺様をバカにしやっがて!許さんぞ!!!!ていうのがメイン推進力という印象が残る。

 

陰謀と呼びたければ、それで定着しているし、面倒なので都度訂正はしないけど、陰で謀をするというよりも、巨万の富を持った権力者たちが協力して自分らに都合の良い世の中をつくろうという構造だから、権力者共同謀議と言って欲しいらしい。

なるほど、それは上手い言葉ですね。

 

まとめると副島さんの主張は

  • 巨大権力による共同謀議はある。
  • 現在の覇王はデビッド・ロックフェラー
  • 言われている謀議のなかで、とんでもの内容は完全否定する。地球外生命体レプテリアンを隠しているとか、人工地震を起こして災害を与えているとか、そういうのは荒唐無稽過ぎる。
  • エイズは科学生物兵器だったと信じている。
  • アポロは月に言っていない。

こういう事は、誰かが検証して証拠を示してくれないとなんとも言えない事ですね。

当事者たちがオープンにしないことにははっきりはしない。

なので、あるともないとも言い難いですね。

 

陰謀論と僕との関りも語りたいと思います。

15年ぐらい前に、僕もこういう論旨の話にふれて、一時期は世界をこういう見方をしておりました。

表に出てこない支配層が居て、あらゆることが上の決定で動かされて民衆はそんな一部の人の養分に過ぎないのだと。

 

本当の所は解らないんですけど、ちょっとその考えは筋が悪いかなと今は思ってます。

 

チェ・ゲバラの伝記を読んで、自国では国民の手前、こそこそ工作活動しているCIAも、南米の国々にはその存在を隠すことなく、自分達に都合の良い政権や企業をバックアップしてやりたい放題に搾取する様が描かれてます。

 

チェ・ゲバラ伝 増補版 (文春文庫)

チェ・ゲバラ伝 増補版 (文春文庫)

 

 

また、小説、海賊とよばれた男の中では、日本の石油業界を乗っ取り、エネルギーから日本を抑えてしまおうと、石油メジャーが謀略を巡らす様が描かれています。

勿論小説ですけど、下敷きになった話しは事実だと思います。

海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)

海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)

 

 

そういう事から、表に出てこない権力が、様々な謀略を巡らせて、自分らの利益を誘導しようという動きはあったし、実際今でもあると思っています。

 

けれども、歴史を振り返れば、現実には誰かが描いたストーリー通りに事が運ぶことなど稀ですし、色んな時代の条件や偶然が作用して動いてきたことが殆どです。

~が起きたのは~の為だという事が良く語られますが、実際は、多重要素が作用して一つの力へ向かったことであり、その一つが抜けても起こり得なかったでしょうという事の方が多いのです。

 

そして、盛者必衰の理 という言葉の通り、一つの権力が永久的に力を持ち続けるというのは人間社会の原理上難しいのです。

 

ロスチャイルド、ロックフェラーなどが大きな力を振るってそれが強い要素になり得た時代があったのは確かでしょうけど、同じ力を現在も維持できているとは考えづらいです。

新興産業が、既存産業の富を乗り越えて、旧権力の力がゼロにならないまでもある程度は減退させられていると考える方が自然だと思います。

 

また、権力というのは、想っている以上に民衆あっての権力なのです。

その考えは、こちらの本が参考になります。

歴史ドキュメンタリーや大河ドラマが描く歴史は権力者の視点で、”今こそ武田を討つ時じゃ!” で、戦が始まるのですが、実際当時の戦はもっと経済的な事業だった様です。

他の領地から食料が収奪できるという見返りなくして民衆は兵隊として戦ってはくれなかった。

むしろ、民衆の要望圧から権力者が戦に舵を切る事も少なくなかったことが描かれています。

ヨーロッパも事情は同じで、ドイツ傭兵団、スイス傭兵団をみても戦は仕事な訳で、より良い褒章や待遇を与えてくれる王様について戦争したのです。

権力者が掛け声をかけたところで、その見返りが提示されなければ誰も戦争してくれなかった。

より、利益をもたらしてくれる権力者のところへ民が移動するだけです。

百姓から見た戦国大名 (ちくま新書)

百姓から見た戦国大名 (ちくま新書)

  • 作者:黒田 基樹
  • 発売日: 2006/09/01
  • メディア: 新書
 
傭兵の二千年史 (講談社現代新書)

傭兵の二千年史 (講談社現代新書)

  • 作者:菊池 良生
  • 発売日: 2002/01/18
  • メディア: 新書
 

 

 このように、どんな時代であっても、絶対権力というのは案外難しいのです。

永続的に権力に居座ろうとすればするほど、民衆の欲望を満たし続けることは必須になってくるのです。

このバランスが崩れると革命が起きやすくなります。

権力者の首も危うくなる訳です。

 

海のアウトロー海賊も、驚くほど民主的で公平的で秩序を重んじた社会を営んでいたことが分かっています。

永続性という事目指すと、必ずバランスをとったやり方に収束してゆくのです。

「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書)

「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書)

 

そういう事から考えると、現代の共同謀議というのは、かなり民衆の意向に沿ったものに成り果てている可能性が高いです。

ワールドニューオーダーが選民した人間だけを生き永らえさせて、あとは死ねばいいと思っているなんて言うのも間違いです。

経済成長というのは、物々交換が発生する回数で決まるので、世界の富が減ってゆく方向になる人口減少なんて権力者が望んでいる訳が無いのです。

人口爆発が懸念されていた1970年代ならばそういう思想があった可能性はあります。

 

長くなりましたが、僕の意見をまとめると

  • 権力者共同謀議はある。
  • 権力者共同謀議のみですべての事柄を説明できない。
  • 恐らく現在ではその権力、19世紀、20世紀の頃と比べたら大分弱い。
  • 新コロナは権力者の謀ではない。
  • 新コロナは生物兵器ではない。
  • 5Gも権力者の謀ではない。
  • ビルゲイツがワクチンを使ってマイクロチップを埋め込もうとしているなんてあり得ない。
  • ワクチン開発は狙っても簡単にはできない。
  • ワクチンは製薬会社がお金を儲けるために普及させようとしているは、半分そういう側面がある。
  • ワクチンが病気を予防する効果はおまじない程度しかなく、すべてはお金儲けのため説は間違い。ワクチンは集団免疫という効果がある。
  • 人工地震なんてない。
  • アポロは月に行っていると思う。(嘘の可能性もゼロではないけど嘘説は筋が悪そう)

そんなところでしょうか。

 

権力者が居たとしても、その権力の維持を謀ろうとすればするほど、民衆の幸福を追求する方向に向かっていくので、20世紀よりもその力の発揮させ方は穏やかになっている可能性の方が筋が良い。

 

共同謀議があったとしても、多くの民衆にとって注目すべきはそこじゃないと思います。

人類というものが、もっと大きな存在のシュミレーションプログラムだ!という説もあると言います。

その仮説が真実だったとして、我々の人生は大きく考え直さないといけないのでしょうか?

それと同じだと思います。

そんな上のレイヤーばかり気を取られても仕方ないと思います。

もっと身近なスコープで、問題を解決してゆくという生き方の方が、充実した良い人生が送れると思います。

 

陰謀論のオリジナルは殆ど海外発祥だとか、イルミナティ―、フリーメーソンあたりの章は勉強になりました。

ケネディーはじめ、巨大権力に対抗しようとして暗殺された人たちが居たは、まあ、あるかもねぐらいに思いました。

 

陰謀論て凄く魅力的なんです。

みんなが気が付いていない謀略に、自分は気が付いているっていう妄想は誰でも抱きやすい。

それが逆張りであればあるほど気持ちがいいものだっていうのは共感できます。

その魅力は魔力的といって良いと思います。

意外な話、裏のある話っていうのは誰もが大好きですし、それをバカにする態度も良くないと思います。

 

本書は、クセの強い、負けず嫌いな書き方に耐えれれば楽しめる本です。

フリーメイソンイルミナティ―、ロックフェラー、ロスチャイルド

こういうワードに興味があるひとは是非!

 信じるか、信じないかはあなた次第。

陰謀論とは何か (幻冬舎新書)

陰謀論とは何か (幻冬舎新書)

  • 作者:副島 隆彦
  • 発売日: 2012/09/28
  • メディア: 新書
 

 

 

 

読書は読むから聴く時代ですよ!

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【読書メモ】 マンガ・アニメ夜話 「マジンガーZ」の作り出した定石をすべてひっくり返した「ガンダム」岡田斗司夫

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 読書というほど濃い内容ではないですけど、ロボットアニメの歴史が知れて面白かったです。

サロンでの語りの内容を書籍化したもの。

 

鉄腕アトム → マジンガーZ → ゲッターロボ → ガンダムの流れを紹介してます。

平行で、ポピーというおもちゃ会社の奮闘記があり、後に、おもちゃを売るためのアニメ企画みたいなものが造られていった経緯が語られてます。

このポピーという会社が亜鉛ダイキャストを「超合金」とネーミングしたマジンガーZを造って大当たり。

それまでどこのおもちゃ会社もテレビキャラのアニメは博打性が高く及び腰だった。

流行っては廃れのサイクルが早く型代を回収できるかどうかわからないからだ。

 

マジンガーZであてたポピーはその後、ゲッターロボという3体もおもちゃが売れるアニメ企画を立ち上げる(諸説ある)

 

これらがあたりそのビジネスモデルが確立されてくる。

そして、おもちゃの単価を上げるために、購買ターゲットを小学生から中学生、中学生から高校生と狙いを変える事で、アニメのストーリーも単純明快なものから複雑で濃厚なストーリーへと変化していったのがガンダムに至るまでのストーリー。

 

凄く面白い裏ストーリーでした。

 

以前読んだこちらの本。

優れた科学技術の発展には、優れたSF作品の存在が発想の源泉になっているという話しがありました。

科学者同士で、意思疎通するさいにも、あの作品のあのメカのようなという引用でもって概念を伝え合う事は多いようです。

よって、優れたロボットアニメの放送環境があった日本は、ロボット開発においてその分有利な文化圏という事が語られていました。

 

鉄腕アトムマジンガーZガンダムの流れは、今後の産業発展の大きな文化財になり得るかもしれませんね。

 

 

 

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【読書メモ】アフリカなんて二度と思い出したくないわ アホ! さくら剛

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 比喩芸人!

比喩がめちゃくちゃ面白い。

引き出し多いなー。

 

この人の比喩芸で、トラブルだらけの旅行が、爆笑旅行記に調理されている。

 

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引用:素敵な誕生日編

 アフリカ→エジプトまで、ただただ笑える話なんですけど、イスラエルの章は笑いを含みながら凄くシリアス。

パレスチナ人問題の生身の体験記が描かれている。

いつ何時、頭打ちぬかれる、家を戦車でなぎ倒される、妻や子供を爆弾でふっとばされる。

 

そんなシリアスな現実が横たわっているのが文章から伝わってくる。

恐らくチベットウイグルなんかもこれに近い状態なのではないだろうか。

平和はタダではないし、人権が守られる事も当たり前ではない。

夫婦喧嘩だとか、上司が嫌だとか、そういう事に悩めるのってある意味幸せな事なのかもしれない。

 

コロナ禍中、そして、アフターコロナ。

世界を旅行するという事はもしかしたら二度と簡単には出来ない事になる。

世界がグローバルという価値でつながっていられた、そういう時代の記録になってしまう可能性もあるなと思いました。

 

本で旅の世界を楽しもう。

おすすめ!

 

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【読書メモ】ここは、おしまいの地 こだま

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ここは、おしまいの地

ここは、おしまいの地

 

恥、過ち、みじめさは、筆力さえあれば大きな財産になるのか。

夫のちんぽが入らない の、こだまさんが送るエッセイ。

本書を読む前に、私小説 夫のちんぽがはいらない を先に読まれる事をお勧めします。

本書の背景が解ります。

夫のちんぽが入らない (講談社文庫)

夫のちんぽが入らない (講談社文庫)

 

 

この人の文章センスは抜群ですね。

比喩表現とか

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 引用:ここは、おしまいの地 953ページ

20km の距離を表現するのに、ガリガリ君が青い液体になるなんて表現できるだろうか?

素晴らしい。

 

ヤンキーと付き合った話、クセ―家に住んで鬱気味だった夫が快活になった話しなど、どれも吹き出さずには居られない話。

 

本書で衝撃的だったのは、前作、夫のちんぽが入らないも、こだまさんが作家活動している事も夫に内緒だという事。

 

夫のちんぽが入らないは、こだまさんの自身の恥部を吐き出した私小説

折れそうな心を手段選ばずなんとか支えたサバイバル記でもある。

内容的には、並みの旦那なら許せず三行半のような事。

これだけの、メガヒットを飛ばした本なので、夫も当然読んでいて、それを知った上で、自らの風俗通いと相殺清算して、夫婦としてのお互いにかけがえのない部分を因数分解して認め合うみたいな、そんな世界だと思ってました。

知らなかっただけだったとはw

いやー、墓場まで持って行って欲しい。

夫さんに近いひとは、これ奥さんの本じゃないですか?なんて絶対伝えないで欲しい。

 

そうであっても、この夫婦のありようは素敵ですよ。

ダメな所じゃなく、良いところにフォーカスして、ダメなところは関心を持たない、目に入れない。

 

最新作の いまだおしまいの地 も読みたい。

 

ネガティブな経験や感情って、なにかのきっかけで財産になるんだなと。

それには記録も大事かも。

自分も、いい事嫌な事、なるべく文章で記録してゆきたいなと思いました。

人間新しい情報を入れるために古い事はすぐに忘れてしまうので。

 

ここは、おしまいの地

ここは、おしまいの地

 

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