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ブロガーリチャードの読書記録です。

【読書メモ】すべてはモテるためである 二村ヒトシ

すべてはモテるためである 二村ヒトシ

すべてはモテるためである 二村ヒトシ



20年以上前に出版されたロングセラー。
確かに学生時代にヴィレッジヴァンガードあたりでよく見かけた。
 
当時はモテたいと言う思いがありながら、長く付き合っていた彼女がいたため、電子書籍もない時代、この本を家に置くことがはばかられた。
今思えばこの本に書かれているような臆病な自意識過剰な人だったわけです。
 
気になっていた本だったんですけど、電子書籍化されておらずなかなか手が伸びなかったのですが、つい最近電子書籍化されたことを知り購入させていただきました。
 
あなたは気持ち悪いからモテないんです!
冒頭からいきなりショック。
あなたはお金がないから貧乏なのです。
同じ位身も蓋もない話。
 
でもこの本の肝となる部分なので、まずは気持ち悪いと言うことを受け入れて読み進めます。
 
もう一つのこの本のテーマ、解像度を上げて考えるです。
気持ち悪いと言う状態はどういうことなのかと言うことを解像度を上げて説明しています。
 
解説によれば2から5が気持ち悪いと説明しています。

引用:すべてはモテるためである 二村ヒトシ 389ページ
 
ちゃんと考えると言う事は、この行動が最適解と結論しすぐに行動に移せる状態のことを言うと言ってます。
この点は結構いいところついていると思います。
どんなに頭が良くてもアウトプットを選択できないのであれば堂々巡りで暗くなる事としてます。
やっぱりよく言われる、優柔不断はモテないを、違う言葉で説明してますね。
決断力がある人がモテるんですね!
その決断力を鈍らせるのは臆病さと自意識過剰。
 
解像力を上げる。
本の中では、なぜモテたいのかを解像力を上げろと書いてあります。
その理由はモテたいと言う欲望をちゃんと自分で説明できる、自分のことをよく知る、その作業ができているのかと言う問いかけです。
 
職業や、学生なら専攻みたいな属性を使わないで自分のことを説明できるようにならないとダメ。
この問いはなかなかドキリとさせられます。
 
自分はこういうことが大好きで、それがなぜ大好きなのかと言うことを人に説明できると言う事は、自分の好きや欲望がわかっていると言う事。
自分がなぜ大好きなのかをしっかり説明できると言う事は、心の故郷があると本の中では表現しています。
 
そのような場所がある人は、人との関係で恐れる事は無いわけです。
外で傷ついたとしても、戻って輝けたり世界に惹かれたりする場所があるからです。
 
例えば自分がゴルフが好きだったとします。
でも、その好きな動機が、取引先の人と楽しめそうとか、キャバクラの女の子たちが⛳やってるからデートに誘えそうだったりした場合は、それはほんとに自分が好きなことなのかと言う問い直しをしたほうがよさそうです。
なぜなら、そういう時は自分の本当の欲望のためでは無いからで、心の故郷にはなり得ないからです。
 
もう一つのこの本の主張は相手の土俵に乗れです。
相手の立場を想像して、もし自分が相手なら何が欲しいのか、何をして欲しいのか、考えてアウトプットできる人がモテる。
 
孫子の兵法、敵を知り己を知れば百戦危うからず。
 
今日の格言は、恋愛市場でも通じる言葉のようです。
 
そして重版を重ねた現代版の本書は、加筆された部分があります。
 
それが後半のではそういった思考や態度はどのように身に付けられるかを書いたのが後半の章です!
 
この章では、まずはキャバクラとかに行って女のことをしゃべる練習をしなさい、そしてステップを上げて風俗店へ行きなさいと書いてありました。
僕らは大人になるまでに、恋愛の仕方は基本習う事はありません。
恋愛を始めたければ恋愛するしかないと言うのが現実なんです。
お金はかかりますが、恋愛機会に恵まれなかった人が練習できる場所と言ったら、現実的にはそれぐらいしかないかもしれませんね。
 
そう考えると、北方謙三氏の有名なセリフ
小僧ウジウジ悩んでないでソープへ行け!
あたらずとも遠からずかもしれません。
 
まとめですが、この本が非モテに悩む男の救いになるかは非モテの種類によるかと思います。
今まで、女性に何度もアプローチしてきたが、うまくいったためしがないみたいな人には良い気づきやヒントを与えるかもしれません。
 
そうではなく、出会う努力もしてないし、アプローチも怖くてほとんどした事は無い。
モテたい=ある日突然自分の好みの女の子が、自分に好意を寄せてくれないかなと都合よく考えているタイプの人には、ここに書いてある内容がぴんとくる可能性は少ないと思います。
 
20年前といえば、雑誌ポパイ、ホットドッグプレスがまだまだ元気な頃で、こうやって女性を口説いたらいいとか、女性をここに連れて行ったら間違いないみたいな話が溢れてました。
その中で、本書のような内容は異色の存在だっただろうなと想像します。
本質を語っており、その内容は20年経った現代でも古びることなく、人によっては役に立つ気づきや心構えのヒントを与えてくれます。
 
実践的な内容で言えば、恋愛工学と言う言葉を生み出した藤沢数希氏の、ぼくは愛を証明しようと思う。がオススメですか、こちらは生兵法は怪我の元じゃないですけども、使い方を間違えると結構ひどい怪我をしてしまう本なのです。
なので先にこのすべてはモテるためであるを読んで、その後に僕愛を読んでテクニック面を補強すれば、より高い効果の実践ができるのではないでしょうか。
 
本書の続編、なぜあなたは「愛してくれない人」をすきになるのか。も読んでみたいと思いました。

読書は読むから聴く時代ですよ!

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