リチャード 読書好き好き!

ブロガーリチャードの読書記録です。

【読書メモ】やれたかも委員会 吉田 貴司

 

やれたかも委員会 吉田 貴司

やれたかも委員会 吉田 貴司

 

いつの間にか大好きな漫画、やれたかも委員会の5巻が発売されていた。
 
Kindle Unlimitedでも読めるのだが、このシリーズは大好きなのでデータとして残したいのと、作者により多くのお金が入るのではないかと思い単品購入した。
 
またいつものやれたかもストーリー。
個人的に刺さった話は、おっパブ嬢とのやれたかもと、8年間片思いしてくれた男との、やれたかもの話。
 
おっパブ嬢の話はこのシリーズの典型的パターンで、あと1歩の勇気が足りなくてやれなかったのではというよくある話。
 
8年間の片思いしてくれた男の子とヤリそこねた女の話は、男の恋心や深い愛情に気づきながらも、目の前の欲望に流されて、他の男と付き合ったり、かと思えば片思いのその男の優しさを利用したりと、女の子あるあるの利己的描写がリアリティ溢れててとても良かった。
 
そして、男の方も8年間思ってたくせに最後までいい人というキャラで振り向かせようとしている童貞性がたまらない。
 
とてもすれ違ってて良い。
 
やれたかも委員会作者が言うには、次回を最終巻とするらしいです。
 
大好きなシリーズなので、続いて欲しかったですけど、終わっちゃうんですね寂しい。

読書は読むから聴く時代ですよ!

本書も、アレクサアプリを使って隙間時間にながらで読み切りました。

超おススメの読書方法を紹介したこちらの記事も是非ご覧下さい。

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この方法もいいですし、Audioブックもプロ俳優さんの読み上げでなかなかいいですよ。

 

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【読書メモ】「非モテ」からはじめる男性学 西井 開

「非モテ」からはじめる男性学 西井 開

非モテ」からはじめる男性学 西井 開
人間科学研究の著者が主催する非モテ研究会、通称、非モテ研。
非モテ男性が集まり互いの非モテ体験を共有し、参加者の自分との類似体験から非モテの自分を取り巻く男性社会の構造を浮かび上がらせたり、ストーカー加害や女性の同意のない身体接触を犯してしまったことを反省もしつつも、問題行動を起こしてしまった時の心理や、それを向かわせた環境要因を考察するに至ったり。
 
こういう話合い活動を通し、男性社会のに存在する構造的問題、男性の立場から見たジェンダー問題を考え、まとめた本です。
 
読んでいて非モテと言う現象は自己責任にとどまらない構造的な問題が絡んでいるなと感じた。
性犯罪の研究分野では発達障害や依存症など個人特有の問題として解析や改善方法の開発が進められているが、本書を読むと、個人の特性だけではない社会構造があるように思う。
 
また生きづらさを感じる非モテ男性達が、この活動を通して自分の不遇を消化できたり、癒されたりする様が描かれており、当事者で集まって話をするという事は問題に対してとてもポジティブな営みなんだなと感じた。
 
読んでいて反省したのは、この本で言及されている男性社会にあるコミュニケーションの問題。
具体的にはカラカイや弄りによる親密さを深める行動。
僕はこれまでたびたびこのことで人を傷つけるようなことがあったと思う。
そのことで失ってしまった友情もあったし、中には被害の方の人生に大きな影響を与えてしまった可能性もある。
そして、この問題は加害者は常に加害者ではなく、被害者は常に被害者ではない点も注意だ。
あるコミュニティーでは被害者だった男性も、強くいられる場では加害者になる事もあるのだ。
相当意識しないとつい犯してしまうコミュニケーション。
その事にもっと自覚的になるべきと思った。
 
もっと気持ちの良い人を傷つけないコミュニケーションが取れるようになりたい。
 
現状、男性の生きづらさについて、女性と権力を持った男性から無視されている。
モテないのはモテない人が悪いでしょうと言う恋愛自由主義が社会の中では当たり前に許容されている。
今の空気のなかでは強くなることですか幸せになる道は無い。
でも、生きづらい人を作り出して放置すればインセルによる無差別殺人みたいな悲劇を引き起こしたりするし、極端な偏りになれば戦争も引き起こしかねない可能性はあると思う。
 
こういう話がもっともっと世間に認知されるようになり、多くの人が生きやすくなるような仕組みができたら良いと思った。
 
本書はそういう男性の生きづらさ問題を取り上げた、今は珍しい営みの一つを記録した本だと思う。

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【読書メモ】無理ゲー社会 橘 玲

橘 玲さんの最新刊の新書。
 
他の著書とも重複点も多いが末章は面白かった。
 
資本主義社会と言うのは恵まれている人がどんどん恵まれて行く。
 
それは福利の計算で説明されている。
お金を持っている人はお金を使ってお金を増やすことができる。
持っていない人はそれができない。
そして経済格差は時に幸福度格差も生み出す。
 
人間関係を説明するのに用いた3つの空間。
愛情空間、友情空間、貨幣空間。
現代社会と言うのは通信や移動手段がテクノロジーが発達したため、かつて150人がマックスだった友情空間が理論上75億まで広がった。
友情空間の広大な広がりにより相対的な価値が下がり、愛情空間に価値が置かれるようになってきた。
 
この愛情空間の充実が幸福度を左右している。
男性において、家族や恋人を持つ事と経済力は関係があるので、経済弱者になると愛情空間に身を置くことが難しくなりがちになる。
 
そして、かつては身分や生まれのせいで不幸な人生を送っているという説明が成り立ったが、今の自由主義的考えでは、表向きにはそれは自己責任、努力不足で起こっている事と説明されるのでその苦しさがある。
(実際は、格差によるスタートラインの違いなど努力では表向きの教義と異なる実態が横たわる)
 
人類史を見ても平和な時期が続けばこの傾向は必ず出現する。
それを平準化してきたのは戦争や疫病と言うイベント。
 
問題もあるがそれでも資本主義と言うのは人間の欲望を叶え、技術を発展させるのにとても効率よく働いたシステムであった。
貧富の格差を生み出してしまうが全体的には人類の発展に貢献してきた。
このことから資本主義を廃止することは難しい。
 
橘 玲さんのベーシックインカム否定論はとても納得がいく。
外国人を連れてきて日本人と結婚して子供を見たらその分お金がもらえる事が可能になると必ず問題になる。
その問題の回避には、誰を受給対象の日本人とするかという事に議論が向かうだろう。
その結果苛烈な人種差別が発生してしまうので、絶対にうまく行かない。
 
ここまでは他の著書でも書いている。
 
この本でしか語られていない部分は末章の部分。
ベーシックインカムはAIや個人をデーターベースで接続する技術以前に考案された仕組みで既に古い。
今ならもっと効率的な社会主義に近いシステムがあるというのが末章。
 
例えば、所有物に年率7%とかの課税をする仕組みが面白い。
富を所有することに課税し、体験したりシェアしたりすることが経済活動の中心となっていく仕組み。
 
今は、能力は努力でもって獲得されるという建前が存在するが、事実は半分くらいが遺伝的要素が強い。
 
こういう事実を世間が公式に認めるようになると、技術によりこの遺伝的劣勢を何とかしようという発想が生まれる可能性がある。
脳に電極を埋める事でニューロンを活性化し、誰でも天才にできる技術を紹介していた。
人類を全員天才にして遺伝的格差をなくす考え。
 
毎度の事だけど、持っていきたい意見の為に資料を当てはめるってところがある書き方だけど、ベルカーブの膨らみの部分で語るなら間違ってはいないのかも知れない。
 
ベーシックインカム否定論と末章のポスト資本主義のシステムの紹介は読みごたえあります。

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【読書メモ】冒険歌手 峠 恵子

歌手の峠 恵子さんによる冒険記。
 
冒険自体は20年前の出来事。
日記をもとに体験記を書籍化したもの。
 
歌手として成功をしていた峠 恵子さんが、本屋の立ち読みで出会った探検隊員募集の広告。
人生を変える冒険にするぞと藤原隊長が仕切るニューギニア探検隊に参加することが決まる。
 
タイトルから世界各地を歌いながら旅する話なのかと思っていたらそうではなく、ガチの川口ひろし探検隊みたいなことを、全くの冒険素人の峠さんが挑戦する話だった。
 
序盤は読んでいるだけで船酔いしそうな過酷なヨット航海描写。
この序盤でまず最初の脱落者、元自衛隊員という屈強な男コーちゃんは、この船酔いで完全に心が折れてそうそうに探検を離脱する。
揺れる海では冒険のエキスパートである藤原隊長ですら船酔いで体調を崩す有様。
 
到着した先のニューギニア探険では、現地住民をガイドに雇うも、騙されたり、協力してもらえなかったり踏んだり蹴ったり。
 
でもそんなトラブルも、隊長のリーダー力で統率してまとめていく描写は痺れるものがある。
言葉が通じなくても、異文化の人間とうまくやり合うのは最後はリーダー力だ。
 
全くの冒険素人の峠さんも、藤原隊長に叱咤激励されながら、心折れそうになる場面も何度も何度もあるのに、最後の最後までリタイアせず冒険をやり遂げた。
 
命がかかってるような場面も何度もあった。
冒険というプリミティブな活動は確実に人間を成長させるものだなと読んでて感じた。
 
巻末の解説ページを書いているのが、同じく、冒険家の高野秀行さんであった。
 
高野さんも若い時から過酷な冒険をくぐっている。
 
その高野さんが、峠さんの冒険の健闘を称えていたので、よりこの冒険の過酷さとすごさが僕には伝わった。
 
高野さんの大学生の時の冒険旅行を記した、幻獣ムベンベを追え。

凄く面白い本なので、ぜひ読んでください。

しかし、読んでて思ったけども、これだけの極限状態の中、男と女が冒険して恋愛関係は何もなかったのだろうかと思った。
途中からはユースケも離脱して2人きりだし。
 
命がけの苦難も乗り越えた2人、ここには書かれないような感情もあったかもしれないと思いながら読むと、また面白い。
 
ここまでは本編を読んでの感想でした。
ここまで書いた後に、エピローグを読みました。
 
そこには峠さんの冒険のその後が記してありました。
 
はっきりは書いてはいないけど、冒険の中で隊長と恋仲になったんじゃないかな。
 
冒険から帰った後2人は一緒に住んでたようです。
隊長はヒモ状態で!
これは邪推なんですけども、峠さんを冒険にアサインしたのも冒険中のセックスを期待する部分があったのかもしれない。
全くの素人で体力的にも非力な女性を隊員にアサインする理由てそういうところだったり、、、真相はわかりませんけど。
 
僕はいつも過酷な冒険の間、性処理ってどうしてるんだろうなんて事を考えるんですよね。
アポロの隊員とか、国際宇宙ステーションに滞在する野口聡一さんとか。
現実問題オナニーはしているわけでしょ?!
オナニーしなかったらホルモンバランス崩れて鬱になっちゃったりするので、性処理ってバカにできない話だと思うんです。
 
登山家の野口健さんもヒマラヤで少女買春?!みたいな事した話も漏れ聞こえてくるし。
 
エピローグの部分にユースケとの対談が載っていた。
当時学生だったユースケは後にノンフィクション作家で冒険家になる角幡唯介
そこには隊長への尊敬の部分と2人で詐欺師呼ばわりしてダメ出しする二面性が見てとれて、本編を読んだあと種明かしを見るようで面白かった。
 
ここまで書いて峠さんのこんなインタビュー記事を見つけた。

www.fsight.jp

 

「私が隊長に耐えられなくなっても我慢していたのは、最後にチャウ丸を売って、そのお金を借金返済に当てなくちゃいけなかったからです。旅の終わりで、隊長から優しい言葉をもらって感動はしましたが、恋愛関係で一緒に暮らしていたわけではないですよ。どこにも行く当てがなかった彼を引き取って、住まわせてあげたという感じ。

 

そうなんだ、、、恋愛関係は否定されてますね。

モラハラによる上下関係ってそういう恋愛感情生まれやすい土壌だったりするのでやっぱりそういうのはあったんじゃないかと邪推しました。

真相は本人たちのみが知るですね。

 

冒険後の峠さんの人生も一冊書けそうなぐらい濃い人生でした。

是非エピローグまでじっくり読んでみて下さい。

 

 

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【読書メモ】アフターコロナの生存戦略 成毛 眞

アフターコロナの生存戦略 成毛 眞

アフターコロナの生存戦略 成毛 眞

 

2020年の11月に出版された本。
2021年8月に読んだので答え合わせをする部分もある。
 
最悪に予想が外れていた部分。
それは冷静に集団免疫を待つべきと言う意見。
去年はおそらくこの意見を持っている人も少なくなかったであろう。
行動制限による経済破壊を心配してこの意見だったのかもしれない。
前提知識として去年の従来株はお年寄りや基礎疾患のある方は死亡リスクが高いが、若者や子供は低いと言う特性に則っての意見だったかもしれない。
 
成毛 眞の認識が甘かったのは、ウィルスは変異すると言う事。
去年コロナはただの風邪と言っている人には、僕はウィルスっていうのは変異するので、若者や子供が殺さないと言うルールがいつまでも続くとは限らない、変異を生まないためにも感染を予防することが大事だよと反対してきた。
 
今のデルタ株、ミュー株の猛威を見たら、どちらが正しかったのかはもう明らかです。
 
著者は医者の友達も多いから、僕の意見は間違っていないて論法だったんですけど、どんな頭が良くて広く造形の低い人でも、専門外の事は結構間違うんだなという事を感じました。
 
良かった点については、インターネットを使って世界から情報を受け取る習慣を身に付けようと言うところはとても参考になった。
 
その際英語の原文で読む必要はない。
Google翻訳を使って英語の記事を翻訳した日本語で読むば、日本の近未来になり得るニュースが取得できるかもしれない。
オススメはアルジャジーラのニュース。
アメリカ系のニュースと言うのは案外民主主義陣営よりにバイアスがかかっている。
 
アルジャジーラに関しては意外なことにも中立に近いスタンスで記事が書かれているらしいです。
 
こういうことを積み重ねていくと生きていくのに有利な情報を得られる可能性は確かにありますね。
 
次のGAFAを探すにはSF小説を読めと言うご意見も面白かった。
 
これはロボットを研究している人の本にも同じようなことが書いてあった。
優れたSF作品に触れる機会が多い国と言うのは優れた発明が生まれやすいと言うことです。
 
SF作品と言うのは未来技術の研究を進めていく上で研究者同士の共通概念になったりし得るのです。
 
甲殻機動隊光学迷彩みたいなーと概念を伝え合うことで詳しい説明をせずと思う研究者同士はすぐさま内容を理解できるようになる。
 
話題は広範囲にわたります。
アフターコロナというタイトルはそんなに内容に色濃く反映されているわけではないですね。
 

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【読書メモ】すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある 犬山 紙子

すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある 犬山 紙子

すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある 犬山 紙子

 

 

犬山 紙子さんの新刊。
吉岡里帆さんのラジオでこの書籍を知りました。
紙子さんが夫婦関係に行き詰まったときに、自分が夫にこんなに怒ってしまうのはなぜなのかを掘り下げて考えた。
これはなんとかしないとと言う問題意識があったからこそカウンセリングを受ける選択が取れた。
これは多くの夫婦が参考になるのではないだろうか。
夫婦の間で話し合いやコミニケーションを重ねて解決して行くのが基本だが、どうしても2人では平行線になってしまう事は、プロの力を借りないと解決困難な事が多い。
プロもピンキリだけどスキルのあるプロは本当に問題を解決するのに強力なアシストになったりする。
どんな難問も解決するのは知識(インプット)と行動(アウトプット)。
この本は問題を抱えていたり、既に問題を解決した様々な方へのインタビューを通して、悩める夫婦の知識(インプット)になるヒントがちりばめられている。
特に章毎の末に、章の要点がまとめてある。
これらを紙にでも書いてまとめておいて、時折思い出せるように意識すると夫婦運営もうまくいくのかもしれない。
本書はKindleセールの時に50%オフで買えました!
今でも買えるのでしょうか?
夫婦関係で悩みを抱えている人はオススメの一冊です。

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【読書メモ】誰にも言えない夫婦の悩み相談室 小野 美世

誰にも言えない夫婦の悩み相談室  小野 美世

誰にも言えない夫婦の悩み相談室 小野 美世

 

 

夫婦に横たわるよくある悩みをどういう姿勢で望んだら良いかと言う作者の提言。
 
主に妻側の視点!
同著者よる負けるが花と言う別タイトルの本を補完する内容。

 

軸になる考え方として、相手をコントロールしない、相手の気持ちや反応は相手のもの。
自分の意に沿わせようとする事はコントロールであると言う事。
 
まずコントロールすると言うことを手放すことから始める。
それは相手に合わせる、服従する、我慢すると言うことではない。
 
自分の気持ちは惜しげなく相手に伝える。
どうしたら正しく伝わるのかはしっかり考えて話をする。
それでもどうしても伝わらないし、相手が変わってくれないことはある。
 
そうした場合に、自分の大切にしたい特性は何なのかと言うことを考える。
 
例えば少なくないカップルが落ちるセックスレス問題。
自分の希望を相手に伝え、セックスしたいと思っている方が誘うべきではあるが、相手の気持ちが反応は相手のもの。
自分の期待する反応とは違うものが返ってくるかもしれないがそれで相手を責めてはならない。
 
それでも自分の大切にしたい特性や欲望、セックスを大事にしたい、そんな思いがあるなら、いちどきりの人生なので婚外恋愛も検討に入れることを否定しない。
変わらない相手へ希望をぶつけ続けるというのもあまり生産的ではない。
 
そういうことを肯定的に描くようになったのは令和らしい本だなと感じました。
 
家族観も時代とともにどんどん変わっていっているので、既存の常識に縛られずアドバイスを送っている点については踏み込んでいるし実用的だと思う。
 
読んだ人が救われるような内容でなければ読む価値がないですもんね。
 
後は読者が読了後それぞれ自分の人生を考えていけば良いのだと思います。
 
そして夫婦に限らずあらゆる人間関係が流動的です。
特に環境要因が人間関係に及ぼす影響と言うのはとても大きなものです。
 
うまくいってた夫婦も職場関係や出産育児等のイベントで、関係が変質してしまうのもよくある話です。
 
またうまくいってない夫婦も、夫の転職などを機に良好な関係に変わっていくことだってあり得ます。
 
先日読んだreiさんの本の言葉を借りるなら、人生は今よりましな選択を選んでいく事の繰り返し。
 
問題に行きづまったら環境や行動を変えたりする事は有効な方法だと思います。
 
悩んでいるだけでは何も変わらないし解決しないので、本書のような本を参考にしたりしながら、よりマシな夫婦関係を選んでゆけたら良いのではないでしょうか。

 

 

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【読書メモ】大家さんと僕 矢部太郎

大家さんと僕 矢部太郎

大家さんと僕 矢部太郎

 

 

カラテカ矢部さんの話題作。
画まで矢部さんが出かけているとは知らずに読んでいた。
ちびまる子ちゃんみたいなほのぼのタッチ。
 
裕福な生まれと育ちの大家さんとの交流を描く。
令和においてこのような距離感の人付き合いって近すぎて鬱陶しいと感じがちだが、矢部さんにもおそらくそんな思いもあっただろうがそこも含めて楽しんでいる様はとても読んでいて心地が良い。
僕も若い頃にアパートの向かいの一軒家のおばさんに挨拶をしてもらったり、おやつ分けてもらったりお世話になったりした。
にも関わらず、急遽転勤になりろくに挨拶しないまま引っ越してしまったことを思い出した。
どうしてるだろうか、もう亡くなっているかもしれない。
薄情であった!

 

基本的には僕はあまりこういう人情話は好きじゃなく、昔はこういう人情があったよねって話は好きじゃないのだけど、この本は嫌味なく入ってきた。

 

こういう近い心の交流て懐深くないとなかなかできない。

面倒は面倒だけど、面倒も引き受けて楽しむよってなると、良い人生がおくれるのかも知れない。

矢部さんもこれをネタにしようという気持ちもゼロではなかったかも知れないが、それでも大家さんも矢部さんも喜んだんだから、ピュアじゃなくったっていいのだと思う。

 

今回Kindle Unlimtedで読めたけど、今はUnlimitedではないみたい。

 

 

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【読書】アラフォーの傷跡 亀山早苗

 

アラフォーの傷跡 亀山早苗

アラフォーの傷跡 亀山早苗

 

 

40歳オーバーの独身女性の人生をインタビュー形式で描いていく。
 
不倫の恋にはまってしまい独身のまま40を迎えてしまったというのが大体の定石コースではありますが、その捉え方は人それぞれ。
 
糧にしている人もいればトラウマとして抱え続けている人もいる。
 
同じ人との不倫15年とかになりまさに第2の夫人のような境地に至るひともいる。
 
母親の過干渉から反抗心で妻子ある男の人と付き合うことになったと言う理由の人も面白かった。
 
奥バレして多額の慰謝料むしり取られ彼氏も守ってはくれず今も心の傷を抱えたまま生きていると言う人もいる。
 
女は結婚して子供を産み育ててと言ういわゆる世間の王道コースと言うものは彼女らの頭の中にあるので、王道から外れた自分の人生と言うものに一応みんな悩みがある。
 
これで私はいいんだとなっていく人と、なんでこんなとこに来てしまったのだと言う人と。
 
世間の常識と言うものが変わって、多様な生き方が今よりもっと尊重されるようになれば彼女らの生き方もまた悩みも軽減されるのかもしれない。
 
そんなことを思った読了でした。

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【読書メモ】生きてるだけで疲労困憊 rei

生きてるだけで疲労困憊 rei

生きてるだけで疲労困憊 rei

 

 

 発達障害着いたらreiさんの初の書き下ろし書籍化。

生きづらさを感じているすべての人が読みたい良書。
前半はreiさんの半生が綴られている。
世の中は弱者に対してこうも残酷なのかと思い知らされる。
小学校に特別支援学校へ進んだ reiさんや、reiさんの仲間達に次々訪れる酷すぎる試練。
生まれ落ちる環境は自分では選べない。
愛は地球を救うでは絶対に描かれないであろう負の部分。
本物の弱者は声を発することもできないし誰からも救いの手など差し伸べられない。
そんな中人生を少しでもましなものにしようと自ら能動的に動いたことのみが、少しでも現状よりましなポジションへ移動するための方法だったと言う事を体現したエピソードは、読んでてすごく刺激になった。
発達障害の当事者のみならずすべての人に当てはまることだと思う。
ゲームは配られたカードで最善の勝負をするしかないのだ。
 
高校進学時のとあるエピソードを振り返る件が印象深かった。
親に制服を買ってもらうことを言い出せず自ら高校の制服を調達することになった。
たまたま声をかけた入学校のOB にお古の制服を譲ってもらええないかと頼むと快く一式くださった。
そこからreiさんが学んだ事は、向こうからやってくる人間は自分を利用しようとしている輩が少なくない。何か思惑や意図があるから近づいてくるので傷ついたり怪我したりするような出来事に巻き込まれやすい。
しかし、こちらから積極的に近づいていった人間は大きな分母の中から選ばれたガチャなので、案外当たりの出会いになることも少なくない。
人はお願いしますとお願いされて無碍には断らない程度には世間は優しいのだ。
この話はよくある旅行記にも真理として描かれている。
見知らぬ異国の地で外国人の自分に話しかけてくるような人間は詐欺師であることが殆ど。
こちらから話しかけた人間は思わぬ大親切を受けることもある。
人生ゲームは確率を意識して進めるのがより良いリターンを得るコツなんだと読んでてすごく実感した。
恋愛について書かれた章も面白かった。
青年になり色気づいたreiさん。
オタク仲間の中で女子に唐突な告白をするもの達が現れた。
ほぼ全員が成功しなかった、気持ち悪がられた。
ただその結果は10年後に現れていた。
学生時代そんな恥ずかしい大失敗をした者達はその後再開で既婚者になっていた者が少なくなかった。
ほら言わんこっちゃない告白なんかするからと笑い告白なんてバカをみる真似はしないんだと行動しなかった者はもれなく現在でも独身者。
その場は明らかな失敗で負けであるが、そういうものを糧として次は負けないように進化して勝負続けていると、回を重ねるごとに勝てる確率が上がっていくのである。
取り返すのに多大なコストがかかるような負け方を避け、よりマシになるような選択を、損失覚悟で投資を続けていればいつか大当たりする。
それは商売でも、仕事でも、趣味でも、恋愛でも、全ての人の営みに共通する必勝法なのだ。
そんなことを教えてくれた本でした。
 

 

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