リチャード 読書好き好き!

ブロガーリチャードの読書記録です。

【読書メモ】細木数子 魔女の履歴書 溝口敦

 

細木数子 魔女の履歴書 溝口敦

細木数子 魔女の履歴書 溝口敦
このセリフで一世を風靡した子細木数子さん。
その細木和子さんにズバリ言うわよする本。
この本をめぐって名誉棄損などで著者や講談社は争っていたが、最終的には細木数子さんは芸能界を全面撤退するに至った。
そのきっかけになったと言われる一冊。
内容についてはこれが本当であれば結構ひどい話が多かった。
もちろん溝口さんの取材をもとに書かれた話で一方的な意見だとは思う。
この内容からすると細木数子さんは反社に近い人間もしくはほぼ反社と言って過言でない。
怖いなと思うのは、そんなほぼ反社な人間が、地上波テレビに出て、ブランドを上げて、お墓霊感ビジネスの片棒を担ぎを放送局が行っていたと言うことだ。
細木和子さんと言う異端がいたんだと言う話で終わらすべきではなく、放送局と言うのは基本は経済利益を追求する組織。
利益のためには視聴率を上げねばならず、そのためにはときには出演者の身体チェックを怠って、こういう人物の言説が放送されてしまうと言う怖さを描いている。
 
これはおそらく10年ぐらいして今の占いブーム、スピリチュアルブームを眺めたときに、やっぱりあの時と同じ問題があったなと思いそうな気がする。
 
玉石混交が当たり前のインターネットに比べ、地上波放送局と言うのはある程度最低限のフィルターはとっているだろうと思い込んでしまうが、それは危険なんだなというのがこの本を読んだ1番の収穫でした。
 
あの手この手で、大きな利益を得たけれど、使い道はホスト遊びだったりするのを見ると、彼女の人生、幸福感についてはどうだったのだろうか。

読書は読むから聴く時代ですよ!

本書も、アレクサアプリを使って隙間時間にながらで読み切りました。

超おススメの読書方法を紹介したこちらの記事も是非ご覧下さい。

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【読書メモ】宮台真司 愛のキャラバン

宮台真司 愛のキャラバン

宮台真司 愛のキャラバン



宮台さんの本は初めて読みました。
 
本書はナンパを通して男女の性愛、少年から青年へ向かう時の意識変化、自己啓発、社会構造の変化、ジェンダーギャップ、いろんなテーマに触れている。
 
読了後いろいろためになった感覚を覚えた。
 
宮台さん含め、ナンパを通してたくさんの数の恋愛をこなしている人はこのテーマに関して解像度が違うなと感じた。
恋愛の数ばかり重ねる事は、世間的には批判されることもあるけれど、数こなさない見えないことってやっぱりありそうだ。
 
最初から最後まで本書の中で何度も出てくる概念、変性意識。
要するにトランス状態のことを指している。
人が恋に落ちるときはこの変性意識状態になっている。
そして変性意識を作る方法、人が変性意識に陥りやすい状況は既にわかっているものがあって、変性意識に陥らせる1つの方法がナンパと挙げられている。
 
そして男のほうも変性意識に入っている状態が良い状態で熱も高い。
お互い変性意識に入っている同士のセックスを良いセックスとしており、ナンパはここを目指すべきと言うことが語られている。
片方だけが変性意識に入っているではダメ。
 
変性意識と言うのは多分宮台さんが選んだ言葉なんでしょうけども、おそらくモテる男は言葉は違えど、この変性意識と言う概念を意識してアプローチしているのだと思う。
 
そこを理解していないと、どんな場所にデートに行ったら良いか、どんなレストランを選んだら良いのか、奢った方が良いのだろうか、どんな服を着たらモテるのかなど核を無視した話になりやすい。
 
前半の女性の性意識の時代の移り変わり、'77年代以前と'77年以降から現在まで。
分岐点以前では、セックスするしない、異性と付き合うか否かを悩んでいたのだが、分岐点以降はどんなセックスをするのかどんな男と付き合うのかと悩みのレイヤーが上がっている。
この先には女性がナンパする時代がまっているのかもしれない。
 
この世はみかけによらずワンダーランド。
藤沢数希の小説、ぼくは愛を証明しようとおもうのプロローグにもこんなセリフが書かれている。
「この東京の街は、僕たちのでっかいソープランドみたいなものなんですね」
「ああ、無料のな」
一方で女性は高望みばかりするし、条件が厳しすぎて恋愛は無理ゲーだという話も聞く。
イケメンとお金持ち以外には地獄だと。
無理ゲー社会。
同じ地球の恋愛なのに2つの極端に違う捉え方が存在する。
 
本書の教えてくれることは、ディズニーランドに入園したければ Just do it.
結局やるしかないんだよね。
α ツィッタラーの小山さんが以前言っていた女性と男性の恋愛の世界線
男は冒険に出るしか結婚する方法がない。

どちらかと言えば内気だった宮台さんが、なぜナンパに向かったのかがエピローグで詳細に書かれている。
そこに出てくる教授のエピソードや、僕が個人的に女友達に聞いたエピソードと照らしても、こと恋愛に関しては本当に Just do it. なんですよね。
でも、どうして多くの男が Just do itできないのかは本当に考えさせられる。
それぐらい、性愛でNOを突き付けられる事て本能的に恐怖を感じる事なのだろうなと。
本書では、Just do it することで早々にその恐怖は克服できるとしています。
それに絡んで印象的な言葉を残されています。
「自己防衛系男子は女子にとっては愚痴のゴミ箱」
これは刺さりますね。
闘う前から、闘う前半の方で傷つくのにビビってる事が女性に察知されると男としては対象外で、愚痴を聞いてくれる都合の良い人どまりになってしまう。
傷つくのはもっとずっと先の段階で良いのに、多くの男は防御姿勢をとるのが早すぎると指摘してますね。
 
これは、性愛に限らずですね。
本当、日々、いろんなこと Just do it . してゆきたいと、こういう本を読むたび思いますね。
←時間が経つとすぐ忘れてしまうけど、、、
 
ストリートでソロでナンパて僕もとうとう経験することなくこの歳になってしまいましたね。
若い頃にやってみようと思いましたけど怖くてやっぱりできませんでした。
 
本書を読むと、本当にJust do it.で、自転車のようにやり続けて考え続ければ誰でもモテるようになれるのだろうなと伺えます。
宮台さんも3ヵ月なんの成果もなくナンパに繰り出していたと書いてます。
3ヵ月もリターン無くても街に繰り出せるハートの強さが凄いですね。
誰にでも身につけれる技術でありながら、転んだ時の心の痛みは凄まじいのでそこが難しさなんでしょうね。
 
性愛について考えさせられる面白い本でした。
自己啓発としても役に立つ部分があります。
次世代恋愛は女性もプレーヤーとして参加する時代がくると良いですね。

 

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【読書メモ】自動車の社会的費用 宇沢弘文

自動車の社会的費用 宇沢弘文

自動車の社会的費用 宇沢弘文



 

後半から内容がとても難しくて全然ページが進まず。
残念ながら途中挫折することになった、、、
もうちょい読書力が上がったら読んでみよう。
 
こちらのほうはClubhouseで※NYMBY問題が取り上げられたときに参考図書として紹介されていた。
※Not in my back yeard. 社会的に必要なことは理解するけどうちの庭裏だけはやめてくれという問題。
 
1970年代当時は、年間2万人も交通事故で亡くなっており、事故に関わった家族も含めるとものすごい数の日本人に被害のインパクトを与えていたにもかかわらず、自動車産業の育成、トラック輸送による道路網の整備などの経済合理性を優先して、犠牲者や環境被害については無視をしてきた。
 
そうなってしまう構造の原因を、この時代の経済学の常識、コスト&ベネフィットの考えを批判。
例えば、成人1人が亡くなったとして、その人が生涯稼ぎ出してであろう稼ぎを平均年収でもって損失コストを算出する。
一方、自動車が売れることや、道路が生み出す流通のもたらす利益を算出してそれらを天秤にかけて、ベネフィットの方が上回るようであればそれは進めた方が良いと言う判断を下していた。
 
でも実際コストとして計算される人間は人格を持っており、数字だけでは語れない価値を本来持っている。
 
また、これらコスト&ベネフィットの計算には、公害被害は計算に含まれていない。
 
モータリゼーションの発達によって、路面電車やバス、列車などの公共交通機関が減ってしまい、車を持っている人と持っていない人との間に不平等が生じてしまっている。
 
また、経済の原則として、利用者が利用にかかるコストを負担するのが筋であるが、道路に関しては自動車利用者や自動車販売会社は払うべきコストを納税者に押し付けて逃れていると言う見方もできる。
道路の建設コスト、公害被害に対する補償、自動車が引き起こす事故への補償、1部の負担はあるが全額負担しているわけではなく、殆どフリーライダー状態になっている事を指摘している。
そんな調子で、コスト&ベネフィットと言う考え方へのアンチテーゼを本書は示している。
 
出版から50年経った今も、自動車は道路の王様であり続けている。
宇沢弘文が問題にしたこれらは、根本的には今も変わりなく存在し続けている。
 
自動車王制状態を疑問なく受け入れている考えは早々に変わる事はないでしょう。
おそらく税金の重みづけや自動運転、道路デザインなど、テクノロジーが解決していくのではないかと思います。
 

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【読書メモ】すべてはモテるためである 二村ヒトシ

すべてはモテるためである 二村ヒトシ

すべてはモテるためである 二村ヒトシ



20年以上前に出版されたロングセラー。
確かに学生時代にヴィレッジヴァンガードあたりでよく見かけた。
 
当時はモテたいと言う思いがありながら、長く付き合っていた彼女がいたため、電子書籍もない時代、この本を家に置くことがはばかられた。
今思えばこの本に書かれているような臆病な自意識過剰な人だったわけです。
 
気になっていた本だったんですけど、電子書籍化されておらずなかなか手が伸びなかったのですが、つい最近電子書籍化されたことを知り購入させていただきました。
 
あなたは気持ち悪いからモテないんです!
冒頭からいきなりショック。
あなたはお金がないから貧乏なのです。
同じ位身も蓋もない話。
 
でもこの本の肝となる部分なので、まずは気持ち悪いと言うことを受け入れて読み進めます。
 
もう一つのこの本のテーマ、解像度を上げて考えるです。
気持ち悪いと言う状態はどういうことなのかと言うことを解像度を上げて説明しています。
 
解説によれば2から5が気持ち悪いと説明しています。

引用:すべてはモテるためである 二村ヒトシ 389ページ
 
ちゃんと考えると言う事は、この行動が最適解と結論しすぐに行動に移せる状態のことを言うと言ってます。
この点は結構いいところついていると思います。
どんなに頭が良くてもアウトプットを選択できないのであれば堂々巡りで暗くなる事としてます。
やっぱりよく言われる、優柔不断はモテないを、違う言葉で説明してますね。
決断力がある人がモテるんですね!
その決断力を鈍らせるのは臆病さと自意識過剰。
 
解像力を上げる。
本の中では、なぜモテたいのかを解像力を上げろと書いてあります。
その理由はモテたいと言う欲望をちゃんと自分で説明できる、自分のことをよく知る、その作業ができているのかと言う問いかけです。
 
職業や、学生なら専攻みたいな属性を使わないで自分のことを説明できるようにならないとダメ。
この問いはなかなかドキリとさせられます。
 
自分はこういうことが大好きで、それがなぜ大好きなのかと言うことを人に説明できると言う事は、自分の好きや欲望がわかっていると言う事。
自分がなぜ大好きなのかをしっかり説明できると言う事は、心の故郷があると本の中では表現しています。
 
そのような場所がある人は、人との関係で恐れる事は無いわけです。
外で傷ついたとしても、戻って輝けたり世界に惹かれたりする場所があるからです。
 
例えば自分がゴルフが好きだったとします。
でも、その好きな動機が、取引先の人と楽しめそうとか、キャバクラの女の子たちが⛳やってるからデートに誘えそうだったりした場合は、それはほんとに自分が好きなことなのかと言う問い直しをしたほうがよさそうです。
なぜなら、そういう時は自分の本当の欲望のためでは無いからで、心の故郷にはなり得ないからです。
 
もう一つのこの本の主張は相手の土俵に乗れです。
相手の立場を想像して、もし自分が相手なら何が欲しいのか、何をして欲しいのか、考えてアウトプットできる人がモテる。
 
孫子の兵法、敵を知り己を知れば百戦危うからず。
 
今日の格言は、恋愛市場でも通じる言葉のようです。
 
そして重版を重ねた現代版の本書は、加筆された部分があります。
 
それが後半のではそういった思考や態度はどのように身に付けられるかを書いたのが後半の章です!
 
この章では、まずはキャバクラとかに行って女のことをしゃべる練習をしなさい、そしてステップを上げて風俗店へ行きなさいと書いてありました。
僕らは大人になるまでに、恋愛の仕方は基本習う事はありません。
恋愛を始めたければ恋愛するしかないと言うのが現実なんです。
お金はかかりますが、恋愛機会に恵まれなかった人が練習できる場所と言ったら、現実的にはそれぐらいしかないかもしれませんね。
 
そう考えると、北方謙三氏の有名なセリフ
小僧ウジウジ悩んでないでソープへ行け!
あたらずとも遠からずかもしれません。
 
まとめですが、この本が非モテに悩む男の救いになるかは非モテの種類によるかと思います。
今まで、女性に何度もアプローチしてきたが、うまくいったためしがないみたいな人には良い気づきやヒントを与えるかもしれません。
 
そうではなく、出会う努力もしてないし、アプローチも怖くてほとんどした事は無い。
モテたい=ある日突然自分の好みの女の子が、自分に好意を寄せてくれないかなと都合よく考えているタイプの人には、ここに書いてある内容がぴんとくる可能性は少ないと思います。
 
20年前といえば、雑誌ポパイ、ホットドッグプレスがまだまだ元気な頃で、こうやって女性を口説いたらいいとか、女性をここに連れて行ったら間違いないみたいな話が溢れてました。
その中で、本書のような内容は異色の存在だっただろうなと想像します。
本質を語っており、その内容は20年経った現代でも古びることなく、人によっては役に立つ気づきや心構えのヒントを与えてくれます。
 
実践的な内容で言えば、恋愛工学と言う言葉を生み出した藤沢数希氏の、ぼくは愛を証明しようと思う。がオススメですか、こちらは生兵法は怪我の元じゃないですけども、使い方を間違えると結構ひどい怪我をしてしまう本なのです。
なので先にこのすべてはモテるためであるを読んで、その後に僕愛を読んでテクニック面を補強すれば、より高い効果の実践ができるのではないでしょうか。
 
本書の続編、なぜあなたは「愛してくれない人」をすきになるのか。も読んでみたいと思いました。

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【読書メモ】テレビが映し出した平成という時代 川本裕司

 

テレビが映し出した平成という時代 川本裕司

テレビが映し出した平成という時代 川本裕司

 

前半はフジテレビの弱小だった時代からトップテレビ局に登りつめ、その後緩やかに衰退していく様子に触れている。
 
フジテレビは、面白い企画であれば採用会議を通さずとプロデューサーの裁量で放送決定をしてしまう機動力の高い組織だった。
 
昔のトップはTBSで、面白い企画がプロデューサーレベルでいいねとなっても、会議にかけられると採用されないと言うことが多々あったそうだ。
 
そんな即断即決が制作会社に受けて、面白い企画はまずフジテレビにもっていくと言う流れができ、花開いたのは80年代のバラエティーやトレンディードラマのヒットの数々だ。
 
業界の弱者だからこそ、ゲームチェンジするような新しいスタイルを作っていた。
 
トレンディードラマは大物作家さんに脚本を書いてもらえないのを逆手にとり、作家の新人育成から始めた。
 
ところがそういう成功体験を持った世代が管理職になると、若い世代に裁量を委ねると言うスタイルは薄れてゆき、家だったバラエティに関しては、データマーケティング手法を確立した日本テレビに首位の座を譲ることとなった。
 
後半は、時代を変えた報道番組、ニュースステーションサンデープロジェクトに触れている。
 
テレビの報道を1つで政治家が侵略させられたりなど大きな影響を持った。
それほどの人気だったと言う。
それまでのニュースはニュースを淡々と客観的に直すと言うスタイルが主流だったのだけど、キャスターが意見を述べたりするのは画期的。
 
振り返れば、この時代あたりから、一般民衆は自分の頭で考えずに、メディアに考えてもらうでいくつか意見を出してもらい、自分の考えに近そうな意見を自分の意見とするような、今のインターネット言論に似たような流れはこの頃から強くなったのかもしれない。
 
ワールドビジネスサテライトのキャスターが小池百合子さんだったのはこの本で知りました。
 
この本を通して平成の番組を振り返ってみると、今の個々人にチューニングされた情報の発信みたいな現象は、平成の時代にすでにその源流みたいなのができていたような印象を受ける。
 
国民全員が好きと言うよりも、世代やターゲット層など想定してそこにコンテンツを作り込む。
 
インターネット時代ほどの多様性でないにしろ、テレビ局と言う中でそれをやり始めたのが平成時代だったのではないでしょうか。
 

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【読書メモ】ユーチューバーが消滅する未来 岡田斗司夫

ユーチューバーが消滅する未来 岡田斗司夫

ユーチューバーが消滅する未来 岡田斗司夫



岡田斗司夫さんによる未来予測。
話題の中心はデジタルが人間の営みをこの10年でどのように変えるか。
 
僕のこの本への感想は、10年でそこまで行かんだろ!でした。
 
自動翻訳が発達してYouTubeもグローバルな競争にさらされる未来。
これについては、そういう部分もあるだろうしローカルなものはそれはそれで残っていくんじゃないのかなあと僕は思います。
日本人だからこそわかる冗談や文脈っていうのはなくならないのではないだろうか。
 
ただテレビや映画に関してはおっしゃる通りのことがかなり起きてますね。
ここ1 、2年でNetflixも日本でもかなり浸透したし、面白いなって思って観ていたドラマが原作が韓国でつくられたもののリメイクということがかなり増えました。
日本で制作されたドラマよりも、海外ドラマを観る習慣は確実に以前より増えているような気がします。
 
シェアが縮小していくと言う点においては当たっている意見かもしれません。
 
ただ、その理由が自動翻訳という点はどうかなという気がします。
現状の言語ではディープラーニングでネイティブレベルのスムーズな翻訳は無理じゃないかなという気がします。
人間による映画の翻訳も、日本人にわかる概念でかなりアレンジして意訳してますし、同じ芸当が現状技術の延長でできると思えないです。
 
可能性があるなら、新しい日本語が発明される事です。
機械翻訳と親和性の高い、外国人も、日本語ネイティブにも取得しやすい新しい日本語が発明されると良いなと思いました。
落合さんの本に書いてありました。

それであっても、コミュニケーションて、誰が言うかていうのが大事だから、同じ内容であっても、日本人がやった方が日本人に受けるみたいな事は残ってゆくのではないでしょうか。

現状のYouTuberがやっているのも海外でバズった内容を日本でアレンジしてだしている作業だったりするので、そういう仕事はそんなに言うほどなくならないかなと思います。

翻訳だけがその鍵ではない気がします。

 
アマゾンは不動産に進出するのは未来予測と言うよりは、あったらいいなを感じました。
不動産が簡単にネット上で売り買いできるようになると、マイホームを建てるとか不動産を所有すると言うことの意味が今よりももっと変わってくるかもしれません。
マイホームに今以上のリセールバリューがつくようになる。
なんなら、売る際のスペック比較になるような建築基準規格みたいなものを新たに作ってほしいです。
 
マイホームを建てる時に業者間の内容が、パラメーターが多すぎて1つ1つが割安なのか高いのかがさっぱりわからないのです。
 
今だと不動産は業者に売るとか、中間業者が入るのが一般的で、そのせいで、土地にだけ価格がついて建物については評価ゼロ状態ですけど、これが個人間取引がもっと簡単になれば建物にも値段がつくようになってくると思います。
 
同じようにヤフオクやメルカリは車やオートバイの個人間売買をもっと簡単にしてくれたらいいのになと思います。
いまそのあたりが難しいのは主に法律や制度絡みの部分ですよね。
 
そんなことも、マイナンバー制度が整備されたらもっと簡単になるのでしょうか。
 
バーチャルリアリティーのクオリティーがどんどん上がっていくとリアルの恋愛は淘汰されると言う予測はどれぐらいの未来かわからないですけけれど、ある程度は当たってくると思います。
 
ただ、現状、LINEのAI女子高生りんなちゃんだったり、Amazon Alexaが何年たっても、たった3分ですら楽しいおしゃべりが難しい現状をみると、AI技術が人コミュニケーションを代替してゆくというのは、あと10年では難しいと思います。
 
ただ、本当に機械が30分でも楽しいお喋りをできるようになのであれば、岡田さんが仰るような世界はあり得るでしょうね。
 
恋愛は全員がハッピーなゲームではなく、上位何割かが総取りするような構造はなかなか変わりそうにないです。
 
そんな、しんどい無理ゲーと向き合うよりは、バーチャルの世界でもっと心地よいコミュニケーションが楽しめるならみんなそっちに行くよねと思います。
 
そうなると家族の在り方も変わりそうです。
親子愛もなくなりそう。
 
これは消滅世界と言う小説で描かれています。
AIで政治決定がされていく世の中におそらくなっていくでしょう。
ただ、人間は最後に決断する時は必ず感情をベースにします。
コンピューターが最適と判断した政治決定を上手に民衆に伝える政治家の役割が重要になってくるでしょう。
そうなると政治家はこれからはキャラで選ばれると言う指摘は当たってるんじゃないか思いながら読んでいました。
 
近年、ポピュリズム政治家が選ばれてきているのを観るとそう思います。
 
末章はやっぱり岡田さんのサロンへの勧誘でしたね(笑)
これは毎度のお約束。
 
これは批判ではないですけど、サロンてもはや現在の宗教ですよね。
それでQOL上がっている人もいるのだから悪い事ではないですね。
 

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【読書メモ】社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった 香取 貴信

社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった 香取 貴信

社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった 香取 貴信



クラブハウスで、いきあたりばっちりという名前のルームにお邪魔させて頂きました。

そのルーム主催の香取 貴信さんが書かれた本です。

元ヤンキーの少年が、アルバイトで始めたディズニーランドで、接客業の、社会人の大切な事を学んでゆく気づきを記録した本。

 

読み物として、なるほど、流石ディズニーランドと思えるような素晴らしいエピソード満載でしたが、香取さんが働いていたのは東京ディズニーランド黎明期だったはず。

 

この本に出てくるような質の高いマネージャークラスの人材をオリエンタルランドはどうやって揃えたんだろうかと疑問に思った。

 

下手したら、本家のアメリカディズニーランドよりもサービスの志高かったりするんじゃないでしょうか。

 

読んでて、ゲストにはいろんな背景があって楽しみで訪れているんだな感じました。

僕自身も、そういう意識で人と接しないとなという刺激になりました。

 

末章にでてくる、女子高生の清掃員の話が印象的でした。

公衆トイレとか清掃のお仕事している人がこんな意識で働いているのであれば、なるべく負担かけないように、綺麗に使わないとなと改めて思いました。

 

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【読書メモ】丁寧道 武田双雲

丁寧道 武田双雲

丁寧道 武田双雲



クラブハウスで書道家 武田双雲先生のことを知ってから先生のファンです。

本書は武田双雲先生の最新刊。


日々を丁寧に過ごすことにより悩みやストレスから解放され楽に人生を生きられるようになると言う内容です。

 

マインドフルネスの世界を簡単に、実戦的にに噛み砕いた本です。

 

簡単に言うと、過去や未来を思考しないで、今この瞬間を味わい楽しみ尽くす生き方。

 

人間の悩みや不安はなぜ生まれるか。

それは、時間と言う概念を持っているから。

将来自分はどうなってしまうんだろう、こうありたい未来の自分に対して、それに遠く至ってない現在の自分に失望してしまう。

 

または過去の後悔。
過去にあのような選択をしたので、現在は理想から遠い自分があると思わされてしまう。

 

すべて未来や過去の時間軸によって引き起こされるのが不安やストレス。

 

これを解消するには、今現在のことに全集中して瞬間を味わったり楽しんだりする。

過去の事や未来の事は頭から追い出して、現在を味わうように楽しむ。

 

ご飯を口に運ぶ時も、材料を作ってくれた農家の方や、調理してくれた人に感謝をしながら口の中で味わって食べていると、ごはんも美味しいし、その間は悩みは忘れることができる。

 

これを日々の中で、一時取り入れるというのは誰にでもできることでしょう。

ですが、常にどの瞬間にも集中して楽しんだり味わったりするのは、なかなか難しいことではないでしょうか。

直ぐに、頭のなかで他事を考えながら歯磨きしたり、テレビにに気をとられながら、頭で他事も考えながらごはんを口に運んだりしてしまいますよね。

 

10メートルを全力疾走することはできても、フルマラソンを全力疾走するのは難しい事とよく似ています。

 

毎日このメソッドを取り入れることによって、少しずつ味わったり楽しんだりする瞬間の時間を長くするトレーニングを積んでいく。

幸せになるのも筋トレと同じなんです。

幸せになる力が必要。

 

そんな時間を長く出来るようになればなるほど、人生が幸福に満ちたものになっていく。
理論上はそういうことです。


そうすると、幸せに満ち溢れた人にはやはり類友で幸せな人が集まりやすくなり、アウトプットにも必ず良い変化が訪れると言うのがマインドフルネスの凄いところなんだと思います。

 

ですが、それは副次的な効果に過ぎずその効果に過剰な期待を込めてこのメソッドに取り組むと続かないとは思うので、副次の結果は忘れて取り組めばとにかく幸せになる力はついてゆくはずです。

 

うわべで理解したつもりでいましたけども丁寧道を実践することによりより理解が深まりました。

 

世界中のあらゆる宗教の教義がほとんどこれと同じことを言っているらしいので、昔の人の直感力はすごいなと感じました。

 

日本で言うと禅の世界観や、利休の茶道も丁寧道と同じことを目指しています。

 

文化的土壌として、まさしくマインドフルネスの源流と言えるものを先人の日本人が作ってきた国に生まれたのは、日本人としての大きなアドバンテージですね。

幸福になれる素養があると言えると思います。

 

この本一冊では、細かいニュアンスがなかなか伝わりにくい書き方になっていると感じました。

もうちょっと長く書けると思いますけど、エッセンシャル版のようにあっさり書いてあります。

直ぐに読み終えちゃうので内容的には薄いです。


僕もクラブハウスで双雲先生の話を繰り返し繰り返し聞くことによってやっと理解できるようになりました。

 

クラブハウスの話があったから書いてあることがわかりますが、この本一冊では難しいかも知れないです。

 

マインドフルネス入門書として本書はお勧めできます。

悩み事が多い人はぜひ本書を手に取って実践してみて下さい!

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【読書メモ】みんな夫婦で病んでいる

みんな夫婦で病んでいる 本田りえ

みんな夫婦で病んでいる 本田りえ

 

3組に1組の夫婦が離婚しているという。

でもそれは数字のマジックで実際は違う。

離婚件数 / 婚姻件数 で算出しているから。

人口動態を考えたらそこまでの数字ではない。

 

ではないにしろ、結婚が普通で未婚が普通でないと言う価値は変化し、離婚と言う選択肢は珍しい手段ではなくなった。

 
書かれている内容は、モラ夫に対する対処の仕方、セックスレスに対処する方法、家事育児の分担、DV、精神障害、パーソナリティ障害等、対処法が具体的に書いてあるが、多くは机上の空論的な印象を受けた。
 
やはり相手あってのこと、2人が夫婦関係に問題があると認識していて、かつ改善したいと言う意思があれば、書かれているように事が進むと思うが、大抵の問題は俺には問題ないとか、悪いのはあいつって思っているものなので、そう簡単には進まない。
 
誰しもが、自分は間違ってないと思うものだし、特に親しい人から、あなたは間違ってると指摘されると反発したくもなるものだ。
 
故に夫婦は難しい。
 
夫婦問題について書かれた本は、大抵は男女平等、ポリティカルコレクトネスに配慮して書かれいる。
 
ところが、僕の周りを見ていると、意外と平等を目指そうとしている夫婦の方が問題を抱えて躓いているように見える。
 
仮説だけど、遺伝子レベルの話なのか、それとも社会文化の圧力なのかはわからないけど、男はこうあるべき、女はこうあるべきと言う価値に人は引っ張られる。
男らしくあったり、女らしくあったり振る舞ったり、振る舞われたりすることの方が快適を感じると場合が多いのではと最近考えてしまいます。
 
僕の持論の話になってしまいました。
 
本の感想に戻すと、婚姻関係と女性ホルモンとの付き合い方について触れた部分があるので、そこについての知識がない特に男性は読む価値があると思います。
 
モラ夫に悩まされているどうしたら良いのかわからない女性には、あまり実践的な話にはならなさそう。
 

読書は読むから聴く時代ですよ!

本書も、アレクサアプリを使って隙間時間にながらで読み切りました。

超おススメの読書方法を紹介したこちらの記事も是非ご覧下さい。

books.richardh.work

この方法もいいですし、Audioブックもプロ俳優さんの読み上げでなかなかいいですよ。

 

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【読書メモ】認知バイアス辞典

 

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認知バイアス辞典

 

 

人間が生きて、生き残り、生き抜く為に、発達してきた様々な特性。
それは、心理的プログラムとして現代人にも生きて機能している。
 
そういう、つい、そのように振舞ってしまう特性を、認知バイアスと呼ぶ。
それら認知バイアスを研究している研究者が、存在する様々な認知バイアスを紹介する。
 
これらバイアスは、商業活動や、政治行動、判断、決定時に、知識を持っている人が、対人操作として利用していることがよくある。
本書で、それら認知バイアスの存在を知り、学んでおくと、決定、判断を迫られたときに、これはあのバイアスだ!と気づく可能性が増え、より良い選択をする際の手助けになる可能性を秘めた本です。
 
バイアスの名前と説明、日常ではどんな場面で用いられているか、裏付ける実験結果が掲載されている。
 
個人的におもしろいと思ったのは、現状維持バイアス
コインの裏表を充てるゲーム。
勝ったら、1500円もらえ、負けたら1000円払う。
確率1/2で買った時の方が得が多いので、期待値は -1000円 x 1/2 + 1500円 x 1/2 = 250円
ゲームとしては参加したほうが有利なゲームなのに、ほとんどの人はゲームに参加しない。
 
実験上、人は負けの2.5倍以上のリターンが見込めないとゲームに参加してこない事がわかっている。
それほどに、人間は得する喜びよりも、損することを嫌うという事を証明した実験。
 
このことから、期待値が0越えの勝負は参加すればそこそこ勝算が高いという事。
なぜなら参加者が少ないから。
 
この期待値っていう考え方を取り入れて生活してゆくと、役に立ちそうな気がする。
気持ちに左右されないデーターに基づいた判断。
 
文章は少々読みにくいところもあるけど、存在する様々な認知バイアスが紹介されいているので、頭の隅に置いておくと冷静な判断ができるかも。

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