私は女性が語るモテ論を信じていません。同様に、旦那さんがこう変われば夫婦生活はうまいく行くみたいな話も基本信じません。何も参考にしないわけではありませんが、彼女たちの意見は女からの視点で、夫婦円満生活に成功している男の意見ではないです。それは言わば、お客様の意見です。お客のアンケートの通りにしてゆけば、素晴らしい経営が実現できるわけではありません。私のパートナーも、もしこうだったらよかったのにということを言っていることがほとんどです。
ふわふわ し た 恋心 では なく、 や むにやまれぬ 生殖本能 なので ある。 欧米 男子 たち の レディ・ファースト という マナー は、 女性 脳 の 本能 に ぴったり かなっ て いる ので ある。 そもそも、 男性 脳 には、 女性 脳 が 勝手 に 夢見る「 包み込む よう な 思いやり」 という 機能 は つい て い ない。 標準 装備 では なく、 経験 で 培う オプション なので ある。 欧米 の 男 たち とて 例外 では ない。 彼ら は、 自然 に 思いやっ て 行動 し て いる わけ では なく、 子ども の 頃 から、 母親 に この エスコート を 男 の 心得 として 叩き込ま れる の だ。 だから、 小学生 男子 で あっ ても、 電車 や バス では、 女性 に 席 を 譲り、 レストラン では、 お ばあちゃん や お母さん が 座る まで、 決して 座ら ない。 ここ は 欧米 男子 に ならい、 エスコート を ルール として 身 に つけよ う。
こうすることで妻のストレスが軽減され、円満な家庭生活が実現するなら、欧米の離婚率は低くなるでしょう。
私たちは親の世代の価値観で、男性は仕事がすべてという考え方を受け継いできました。しかし、家庭が2番目にくるという価値観に対して反対する価値観の中で成長したため、私たちは親の世代よりも家庭にリソースを2倍や3倍割くことが一般的になっていると思います。にもかかわらず、奥様方のストレスが減少しているようには見えません。人間は環境にすぐに慣れてしまう特性があります。ありがたいこともすぐに慣れ、不満には過剰に反応する仕組みが備わっているからです。
オリエンタルラジオの中田敦彦さんの「いい夫やめました」という記事は有名です。彼はいい旦那になろうと努力してきましたが、妻のストレスは減少するどころか増加したという話です。
もちろん、家事を積極的に行うことは重要ですが、それだけで幸せな結婚が保証されるという幻想を、特に若い男性に抱かせるのは望ましくありません。頑張って努力しても、その結果妻に嫌われてしまうのは不幸です。それは避けるべき事態でしょう。
文章中では男性脳と女性脳という論理でもっともらしく説明されていますが、僕にはどうしてもポジショントークに聞こえてしまいます。
男性の身体で妻と対峙したことない人の意見。
大切なのは、夫婦関係がうまくいかなかったときに話し合える環境を持つこと、そして自分の環境に関わらず、家庭をうまく運営していく決意を持つことです。他人と共に生活する際に必要なのは、エスパー的な期待よりもお互いの自己肯定感を高めつつ成熟した大人になることです。相手に幸せを求め過ぎず、お互いを受け入れる包容力を持つことが大切です。
この本は、鵜呑みにすると有害な側面があると思いました。
自己肯定感、コミュニケーションという観点で、夫婦の問題という難解なパズルに挑む方が筋が良いかと思います。
読書は読むから聴く時代ですよ!
本書も、アレクサアプリを使って隙間時間にながらで読み切りました。
超おススメの読書方法を紹介したこちらの記事も是非ご覧下さい。
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Kindle Unlimitedはいいサービスですよ。
最近人によっては20冊まで借りることができるみたいです。
僕もアップデートで20冊借りれるようになってました。
凄く使いやすくなった。